真実②
周りは一瞬で凍りついた。
「日和が…僕の子、じゃない……?」
「……コピーしてもらったの。DNA鑑定の結果。」
コピーしてもらった紙を見せる。
「……本当だ……。」
お父さんは無言になった。
「お母さん……"結城"って、匠さん……?」
「……………。」
「どうなんだ。答えろ!!」
お父さんは切れ気味になってきた。
「……分かりました。全て話します。
私と、結城さんは同い年でお付き合いしてたんです。
それで1度だけ肉体関係を持って……その後に、お父さんに出会って結婚して……。
それで、小春ちゃんと日和が出来たの……。」
一斉にざわついた。
「じゃあ日和は、日和のお父さんは匠さんのお父さん……?」
「……………そういう事ね。」
「……………ははっ。あはは。双子なのに父親が違う?それなら似てなくても当然じゃないか!笑わせるな!」
「……………ごめんなさい。ごめんなさい……。」
「お父さん、そんなにお母さんを責めないで……。」
「僕はもう部屋に行く。霧野、コーヒー用意してくれ。」
「かしこまりました。」
お父さんはイライラして部屋に戻った。
「……日和……」
郁哉くんが心配そうに声をかけてくれた。
「今日俺ん家泊まってく?」
「……郁哉くんがいいなら、お願いしてもいい?」
「もちろん。じゃあ、行く?」
「そうね。小春、お母さんまたね。」
早くこの場から居なくなりたい。
息ができなくなる。苦しい。キツい。
あたしは郁哉くん家に来た。
「そう言えば郁哉くん家初めてかも。」
「今までどっちかの家に行くってこと無かったしね」
「突然ごめんね?」
「全然、心配だったからいいの。」
「ありが……」
言い終わらない家に郁哉くんに抱きしめられた。
そのままどちらからとなくキスをした。
「日和、本当のこと知ってどう思った?」
「……お母さんは知ってたはず……でもそれでもあたしを要らない子って言ってたんだな……って。」
郁哉くんの抱きしめる力が強くなる。
「郁哉くん?」
「日和、好きだよ。俺は必要としてる。」
「……ありがと……」
いつの間にかあたし達は、お互いを求めあっていた。
「んん……あっ、はぁ……」
「日和……大丈夫?」
「ん……大丈夫……ああっ……」
時間が過ぎるのがすごく早く感じた。
あたしは本当に必要な人間なのかな……?




