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俺の描いた物語による末路 ~300人の小説家のバトルロワイアル~  作者: この星にいる誰か
第3章「狂愛と その目に見える ”僕TUEEE”」
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作者「何がとは言いませんが、2が高くなってしまった……」



【桐島 剛】


「……ミスターZ。」


ミスターZと名乗る、黒く覆われた謎の人物が去っていった。

Z?普通シークレットキャラとかはXじゃないのか?


それよりも……


「……このレモンクッキー、卵白を使っているな。」


昇が、あのモンスターから落ちたクッキーを1枚口にしていた。

すると……


「これは……そうか。」


「……どうしたんだ、昇?」


「……《男禁止領域》か?」


「は……昇?」


昇の周りに特殊な領域が出来たが、すぐに消えた。


「……どうやらこのレモンクッキーを食べれば、そのクッキーに対応する能力を得られるようだな。」


能力を得られる……?

俺の”魔力付与”のようなものか?


「……私の鑑定スキルで得られる能力を見れるよ。」


奈珠波のスキルなら、何がどの能力か見れるのか。

確認してもらうと……


「これは……毒島の能力……」


「……これは俺が貰っていいか?」


俺は風真の能力である”状態異常”と”援護”の2つは、俺が受け継ぎたい。

風真の分まで生き残る為に……


「桐島さんしかありえませんよ!もちろんです!」


「……ありがとう。」


俺は風真の能力が得られる2つのクッキーを口にした。


:スキル獲得:

状態異常付与

援護魔法


その後……


暗黒の殺戮は壮真。

回避援護は奈珠波。

マインドダメージは昇。

そして撃破コピーは俺に、能力を分けた。


残りはオープンと飛行だけだが……


「……あ。用事を思い出したからちょっと待ってて。」


進がどこかへ飛んで行った。

あいつは飛行を既に持って……


「ねぇ待ってよ!」


「ちょ、おま……!」


結が飛行の能力を得るクッキーを食べ、進を追いかけて行った。

……本当に何で好かれてるんだ?というより”りーくん”とは何なんだ?

後で聞くとして、オープンは……


「後で修也に説明しておくか。」


オープンは、修也に……


「生きて戻って来る確証はないぞ。」


昇はそう口にする。

確かにそうかもしれないが……


「俺はもう仲間を死なせはしない。そう誓ったんだ、風真が死んだ時から。」


「……そうか。」


俺達はこの後、修也を探しに行くことにした。



【渡辺 進】


「……まぁ後ででいいか。」


そういえば長谷川と剛たちは互いに存在を知らないんだった。

長谷川は多分受け入れてくれるし、剛も仲間に入れてくれるだろう。


「さて、製鉄所の鉄を……んぐっ!?」


不意に後ろから抱き着かれた。

多分僕に抱き着いてるのは結。

だけど僕は今飛んでいるはずだ、なんで……というか……


「んっ!?」


力……強すぎ……!?

本当にこの力であのモンスター倒せなかったの!?

それとも、アレか……?

結のヤンデレみたいな仕草と、僕のギャグの能力がマッチして、そうさせてるのか……?


「本当に、忘れたなんて言わせないよ?何でなの?私はこうして覚えてたのに、りーくんは私の事覚えてないの?ねぇ、ねぇ、ねぇ!!」


「……僕は死んだらしいけど、こうして生きてる。その後引き取ってくれた家族と楽しく暮らして、圭っていう友達もいた。だから、記憶なんて取り戻さなくても良いって思ってた。」


「……りーくん?どうして?」


「でも今は違う。僕は未神 遼二としての記憶を取り戻したい。昔の僕には君がいて、そして本当の両親がいたんでしょ?だったら記憶を全部取り戻して、それからお礼とか言いたい。」


「りーくん……」


「別に今の僕を捨てようとは一ミリも思ってない。でも、未神 遼二としての自分がいたからこそ、今の僕がいるんだ。」


「私は……」


異世界に行って、親に対する思いが変わった。

本当の親は覚えてなくて、義親に育てられてるって分かってるから……

心の底から親として尊敬したり愛したりは出来なかった。

でも異世界で、チオニスとして生まれた時は、本当の親として心から尊敬出来た。

僕のコミュ障を改善してくれたのも、他人に対する思いやりを教えてくれたのもあの親だ。


渡辺 進としての僕の両親は、どんな人だろうか……


「私は……本当はね、りーくんとしてもう一度私を愛してくれるのが嬉しいんだ。」


「……。」


「私は、もう一度りーくんと付き合いたい。ううん、りーくんだけじゃなくて、進としての彼女に。」


「……そう。」


「私決めた。絶対りーくんと生き残って、りーくんとして記憶を取り戻してあげる!記憶を取り戻したりーくんが、私が今一番欲しい物だから……」


「……ありがとう。」


僕からしたら、数回しか知り合ってないという認識には変わりないが、確かに過去の僕の彼女らしい。

僕は進として、結と付き合おうと思った……けど……


「だからりーくんもお願いね!私とりーくんが生き残る事を邪魔するゴミは、皆赤く染め上げちゃおうね!例え、それがりーくんの仲間だったとしても……」


まずい、ヤンデレの性質が結にある以上、剛たちをいざとなれば殺しかねない。

僕が結を支えてあげないと……


とりあえず、僕は結とそんな約束をし、鉄の回収を急ごうとした。

そんな時。


《ピロロロロロロロロロロロロロロロロ!》


あ、長谷川から電話だ。


「……ねぇ、誰からの電話なの?りーくん?」


「……男仲間だよ。」


『今何してるんだ?』


「ちょうど今鉄の回収を……」


『それがさ……その必要が無くなったんだよ!』


「……はぇ?」


何でだろうか。鉄がなきゃ、ずっと長谷川は引きこもりな訳だし。


『来るんだよ!アレが!』


「アレって……?」


『明日来るんだよ! イセカイモノの”全商品無料デー”が!』


長谷川の異世界ネットシステムで使えるショッピングサイト、”イセカイモノ”。

明日は全商品が無料!?

進は結と共に長谷川の元に行き、防具や食料を買いまくる!

次回『買う』

つづく!

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