浅草で クセ強めな立ち飲み
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は立ち飲みにしよう。
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス浅草駅から東に向かって徒歩2分。
立飲み の○き屋だ。
実際は都営浅草線や東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線を利用することが多いと思われるので徒歩7分と考えてた方が良いだろう。しかも裏通りなので観光地というより下町という雰囲気の方が強い。更に良い意味で雑多な内外装なので立ち寄るのに勇気が必要な店と言って良いだろう。
向かいにある○そばに来訪した際から気になってたが前回訪問時はまさかの定休日なのか開いてなかった。。なるほど。なるべく情報を入れない方針で開拓を進めてるが最低限営業日や時間くらいは調べた方が良いかも知れない。
写真撮影禁止の貼り紙があるし口コミを見たところ結構クセが強い店主のようなので少々緊張しつつもお客さんが数名なごやかに談笑してたので混ぜて頂く形となりつつ乾杯!(終わりの始まり)
大きいプラコップで笑ったが赤星はそれでも旨い。
※撮影禁止の貼り紙がしてあるが酒や料理の写真を撮っても何も言われなかった。店内の様子やお客さんなどを撮影するような行為が禁止ということかも知れない。
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関西から出張で来てるのか2名は関西弁だった。にも関わらず結構浅草近辺のことに詳しいし上野や御徒町近辺も知ってる様子だったので結構巡ってるのだろう。ホッピー通りは完全に観光客向けでどの店も談合してるかのように5割増しで高いだけで大した店なんて無いから行く価値無いと断言してた(笑)辛辣である。
ただそれも仕方のない話らしく地価が高いので値上げせずにいられないとのこと。
どうやら都内商業地の地価上昇率トップ5位までを浅草地区が占めるようで、2024年から見た対前年変動率は約15~18%の上昇率だったとのこと。コロナ禍後のインバウンド需要回復が影響してるようだ。
また真偽は不明だが浅草周辺一帯の家賃が浅草寺へのお布施的な感じで上がったとのこと。それは本当なのだろうか?
調べてみると仲見世通りの話のようだ。過去も色々紆余曲折あったようだが浅草寺による再三の要望に応じて2017年7月に仲見世通りの店舗部分を東京都が浅草寺に2000万円で売却。名実ともに土地建物ともに浅草寺が所有者となったため家賃を周辺の相場に合わせ16倍に値上げを実施したことがあるようで、その話に尾ひれが付いてホッピー通りを含め周辺一帯からお布施のように上納するイメージと繋がったのではなかろうか。
ただコレは浅草寺が銭ゲバという単純な話でもないようで、東京都側からの「非営利の寺社部分はともかく営利な仲見世部分は固定資産税を支払え」という求めに応じるため周辺の相場に合わせた家賃に上げたとのこと。店舗側としてはいきなり家賃が16倍に上昇してたまったものではないと思うが、それが相場なのであれば今までが優遇されすぎてたと見ても良いのかも知れない。それで商売が成り立たなくなるようであれば周辺からすればダンピングと指摘されても仕方ないだろう。
それぞれに事情や思惑はあるだろうがイチ消費者や観光客としてはあの景観や雰囲気こそが魅力なので頑張って維持して欲しいと思う今日この頃だ。
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脱線した。元に戻ろう。
頼んだメニューはこちら。
・カシラ
・ハラミ
手前からカシラ、ハラミ
2本で200円と浅草にしては破格なので大して期待してなかったが悪くない。
いや。物凄く旨いというワケではないが全く問題なくツマミとなることに驚いた。
瓶ビールは1人1本までということなので生ビール。旨い。
ホッピーは結構ナカと呼ばれる焼酎を入れてくれるのが地味に嬉しい。
総じて満足。ただこちらの店は女性店主のクセというかアクが強く客商売と思えない対応なのでその辺りが気にならない方向けの店だと思う。口コミでも書かれてるが外人はNGだそうだし他にも色々NGがあるようだ。またあまり飲まない客も客と思わないようで、一緒に楽しく喋ってたお客さんに失礼な態度で「(1杯しか)飲まないなら客じゃないから帰れ」という感じで追い出してた。
正直唖然としたし言われたワケでは無い私も気分を害したが安価に提供するためには回転率および短時間での収益が大事なのだろう。やり方が下手くそすぎるとしか思えないしそれ以前に人としてどうなんだその態度は?と思わざるを得ないがそれで営業していけるのだから常連さんで成り立っているのかも知れない。諸手を挙げてのオススメは出来ないが怖いもの見たさ(笑)を含め気になる方はチェックして欲しい。多分また来ます!
ごちそうさまでした。