元騎士、勧誘と依頼
いや〜叡智シーン書きたい。
「それで、なんの話をしにきたんだ?」
「………では妾から話させてもらうか」
「いや、私から……」
睨み合って我先にと話したがる、ラチがあかない現状にため息をつくエクティス。
「………なぁ、シャル、悪いんだが王女様に先を譲ってくれないか、頼むよ」
「……わかりました………先に話していいですよ王女様」
なぜか勝ち誇った顔でメルトにドヤ顔を見せつけるシャーロット、疑問に思うが下手に関わると長引きそうなのであえて無視するエクティス。
「………エクス、お主その女と愛称で呼び合うほど仲がいいのか?」
「え?いや、普通だと思いますけど……」
「…………まぁいいじゃろう…………」
額に青筋を浮かべているが、我慢して語り始めるメルト。
「………エクティス、お主、伝説生物創造計画というのを知っておるか?」
「………エデン?……最初の人間が生まれたところだとか、あらゆる生物の起源があるとか言われてる、あのエデン?」
「うむ、それじゃ…………………どうやら近くの国で英雄、魔獣、幻獣、神獣、天使、悪魔、そして最終的には神を作ることを目指し、生体実験をしていた魔術師集団がいたらしい、そいつらが進めていたのが伝説生物創造計画」
「神を作る……そりゃまた大それた事を考えますね」
「だが最近そこの施設の実験体達が内部から暴動を起こしたらしい、施設は崩壊、実験体達も脱走した…」
「物騒な話ですね……え、ち、ちょっと待った、も、もしかして……」
「ああ………冒険者達が王都近辺で奇怪な魔物を見たらしい、おそらく………」
「ま、まじか、じゃあ避難とかしといたほうがいいんじゃ………」
「それがの、騎士団の方から何も報告が上がっていないなら大丈夫と父は抜かすのよ」
「えぇ……じゃあどうしようもなくないですか?」
「うむ……そこで冒険者のお主に依頼をしにきた……王都周辺を調査して欲しいのじゃ……」
「えええ?!?俺?!!!!な、なんでまた」
「もともと冒険者の知り合いなどいないし、騎士達を勝手には動かせない、さらに信頼できるものとなると……」
「俺になるという事ですか……」
「どうじゃ?」
「まぁ……わかりました、引き受けますよ、俺も住むところなくなったら困るしね」
(ま、ボタン連れて行けばなんとかなるでしょ)
「頼む」
エクティスとメルトの話を聞いていたアイは低く冷たい声音で呟く。
「…………………伝説生物創造計画…………」
呟きが聞こえたものはいなかった。
メルトの話がひと段落ついたところでシャーロットに話を振る。
「それで、シャーロットは何の用なの?」
「……騎士団に戻ってきてください」
「え?」
「団長も先輩の有能さに気付き、連れ戻して来いと言われました」
「え〜と、ごめん、流石にあんなこと言われたし、いつクビ切られるかわからない職場はちょっと無理かな〜」
「えええ?!そ、そんな…」
「悪いな〜」
「お願いです!戻ってきてください!今度は私が先輩を守るので!!」
「えーと、その、気持ちは嬉しいんだけどな、今の生活の方が気に入っているし、悪い」
「わかりました………また来ます!!」
「まぁ、後輩の顔見れるのは嬉しいし、来てくれたら歓迎するよ」
「せ、先輩♡」
早く叡智シーン!!




