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転生3

先週、次話投稿したと思ったらしてなかった。

すみません。

私が目を覚ました時、この部屋には私以外誰もいなかった。

つまり目の前の彼らは、私に会う為にこの部屋を訪れたと考えて間違いないだろう。

しかし、ここで一つ疑問が湧く。

それは、彼らが私に会いに来る理由が分からないということ。

一般的に、見舞いに来る人は大体が身内だったり親しい仲の人であったりする。

けれど私に彼らの様な知り合いはいない。

これだけ美しい人達だ。

もし一度会ったことがあったとしても忘れられないだろうに、私には彼らと会ったという記憶がない。・・・にも関わらず、私に対して彼らはまるで親しい人物に話しかける様な気軽さで接してくる。

うーむ。

疑問だ。

チラリと彼らを盗み見る。

やはり見れば見るほど整った容姿をしている。

まるで女神様と王子様だの様・・・。

ぽけーっとしばらくの間彼らに見とれていると、急な浮遊感が私を襲う。


彼らを見るのに夢中になっていた私は突然のことに一瞬頭が真っ白になるが、すぐに浮遊感の正体が分かった。



なんと、私は彼女に抱き抱えられていたのだ。



oh・・・あり得ない。



私、体重50キロ以上はあるんですがら、

普通に考えて一般女性の力では、無理だ。

というか、こういうのって普通男性が女性にする者じゃ無いの!?

ちょっと!ニコニコとこちらの様子を見て笑っているそこの彼!!


・・・って、いや、そんなことはどうでもいいんだよ!!


なんなのこの状況!?

なぜ私は見知らぬ女性(というか女神様)に抱き抱えられてるの!?

ていうか、なぜ私はこの腕の中にすっぽり収まっているの!?

こんなこと私の身長からして、無理だよ。


一体この状況は何!?


混乱で頭が回らない中、"何か少しでも情報を'' と視線を巡らせると、ふとあるものが目に入った。


私の手だ。


・・・私の手なんだけれども、なんだ、これ?


まるで赤子の様な、少し丸みを帯びた白く小さな手。


・・・赤子?


・・・ちょっと待って。


ヒヤリと嫌な汗が背中を伝う。

私が今置かれているこの状況・・・。


んんんんんんん"ん"!?


心当たりがある。

あり過ぎる。



これはあれだ。

私がこよなく愛するあれだ。


・・・。


よし、一旦冷静になろう私。


賢い私、よく考えて。

確かにこの状況を、私はよく知っている。

けれどそれはあくまでも想像の世界の話であって、現実ではあり得ないことなのよ。

そう、あり得ない。



・・・あり得ないんだけど・・・・・・。






まさかこれって、転生ってやつ?


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