「幸楽苑」 創業者の復帰後、業績回復した理由
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は生ビールがお得な食堂にしよう。
し○ぱち食堂だ。
少々値上がりしたとは言え生ビール190円は激安ではなかろうか。
早速乾杯!(終わりの始まり)
やはりビールは旨い。
***
幸楽苑の業績が回復してるそうだ。
※参考。大幅赤字→創業者復帰→業績が回復 “290円ラーメン”の呪縛「幸楽苑」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2603/25/news011.html
どうやら2010年代後半から業績が悪化→関西から撤退した上、コロナ禍以降、悪化ペースが加速したとのこと。
コロナ禍は外食産業を含め対面事業全てに大幅な痛手を負わせたので仕方ないとしても、それ以外の業績悪化は何かしらの原因があったと言えるだろう。
私は自宅周辺や職場、行動範囲含めたあらゆるところに店舗が存在しない→片手で数えるほどしか訪問したことが無いが、正直「同じ低価格路線なら、いつも通ってる○高屋やサイゼリ○の方が段違いに良いな。。餃子の○将もアリ」と感じたことは秘密だ。
開始早々ディスってしまい申し訳ない。
そんな同店は福島県の会津若松市で創業した食堂をルーツとしてるそうだ。
福島と言えば喜多方ラーメンが有名→全然喜多方ラーメンらしさが無いのに福島がルーツなことに驚いたが「会津若松で創業されたイチ食堂がルーツならば納得」である。いわゆる町中華というヤツだ。
2001年オープンと聞くと比較的新しめに感じるが、冷静に考えると四半世紀前なのかと驚きを禁じ得ない。年齢を重ねる度に体感速度が短くなる法則を実感する日々である。
※参考。ジャネの法則
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
なお先日運転中ラジオを聞いてた際ラルク アン シエルの「Driver's High」が流れ懐かしさを覚えたのだが、1999年リリースと聞き「四半世紀以上前?嘘だろ??」と鼻水を噴出したことは秘密だ。
カラオケの定番だが、そう言えばコロナ禍以降ほとんど行くことが無くなったなと行動様式の変化に一抹の寂しさを覚えた。
なお歌手のhydeは(メイクや衣装の効果も大きいとは思うが)アラ還と思えない程の美しい容姿なので興味がある方はチェック頂ければと思う。
脱線した。元に戻ろう。
○高屋やサイゼリ○のように(例外のコロナ禍を除き)増収増益を続けてる企業と何が違うのだろう?
2018年に息子が社長に就任したが(コロナ禍は仕方ないとしても)経営を立て直す見込みが薄いからか相談役に退いてた会長が社長に戻ったとのこと。
社長復帰後以降、業績回復のペースが早まったと聞くから「経営手腕が優れてる」としか言いようがない。何事にも向き不向きはあるが、従業員の生活どころか人生に直結する社長業は向いてる人材が就任すべきと改めて感じる。
以下が増収増益の要因のようだ。
───
・不採算店の閉店
・段階的な値上げ
・新メニューの拡充
・セットメニューを増加
───
なるほどとは思うがもう少し深掘りして欲しいと思うのは私だけだろうか?
少々分析に物足りなさを感じたので検索したところ以下の記事があった。
※参考。幸楽苑「業績好転」これだけの理由①~原点回帰と社員重視
https://www.seikeitohoku.com/the-reason-for-korakuens-improving-business-performance-1/
記事によると一応息子も社長就任翌年の2019年度末決算は大幅黒字のV字回復を果たしたとのこと。
しかしながら以下のような厳しい状況が続き赤字が続いたそうだ。
───
・令和元年東日本台風による工場や店舗の水没
・新型コロナによる長期間の営業自粛
・ロシアによるウクライナ侵攻で原材料価格、光熱費、物流費が高騰
───
「呪われてるのでは?」と思うほどの不運続きに同情を禁じ得ない。。
上述したように一線から退いてた会長→社長に復帰した際に「原点回帰」をキーワードとする経営再建策を打ち出したとのこと。
「原点回帰」と銘打つほどだから経営方針がかなり変更されてたのだろう。
その結果大幅な増収増益となったのであれば正しいとしか言いようがない。
社長復帰前に閉店した店舗が不採算店だったので「固定費削減」「収益率向上」の一助となったことも要因としてあるそうだが、それだけでも無いとのこと。
具体的には「エリアマネージャー精度」を復活させたそうだ。
正確にはエリアマネージャーは残ってはいたものの420店舗をわずか4名で管理してたと聞くから開いた口が塞がらない。息子は本当にその人員で問題無いと考えてたのだろうか?だとしたら相当軋轢があっただろうと感じて止まない。。
単純に1名が105店舗を管理する計算である。
目が行き届く数ではないことは火を見るよりも明らかなことは間違いない。
当然ながらその人数では管理が行き届くハズもなく「店によって味が違う」「QSCがダメ」など酷評されてたようだが、420店舗を誇るチェーン店のエリアマネージャーがわずか4名と聞けば「悪い意味で納得」である。
なおQSCとは以下の通り。
───
Q:クオリティ(品質)
S:サービス
C:クリンリネス(清潔さ)
───
飲食店に求める最低ラインと言って良いだろう。
この上に「美味しい」「好み」「雰囲気が良い」「接客が良い」などが加点されて行くのである。最低限すら維持出来ない状態に構造変更した息子は残念ながら経営センスに欠けると言わざるを得ない。
復帰後はエリアマネージャーを20名に増員。1名が管理する店舗数を16店舗前後まで削減したことで管理が行き届くようになり、店舗によるQSCは均一化されたとのこと。
