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……闇の中

続きモノ


こっちもようやく更新しました。


ではどうぞ?

…………ん…ここは何処だろう……


ーガチャガチャ…ー


…身体が…動かない?


ーガチャガチャ…ー


頭にも何か被らされている様だ…何も見えない


…ラティはどうしたんだろう…


ディアーナはぼんやりする頭で必死に考える。


「…さ?……って…………じゃん…………なぁ………」


話し声が聞こえたディアーナは状況を把握する為に周囲の音に全神経を集中させる。

するとぼんやりとしていた頭がスッキリしてきて音が良く聞こえる様になってきた。


「……もよう?この魔女って隣の国の監獄吹っ飛ばして何人も殺した殺人鬼なんだろ?」


「……あぁ、一緒に収容されてる女も凶悪なんだろうな…すっげぇ美人なんだが…国境で…何やったんだ?書類には……?無くないか?……あれ?おっかしーなぁ…俺たちの輸送する囚人は全て纏めたはずなのに……」


人手が足りなかったので民間にも応援頼んだし、しょうがねぇよ、と男2人の会話がディアーナには聞こえた。


「う、うぅん…はっ!此処はどこ!私はだれ?!」


距離的にはそこまで離れていない所から聞こえてきた男達の声と周囲の音から判断するに、魔女というのはおそらくディアーナの事で、どうやらもう1人収容されていた女性も気がついた様で声を上げた。


「無駄な事はやめとけや、女の囚人はお前さんと凶悪犯のコイツだけだから一緒にされちまったんだろうが……あんまり騒ぐと殺されるかもしれねぇぞ?……なんせコイツは街の監獄を破壊して看守を殺した重罪人だからな?」


今度は前、聞こえるガラガラと馬車の動く音も聞こえるのでどうやら檻馬車に乗せられている様だ…と気がついたディアーナは若い女性の声と中年を少し過ぎた位の男性の声に聞き耳を立てる。


「ヒッ!………わ、分かりました……でも、私…記憶が無いのですが…どうにかならないでしょうか?」


「残念だが、お前さんがどんなに別嬪さんだったとしても俺には長年連れ添った女房が居るから誘惑はされんぞ?」


…どうやら女性は記憶が無いらしい…しかしディアーナはそんなことより周囲の情報が何か分からないか聴き続けるが、一向にそんな話は出てこない。

……さっきから女性は何を言っているんだ?要領を得ない言葉が多過ぎて男性も戸惑っているのが声色から読み取れる。


「そろそろ着くからおとなしくしてくれよー、暴れるとそれだけ罪が重くなるからなー」


「へっ?」


女性の間の抜けた声が聞こえて、どうやら目的地に到着する事だけは分かったディアーナは男性の次の言葉で自分の行き着いた場所を理解した


「大丈夫だって、お前さんはそんなに重い罪にゃあならん筈だからおとなしくしてりゃあすぐにお天道さんを拝めると思うぞ?」


男性の言っている重い()……といえば…


「ようこそアーサー監獄要塞へ…………どちらが凶悪犯の……こっちだな…悪かったな、姉さん?明らかに姉さんよりこっちの方が凶悪そうだもんな?」


檻の開く音が聞こえ、女性の足音が離れていく。


ーガラガラガラ……ー


「……あ…」


檻の閉まる音が聞こえた後、馬車がまた動き出した…女性の声が何処か残念そうに聞こえた。


*****


「コイツが凶悪犯だと?…おいおい何の冗談だよ…軍人と村人の虐殺につい最近にも男を滅多刺しにして殺害…挙句に隣の国の監獄吹っ飛ばして?看守長を殺害?……って!薬使ってんじゃねえのかよ!普通に意識あるじゃねぇかよ!」


あれからどれくらい経ったのか分からないが、ディアーナは何処かの研究室のような場所で目を覚まし、辺りを見回すと、目の合った中年の見たことのない鎧を着た兵士が騒ぎ出す。


柵越しではあるが全身の拘束は解かれているようで自由に動ける、目も見えて改めて周囲を確認するとディアーナの入れられている檻はぼんやりと紫色の光を帯びている。


「おい嬢ちゃん、オメェさん中々にオッソロシイ事しでかしてるが……何処まで本当だ?」


中年の兵士はふざけた態度のまま、目の奥に真剣な光を宿してディアーナに質問をする。


「何処まで?貴方がどう思っているかは知らないけど、私はやってない…第一に、こんな女の子が軍人の虐殺?できると思うの?」


「……魔法を使えば……だが…この書類に記載された罪状だと…お前さん3()()()にこの事件を起こした事になる……そんな事出来る奴は確かに居るが……お前さんからはそんな印象は受けなかったからな……」


ディアーナがわざと挑発するように答えると、中年兵士は、「コレでも人を見る目はあるつもりだしな?」と、言ってディアーナの纏う気配をそう評価する。


「まっ!とりあえずは此処で大人しくしていてもらうがな?……因みに特別扱いするように仰せつかってるから、食事は期待していいぞ?」


「そんな事より……私と一緒に精霊が居たでしょう!?彼女は何処に居るの!!っあぅっ!!」


中年兵士はそういうと立ち去ろうと、背を向けて扉の方に歩いて行く。

ディアーナはラティが何処に行ったのかわからないので、行方を聞くために檻の柵を掴む、すると柵を掴んだ手が焼ける感覚がして反射的に手を離す。


「あーー、その檻は特別性でな?どこぞの性悪爺さんが魔法使いを閉じ込めるために作った代物で……閉じ込められた者の魔力を勝手に使って痛みに変える……お前さんはだいぶ魔力が多いみたいだな?」


「そんな事より!ラティは!私の精霊は何処に居るの!!」


中年兵士が檻の説明をして、両手から煙を上げるディアーナを心配する様に近づいてくる、しかしディアーナはラティが心配になり大きな声をあげて吠えるように中年兵士に対して聞く。


「それなら…ほれ、あそこだよ……まぁ、封印処理?ってぇの?してるからよほどの事がなきゃ起きねぇらしいがな?」


と言って中年兵士が指差した先には、眠るように目を閉じたラティが黒いクリスタルに入れられていた。




動き出した物語は完結させてやらにゃいかん…


という事でこちらも再開


ではまた次回…

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