side鋼鉄少女の冒険譚④
つおい
鉄傘と剣が何度も打ち合わされる。
他の3人も援護するが、腕の違いから軽くあしらわれ、レオナルドの連れの中年に足止めをされている、まともに打ち合っているのはアイのみ。
自身の腕をチラ見する彼女。
(………今………下手なことするとやばい………この傘一本で倒しきるしかない………)
「お前、Dランクにしてはやるな、流石ギルマス倒しただけはあるが………俺は油断しないぜ」
「…………」
相手の言葉に対してなんの返答もせず淡々と殺し合うアイ。
「へ、俺は別に今すぐお前を倒さなくてもいい、見てくれは悪いが、俺の仲間はCランク、Dランク三人程度じゃ、時間はかかるがどう転んでも負けはない、二対一になるまでゆっくり攻めさせてもらうぜ」
(………なんとかいまのうちにこいつを倒さないと…)
気合を入れて攻め込むが通じず、そもそも腕力のみで倒せるほど甘い敵ではない、そうこうしてる間に視界の隅でチャーリーが斬られる。
「ガッ!!?」
「チャ、チャーリー!!?」
「へへへ、リーダーから仕留めるのは基本だからな、これでまず一人」
斬られて動きが鈍った彼に追撃をしようと剣を振る中年。
「発疹皮膚武器展開、魔力放出準備完了、反動加速砲!!!!」
最速の移動方法でチャーリーと中年の間に割り込み鉄傘で受け止めるアイ。
「なっ!!?、なんだ今の!!??」
驚く中年、背中の砲身から更に加速度を得て剣を力づくで叩き割り、その先にある中年の頭に向かって勢いよく叩きつけ、気絶させる。
「あ、ありがとうございます」
「………ごめん自分の保身のために貴方達を見殺しにするところだった……」
謝る彼女の腕は黒く霞んだ金属のようになっており、削られていない、鉱石のようにゴテゴテしている。
「へぇ、面白いじゃねぇか、なんだその力ーー」
「発疹皮膚武器全展開、魔硬化準備完了、歪・鉄屑針鼠」
レオナルドの言葉を最後まで聞くわけもなく、全身から武器を出すアイ。
「はっ?ちょ、まっーー」
「目標補足、全武装砲門、全銃口全開、一斉放射」
その一斉射撃でレオナルドの意識は途絶えた。
やっぱ主人公交代ワンチャン?(´・ω・`)