計算して思ったが20名だと1名辺り21店舗だから20名「に」増員ではなく、既存の4名に加え20名増加→合計24名という意味ではなかろうか。それならば17.5名なので大体合致する。
当該記事に限らないが、記事にする際は正確な記載をお願いしたいものである。
なお今後は1名で10店舗まで減らし、更に細かい管理体制にする予定だそうだ。
個人的には店舗間の移動時間を考えると16店舗でも多いと感じる→10店舗まで減らす案は従業員からも歓迎なのでは?と感じる。
また15時以降の時間帯限定セットを導入することでディナーの売上増を図ると共に季節感やインパクトを加えた商品を定期的に販売。
伝統(定番商品)と革新(限定商品)を融合させた商品戦略を展開したそうだ。
ラーメンハゲで有名な「ラーメン発見伝」に登場した芹沢が出てくる漫画でも頻出するのだが「定番メニュー」というのは超大事なので必ず用意しておくことが重要だそうだ。
何故ならばお客さんは「必ずしもラーメンオタクではなく」「ハラを満たしに来てるだけ」の可能性が高い→分かりやすい、昔からある定番メニューが無い店は「定番メニューを食べられる期待を満たせない可能性が高い」から訪問頻度が下がるとのこと。
また定番メニューは味の想像が出来るが、定番メニューが無く独自メニューしか無い場合「大切な1食を失敗したくない」という心理的なハードルも上がるそうだ。
言われてみれば私も「創作ラーメンの店」は余程興味を惹かれない限り訪問しようと思わない&「ラーメンを食べたい気分」の時はいわゆる昔からあるジャンル+α程度しか選択肢に上がらない。
なので「限りなく100点に近いけど定番メニューが無い店」より「70~80点程度だけど定番メニューがある&トラックの運ちゃんやファミリーでも気兼ねなく行けるチェーン店」の方が繁盛してる光景が珍しくないそうだ。もちろんQSCをクリアした上での話であることは言うまでもない。
仮に新しいメニューにも挑戦したい場合「定番」を今まで通り提供した上で「新規メニュー」を出すのが最適解とのこと。漫画を読んでるだけなのに自身もコンサルを受けてる気分となり、漫画として面白いだけでなく飲食業界の裏側や秘密も勉強になるのでオススメである。
なので同店の取り組みは非常に理にかなった戦略と言える。
更に紙媒体の販促チラシを中止→公式アプリや公式SNSなどデジタル販促を充実→限定商品や新商品を効果的に訴求したことも効果を生んでるとのこと。
興味深さを覚えたのがリニューアルについてだ。
昨年5月時点で5店舗リニューアル済み&その後は年間20店舗程度を順次リニューアル予定とのこと。
毎月約1.7店舗と考えるとなかなかのペースではなかろうか。
素人的には「まぁ古臭い店には足が遠のくから定期的なリニューアルは必要だろうね」くらいしか感想が無いが、効果はそれだけでは無いようだ。
リニューアル方針として以下が掲げられてるとのこと。
───
・店舗外壁に幸楽苑をイメージできる黒と黄色を使用
・看板に会津発祥を記載して地域色をブランド化
・外壁に商品札を掲示し主力商品を明文化
───
「一目で同店と分かるようにすること」「地域色をブランド化すること」「外壁に主力商品を明文化」は大なり小なり他店も実施してる施策だがそんなに効果があるのだろうか?
疑問が浮かぶがリニューアル前後の前年比130~150%と聞けば驚くばかり。当然店内含めトータルでリニューアルされたのだろうが、外観を変更するだけで、そこまで影響力が大きくなるのかとデザインの重要性を再認識させられた。
「人は見た目が9割」という言説があるが店舗もかと驚愕。
確かに小汚い店と綺麗なチェーン店があったら9割は後者を選ぶだろう。
外観だけでなく椅子、トイレの入れ替え、店内外を明るくすることも居心地の良さを上げるそうで客足が戻る傾向があるらしい。いずれも納得である。
息子が社長の時代はステーキ、焼き肉、コロッケ、タクシーによるテイクアウトなど収益の柱を増やす方針に乗り出したそうだが、肝心の足元「メニュー作り」「店作り」が疎かになってたとのこと。
なので「原点回帰」つまり「当たり前のことに着実に取り組んだ」そうだ。
同氏は「人材」の重要性も強調してたそうで、社長復帰後、40名を超えるエリアマネージャー、店長、社員が復職。現在も復職希望の人材が少なくないとのこと。
当然だが元社員→即戦力が短期間で増加したことも増収増益の一助となったことは想像に難くない。
同氏は経営手腕だけでなく人望も凄いと言えるが81歳だそうなので後継者問題が課題として残ってるそうだ。
どうやら2004年にも別の人物に社長を任せたものの2年で社長に復帰した経緯があるとのこと。それは同氏は社長としては優秀でも後継者育成は苦手という証左ではなかろうか。
今後の動向に要注目と感じた今日この頃だ。
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・さば味噌定食(ご飯少なめ)
・納豆
さば味噌定食(ご飯少なめ)
濃い目な味付けのさば味噌が旨い。味噌汁もかつお節の香りが立ってて良い。
ご飯は「保温しすぎで落ちた味」と言わざるを得なかった。残念。。
大根おろしと漬物は普通にツマミとなった。
納豆
普通に旨い。ネバネバ系は間違いなく酒に合う。
総じて満足。ご飯を食べたらハラいっぱいになってしまうので少なめにした&最後まで手を付けなかったが味噌汁が結構ボリュームあるせいか途中からハラいっぱいでビールが入らなくなったのが残念。〆ラーメンが増えた→容量が増えたと感じたのは幻想だったようだ。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。




