元騎士、イチャイチャの夜から警報で目覚める
睿知文かけた!!やった!!
「…………なるほど……こうするの?」
アイは前に回り込みぎこちなく胸を押し付けながら体をスポンジで洗う
牡丹に比べたらサイズは小さいが、肌がスベスベとモチモチの両方の性質を持っており、麺をツルツル吸った後、舌の上でモチモチさを楽しんでるかのような錯覚に陥る。
初々しい恥じらいを持って顔をエクティスから背けているその姿に異常な背徳感を感じる。
背けている顔は羞恥に彩られており、絶妙な角度から上目遣いをしてくるので、心を射抜かれるエクティス。
胸にサンドイッチされる至福を噛み締めながら、十分に楽しんだ後、泡を落として湯船に浸かり、牡丹がアイを洗ってやるのを眺める。
気づいたらのぼせて気絶し、エクティスを寝かせその隣で添い寝する二人。
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朝
けたたましい警報が鳴り、飛び起きるエクティスと牡丹、急いで装備を整え、市民を誘導する騎士などを見かけ只事ではないと、王都入り口の門の一つに急ぐ。
するとそこにはいつぞやの勇者や騎士団長、冒険者達が覚悟を決めた顔でいる。
「………どうしたんですか?」
「ふん、エクティス貴様か……何、魔物供が襲撃してきたというだけだ、副団長と勇者様達は東の門を守り、俺と団員達は西の門、冒険者どもは南、七聖騎士は北を守る、参戦するのは構わんが邪魔だけはするなよ」
「………はい、わかりました………」
「ならいい、さっさとどっかいけ」
横柄なアーロンに対して当たり障りのない対応をした後、牡丹に耳打ちするエクティス。
「………ボタン、悪いんだけど東の門の勇者達を援護してやってくれないかな……」
「え???!な、なぜ……」
「流石に襲う余裕はないだろうし、オリヴィエもいる、大丈夫なはずだ…………ムカつく奴だけど、大事な戦力の1人だし生き残って欲しい……襲撃もこれで終わりと決まったわけじゃない、次も来るとしたら………」
「あいつに死なれたら困る………ということでござるか………」
「ああ、少しでも戦い方を知っているボタンに任せたい……」
「…………師匠はどこへ行くのでござるか?」
「冒険者達と七聖騎士の戦い方は知らないし、西の門の騎士団を援護する」
「……承知、ご武運を……」
「ああ」
次回は久しぶりの真面目な戦闘描写です!!
 




