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俺の描いた物語による末路 ~300人の小説家のバトルロワイアル~  作者: この星にいる誰か
第3章「狂愛と その目に見える ”僕TUEEE”」
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作者「ようやくレポートに一区切りついたと思えば今度は中間試験が迫っていた!」



【渡辺 進】


「……。」


『どうしたんだよ?黙り込んで……』


イセカイモノの全商品無料デー。

そういえば長谷川の小説にはもっと凄い機能があるのに、何故か制限されてるんだっけ。

異世界にいた18年間、このバトルロワイアルでの記憶を残そうと努力はしたが、異世界でも色々な出来事が起きていて、印象が薄かった記憶は覚えていない。


「そういえb」

『なっ!? うっ!?』

『(ガシャーン!)』


「……?」


電話越しで、長谷川に何かが起こっているのが分かる。

一体……?


『うっ!?うわっ!? 頼む、すぐ来てくれないか!?』


「……すぐ行く。」


長谷川のいる場所って安全なんじゃなかった?

……どっかのタイミングで穴空いたかな?覚えてない。


「……とりあえず剛に電話しとこう。」


僕は剛の番号を探して押し、電話した。


『……どうしたんだ進?』


「ごめん急用が出来た。また明日、出来ればいつもの場所で!」


『ちょっおま』


すぐに電話を切った。

まぁ剛に”いつもの場所”が伝わらなくても、長谷川のマップを使えば位置把握出来たはず。


「行こう、結。」


「……どこ行く気なの?」


「……僕が使ってる秘密の場所だよ。」


僕は結と空を飛び、長谷川のいる場所へ向かった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「お待た……ん!?」


「どうしたのりー……え?」


長谷川の場所に着いたが、良くない光景を見た。

……長谷川が、死んでいる。

長谷川の番号、131番を確認すると、残機が1と表示されていた。


誰かに残機を削られて、ランダムな場所に移動してしまったらしい。

一体誰が……?辺りを見回しても誰も居ない。


「この人が男仲間の人?死んじゃってるけど……?」


「誰かに殺されたらしい。すぐに探しに行かないと……」


「明日で良いんじゃないの?そろそろ暗くなるよ?」


「駄目、すぐに長谷川を助けないと……」


「……こんな出会って数日の男より、自分自身を大切にしてよ。もし行くなら、私……どんな手を使っても止めるよ?」


「……長谷川を助けに……うぐっ!?」


これは……結が時間停止の能力を使って!?

何の前触れもなく、結が僕に強く抱き着いてきた。


「……行かないで。」


「そんな事言われても……っというか、長谷川……この人が生きていたら、僕らも生き残りやすくなるんだ。長谷川は友好的だし、能力もめっちゃ強いし。だから……ね?」


「……生きて帰って来る?」


「さっき僕の力を見たでしょ?僕、とっても強くなったから、安心して。」


僕は結を左手で抱き返し、右手で頭を撫でた。


「……今度は右手で撫でてくれた。記憶はなくなってても、撫で方がりーくんっぽいなぁ。癖のあるその撫で方、体が覚えてるんだね。」


「……。」


遼二としての記憶がほとんどないので、何も言い返せなかった。

僕は結をそっと離し、長谷川のパソコンを操作した。

長谷川の位置が分かったから、僕は向かう事にした。


「行ってくるよ、結。」


「……絶対今日中に帰ってきてね。」


結ってちょっとヤンデレっぽいけど、物分かりは凄く良いんだよね……

そんな事を思いながら、長谷川の元に向かった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ただいま。」


「ただい……って、うええええぇぇぇ!?」


結の存在に、長谷川は驚いていた。


「私は復光(ふくみつ) 結。私、りーくんの彼女だから、よろしくね?」


「……は?おい、りーくんって誰だよ?知ってるのか?」


「だって僕の事だから……」


「……!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」


長谷川の表情が固まってしまった。


「……僕もう寝ていいか?今日初めて殺されて、色々と思う事があるんだよ……」


「あ、お休み。」


「久しぶりに一緒に寝よ、りーくん!」


「……久しぶりって言われても、僕からしたら初めてなんだけど。」


「あ、そうだったね……じゃありーくんが寝てる間にこっそり隣に来ようかな!」


色々あって、今日は寝ることにした。



(~翌日~)


「これが……イセカイモノ……」


「凄いだろーこれ!僕の小説である『【安価】剣作り大会で優勝したワイが《創作スキル》で武器作るスレ』ではイセカイモノは凄い役に立つ機能でな、銅貨や銀貨、金貨を払って出かけなくても一瞬で商品を手に入れれるんだよ。剣や弓矢、防具やポーションといったアイテムが変えるんだよ。それで、今日の全商品無料デーに関してだが、1か月に1回、全商品が無料になるようになって、ここで主人公は国を救って生活を無双し始めたんだよ!それで……デュ」


「あ、うん十分だよその説明で!」


そういえば長谷川は自分の小説の話になると止まらなくなって、”デュフ”とか言いながら長話するんだったっけ……


「というか、長谷川も凄いね。自分が殺された事を、1日で心を持ち直したんだ。」


「……俺も異世界に来てちょっと変わったな。俺が初めて人を殺したあの日より、心に来ない。お前が異常なんじゃないか?お前も死んだんだろ?それから何人も人を殺して、それでもいつも通りかのように過ごして。」


18年経って、人が死んでも殺しても、僕は微塵たりとも心に来なくなった。

な〇う系の異世界作品の主人公って急に性格変わるけど、こういう感じなのかな?

だとしてもそういう作品の主人公は性格変わるには期間短すぎるけど。


……色々話をした後、俺達はイセカイモノの画面を確認した。


「そういえば……復光 結だったか?あいつどうしたんだ?」


「寝てる」


「そうか……じゃあ俺達で色々買おう!」


「これ防具?この剣……強そうだね。」


「あぁ、全部俺が考えた商品だからな。とりあえず買うべき物を俺が決めていいか?」


「……まぁ作者の長谷川がそう言うなら。」


長谷川は次々と商品を買い始めた。

武器、防具、ありったけの回復のポーション、テレポートの指輪?

色々な物が段ボールに包まれて置かれていった。


「……長谷川。これで君も戦えるね。」


「あぁ、怖いが……お前だけに任せてたからな。今日からは俺も戦う。」


「……でもしばらくは戦わなくていいや。」


「は、何でだよ?」


「……マップとか電話とかでサポートしてくれた方が良いし。」


「まぁ、そうだな。俺は修行で少しずつ強くなるわ。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【?? ??】


「これは……ベルト?」


長谷川のイセカイモノで、バトルロワイアルの優位に立った進達。

一方で……誰かがベルトのような物を拾った。

ベルトを持っていた人物……2章にいたような?

次回『売る』

つづく!

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