転生2
更新が遅れました。
すみません。
カーテンの隙間から漏れる日の光が、薄い黄色からオレンジ色へと徐々に移り変わっていく。
私はそれを、ただ延々と見ていた。
目が覚めてから、どのくらい経っただろう?
私はあれから、何もしない時間をただボーッと過ごしている。
しかし人間 、何もしなくてもお腹は空く。
先程から、私のお腹は元気よく鳴っている。誰もにも聞かれてはいないと分かってはいても、ここまで盛大に鳴ると、やっぱり少し恥ずかしい。
喉も渇いているせいか、声を出せそうにない
ああ、何か食べたい。もしくは飲みたい。
それに、医者も看護師の姿すら見えないのが気になる。流石に一度も患者の様子を見に来ないのはおかしい。
まさか、私の存在が忘れられているなんてことは・・・。
イヤイヤ、流石にそれは・・・。
でも、長いこと人の姿を見かけてないし。
・・・イヤイヤイヤ。
やばい何だか急に不安になって来た。
私は今、身体も自由に動かせず、誰かを呼ぶことさえできない状態だ。
このままでは、ここで一生誰にも気づかれないまま、一人寂しく・・・なんてこともあるかもしれない。
トラックに轢かれて無事だったのに、ここで死んでしまうのは勿体無いと言いうか、困ると言いうか。
それに、私は昨日買ったラノベ本の新刊を、まだ読んでいない!続きが気になる!あの後主人公は、ヒロインをどうやってラスボスから助け出すんだ!?
オンラインゲームもあとちょっとで、LV.100になるのに!パーティーメンバーとヒュドラ討伐のクエストも受ける予定なのに。
私には、やり残した事が沢山ある!
このまま一人、死にたくない!
誰か、私に気づいて!
・・・なんて心の声が届くはずもなく、
ーーキィ。
・・・わお。
どうやら届いたらしい。
誰かがドアを開けて部屋に入って来た。
それにしてもタイミング良すぎじゃ無いですか?
ハッ!!まさか今のは狙って・・・?
・・・そんなわけないか。
足音から察するに、部屋に入ってきたのは二人。
人の気配がすぐそばまで来た。
ふと私の顔に影が落ちる。どうやらこちらを覗き込んだらしい。私はその人達を見て、驚き、固まった。
一人は女性。
キラキラと光を反射して輝く様な銀色の髪。
透き通るような肌は、陶器のように白く、こちらを見つめる瞳は、綺麗なアメジスト色だ。
もう一人は男性。
まるで金糸を編んだかの様な美しい金髪に、こちらを覗く瞳は吸い込まれそうなほど碧い。
その美しい容姿に、思わず私が見惚れていると、女性が私に話しかけてきた。
「€=×+¢€|^≒※¢≠≧£€?」
・・・。
あ、ですよねー。
容姿から外国の方だというのはだいだい予想してましたー。
日本語なんてこれっぽっちも期待しませんでしたよー。
・・・ホントウデスヨー?
「£*%€≠≒¢€≒≠-^£〜!」
・・・英語じゃないよね?
「≠;ヾ*±£€;“≠≒ ?」
「€#°\※;⇔☀︎∽≠」
あ、会話始めちゃった。
・・・だめだ。
言葉が全く理解できない。
ど、どうしよう!?
私は一度も聞いたことがない言語に戸惑うばかりで、彼女に曖昧な笑みを返すことしかできない。
「≒≒≦£€∥^.*€=×+€€|^。」
・・・。(何か諦めた様な遠い目)
日本語で話してくれないかな・・・。




