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各校ごとの、有力選手たちの状況

今回はこれまでの成績を解説したものですので、少し読みにくいかと思います。

 数字はあまり気にせず、何なら飛ばしてしまって構いませんので、よろしくお願いします。

 あと、新しい選手の名前がたくさん出てきます。

 いずれ登場するかもですね。

 これで春乃坂学園ゴルフ部は佐子田佳奈美までプレーが終わり、トータル7オーバーと大きくスコアーを崩す結果となった。

 例年ならこの辺りが優勝ラインとなる数字だが、今年はハイレベル。前半ハーフを終えて30台が続出していた。

 団体戦は登録選手5人の総合スコアーで競われるため、一人でも脱落者が出たらそこで終わってしまうが、優勝候補と名高い高校は選手の層も厚い。

 竜峰学園に至っては、控え選手である菊田杏奈でさえ前半ハーフ(インコース)を終えてパープレーと、その存在感は健在だった。


 そして現在。


 参加22校のうち、一組目でスタートしていった華彩秋良が出遅れた鶴都学園は、脱落。

 更に、佐子田佳奈美と一緒に周り、スコアーを84と崩した織原芽衣のいる関沢高校も上位進出は難しく、同じようにメンバーの中で80台でプレーした選手がいた高校は軒並み優勝争いから外れていく。


 その結果、残された高校は春乃坂学園と、優勝候補筆頭の竜峰学園、毎年優勝争いをするも二位か三位に甘んじる富士アザミ女子学園、更には同じように毎年優勝を目指すも届かない桜花東高校、そして今年のダークホースとなった菖蒲学園の五校での争いとなった。


 どの高校もここまでの合計が10オーバー以内で、残りの選手次第でどうなるかわからない。

 最終組などは選手全員が前半をアンダーで終えているため、この先は熾烈な争いが待っていた。



 ということで、優勝争いをする他の有力選手を紹介しよう。


 まずは菖蒲学園の主将・波川なみかわ紅実くみと、彼女の一歳下の妹・波川麻実(まみ)姉妹。

 二人は菖蒲学園をここまで押し上げてきた原動力で、どちらも高身長から繰り出される破壊力抜群の飛距離が武器だ。

 姉の紅実は前半を4バーディー2ボギーの34スコアー、妹の麻実は2バーディー2ボギーの36スコアーでプレーし、後半でも面白い存在となっている。

 ただ、一組目でスタートした榎本優花里は77(39・38)スコアー。そして残る二名も74(38・36)スコアーと、75(38・37)スコアーでプレーを終えており、姉妹の結果次第という状況であった。

 


 次に、優勝を狙う桜花東高校の主将・深野ふかの朋絵ともえ

 彼女は抜群の安定したショット力で前半を35スコアーでプレー。

 ただ、破壊力という点では見劣りし、ここまでノーボギーの1バーディーだ。

 というのも、桜花東高校は安定感が武器。

 瑠利のような爆発力のある選手はいないが、そのぶん層も厚く、雪屋愛実がトータル76(39・37)スコアーで上がってきたように、全員が実力者であった。

 けれど、やはりアンダーで周れるのが彼女だけというのでは、厳しい。

 前半を終えて富士アザミ女子に継ぐ五番手であったのも、その辺りが理由であろう。

 すでに、もう一人の選手も75(38・37)スコアーでプレーを終えていて、残る二選手がカギとなる。


 そして富士アザミ女子学園の主将・永尾ながお明華めいか

 彼女もまた前半を34スコアーの2アンダーでプレーしており、優勝候補の有力選手であった。

 ただ、今年に限っては瑠利が独走態勢に入っており、少し霞んだ印象だ。

 それでも個人戦で2アンダーは二位タイグループと、その実力はいかんなく発揮されており、後半次第ではまだまだ分からない。

 七組目でプレーを終えた藤居奈緒がトータル1オーバー。

 それから、前半でスコアーを40と崩したもう一人の選手が後半を38で纏め、トータル78の6オーバーで耐えていた。

 実力者の副将・愛原あいはら純恋すみれが前半を36スコアーなだけに、前半を39で終えた残る一人の成績がカギとなる。


 最後に、言わずと知れた優勝候補筆頭の竜峰学園主将・浜辺聖来。

 東海地区では一つ抜けた存在だった彼女は、前半を2アンダー。

 波川紅実と永尾明華に並んでの二位タイで、混戦に拍車をかける。 

 ただ、やはりそこは最強チーム。

 副将の澄田美咲が1アンダー、香坂雫は1オーバーと高い総合力を見せ、前半を終えての順位は二位だ。

 けれど、二打差あった一位の春乃坂学園は二番手登場のカエデが崩れたことで順位は逆転。

 先にプレーを終えた竜峰学園の二年生・真野まの樹里亜じゅりあが77(39・38)スコアーと無難に纏め、三年生の阿部あべ日葵ひまりは74(38。36)スコアーでホールアウト。

 優勝は確定的なものとなりつつあったのである。



 ということで、ここまでの暫定順位は、このような結果となっていた。


 一位   竜峰学園      5オーバー

 二位   春乃坂学園     7オーバー

 三位タイ 富士アザミ女子学園 8オーバー

 三位タイ 菖蒲学園      8オーバー

 五位   桜花東高校     9オーバー


 僅か四打差で五校が争う、大混戦となっていたのである。





 ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。


 少し補足ですが、他にも登場していない有力選手が何人かいます。

 ただ、ここでは団体戦を重視して紹介していますので、彼女たちの出番はまだ先ですね。

 と言っても、名前だけとなりますが。

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