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元騎士、グォレンダァァァ!!

フードファイターすげぇ




「もぐもぐ、メニュー全部5セットお願いします」





まだまだ余裕がありそうな少女、そろそろ財布の金の5割程度までは行っている、本当にまずいと感じ始めるエクティス。




周りの見物人のテンションは上限なく盛り上がる。




「あんなに食えるなんて、すげぇ」





「グォレンダァァァァァァ!!」




「レディーエーンジェントルメーン、今宵は世にも不思議な無尽蔵の胃袋を持つ少女のお話をしましょう!!」





「良かれと思って!!!だったんだよなぁ!!エクティスウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!ギャハハ!!お礼!?これで勘弁してくれ?ワハハ!!!さて財布残りも少ないんじゃないの?どうするウゥゥゥゥエクティスウゥゥゥゥゥゥゥゥ」





「強靭無敵最強!!!アッハハハハ!!!」





「集いし空腹が少女の腹に鬼神を宿す!長大な領収書とかせ!!フードファイト!!グラトニー・バーサーカー!!!!」




好き勝手に盛り上がっている見物客、しかしここでエクティスにとっては予想だにしない助け舟が入る。




「………お客様、メニュー全部5セット出したらもう店に材料が切れてしまいます………どうかご容赦を」





「…………わかった、次食べたら出て行きます」




ほっと安堵の息を吐くエクティス、しかし、周りの人間たちは好き勝手にブーイングの嵐を巻き起こす。





「何故だ!!何故食べてはいけないんだ!!」




「やめろ!!不謹慎だと思わないのか!!」




「だからこそフードファイターの可能性を示さなければならないんじゃないのか!!」





「そんな!」




「ワンアワーレストランキルゥゥゥ」





「彼女は乾いている、飢えている、食事に!!他のやつの懐にある食事を奪い取ってでも彼女は食う!!!彼女は食いたいんだぁぁぁぁぁぁ!!」





「レストランより生まれし怪物、ヘルフードファイター」





「まさに圧殺!!何という腹でしょう!!今ここに生まれたヘルフードファイター!!」





「唯一無敵にして絶対!超暴食発動!!!」




「この凡骨レストラン!馬の骨!!」




「フードファイヤー!!!」




「何故だ、何故食べ物を出さないんだ」





「滅びの暴食疾風弾!!!」






本当に好き勝手言っている。





「ただ、宣伝にもなるようなので、今後はここをご贔屓させていただくとありがたいです、少し値引きもしますので………」




「考えときます………」




少女と店員が何やら恐ろしい会話をしているが、あえて聞かないふりをするエクティス。






すげぇ(小並感

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