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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第3章 星の降る島
88/193

10『スロットエッグを孵そう』

はい、ついに7体目の従魔です、変わり種です、気に入ってくれると嬉しいな

あっ、それとジン君は大金が入りテンション高めですので言動が少々おかしいですが

お気になさらないようお願いします

 インゴットにより貧乏生活から脱出した翌日。

 今日真っ先に行う事、それは……。


「それではこちらの【従魔(アテンデント)の輪(リング)】を7個で70万zlになります、お買い上げありがとうございました」


 グレイスとシロツキ待望の魔道具だ。これでストライキも終わる、長かったような短かったような。

 とにかく、これでフルメンバーでパーティを組める様になるはずだ。

 帰り道に一通りの食材を揃え、調理器具を揃えた。あるだけ使うって言うのは趣味じゃないけど、いままで足りなかった物を揃えるのだから必要経費ってやつだな。決して無駄遣いではないぞ、ホントダヨ。

 さて、マイルームに戻ってきた俺が真っ先にするべき事は、


「グレイス! シロツキ! これが欲しければ今すぐ無駄な抵抗を止め降伏せよ! さもなくばこいつはアイテムボックスの肥やしに──ってはえよ、最後まで言わせろよ」


 俺が(リング)を見せた時点でグレイスとシロツキはお腹を見せて降参ポーズになった。現金な奴等め。あまり甘やかすのはダメだと思うが、今の俺には物で釣る以外の手段が無い。何処かに落ちてないかな、こう、カリスマ的なやつ。ない? ですよね~。


 グレイスとシロツキの首に輪を着けてやる。これで外でも眷族を呼び出せるだけあってグレイスの尻尾は嬉しそうに揺れている。シロツキは部屋を走り回っている、まぁ、ずっとここに閉じ籠っていたから、早く外に出たいんだろうな、まぁ、もう少し待って貰うけどね。


 ゴウカ、ケンランは尾びれの付け根、ストレイン、スクエールは右足首にそれぞれ着け全員に装着完了。セツナは使い魔、従魔の特徴も持っている、だから必要どうか本人に確認したところ買いに行く前に確認したところ、


「つけてもいみがないですよ、けっかいのなかだとわたしたちはひととおなじあつかいなので」


 との事だったので、最後の輪はこのスロットエッグ用だ。


「フッフッフ、金銭的余裕が出来たから、君を孵してあげられるぞ、いざ!」


 卵にタッチ! ウインドウ出現、内容はテイムするかどうか。もちろんyesで!

 テイムに成功しました、と言うログ表示され卵のスロットが縦に回り始める、っと言うかマジで回るのな、ただの模様と思ってたよ。猛スピードで回っていたスロット、一瞬見えた絵柄は動物の頭の様だった。しばらくするとストップと書かれたウインドウが出た、押せって事だろう、ってことでポチッとな。


 スロットはリンッと鈴が鳴るような音を3回鳴らし止まった、と同時に鈴の音が激しく響きわたる。福引きの大当たりか!? まぁいいそれよりも揃った絵柄だ、こいつは、


「ひし形?」


 俺がそう呟くとスロットの部分が卵から消え光りだし割れた。中から現れたのは、


「~~~♪ ~~~♫」


 幻想的、いや、神秘的? な音を慣らすスイカ程の大きさのひし形の結晶体だった。昔のゲームならエレメント系かな。【識別】結果は、


【】

 種族【オリジン・エレメンタル】 状態:━

 Lv1

 LP :100

 MP :200

 SP :━

 攻撃:10 魔攻:10

 防御:10 魔防:10

 持久:━ 精神:━

 器用:10 素早さ:10

 運:10

 土:0 水:0 火:0

 風:0 光:0 闇:0


 スキル

【浮遊Lv1】【魔力操作Lv1】【擬態Lv☆】

 称号

【奇跡の巡り合わせ】


【オリジン・エレメンタル】

『どの属性にも染まっていない属性結晶生物(エレメンタル)

 その姿は千差万別、周囲の環境に合わせ姿を変える』


 スロットエッグから孵ったひし形の正体はエレメンタル、とまぁ予想した通りでした。ステータスの内容はHP、MPを除いてオール10、そしていくつか数字の無い部分も、相当な特殊な存在の様だ。


 続いてスキルと言いたいが【浮遊】も【魔力操作】も既に知っているスキルなのでスルー、と思ったが、よくみると【魔力操作】の方は俺のと同じ状態。つまり、派生スキルが存在している。てなわけで、称号と一緒に確認だ。


【魔力操作】

 ┣【魔力変化】

 ┃ ┗【魔弾】【魔壁】

 ┗【魔力吸収】


【魔力変化】

『魔力の姿を変える事が出来る』


魔弾(バレット)

『魔力を弾丸として撃ち出す事が出来る

 アーツ:シングル         』


魔壁(シールド)

『魔力を盾として展開する事が出来る

 アーツ:フィルム        』


【魔力吸収】

『周囲の魔力を吸収する事が出来る』


【擬態】

『別の何かに姿を変える事が出来る

 擬態一覧:指輪        』


【奇跡の巡り合わせ】

『決して交わらないはずの存在と絆を紡いだ証

 効果:経験値増加(微)

    感情追加             』


 コイツ、俺が持ってない魔力関係のスキルを持ってやがる、更にアーツまで、これは当たりだな、後で習得出来るか試しておこう。【擬態】は珍しく内容がしっかりしてるし最後に回そう。


 そして称号、決して交わらない? それに感情の追加、え~と、つまりエレメンタルは本来テイム出来ないってこと、でいいのか? 感情が無いなら誰かと一緒に居たいなんて考えないだろうし。……まぁ、これはその内NPC(ノルン)の誰かに聞こう。

 お次はアーツの確認だな、どれどれ、


【シングル】

『エレメンタル系が使用する魔力の弾丸を一発撃ち込む

 本体が持つ属性により効果が変わる

 アーツ効果:なし                』


【フィルム】

『エレメンタル系が使用する魔力のシールド、常時発動型(パッシブタイプ)

 本体が持つ属性により効果が変わる

 アーツ効果:ダメージをMPで受ける、MPが10%を切ると消失

    範囲:前方                  』


 シングルは撃てる弾の数をアーツとして認識してるみたいだな。将来的にはダブルやトリプルってのも出てきそうだ。フィルムの方は俺が普段盾でやっている事がオートになったと考えるのが手っ取り早いな。問題は俺に習得出来るかどうかだが、これは試してみなきゃ分からん。ってことで早速外に向かうとしよう。

 でも、その前に、


「君に名前をつけないとな、なにが良いかな?」


 まずは見た目から考えるか、全体の色は黒、時折上下に割れて中央から白い柔らかな光がもれる。あれが本体だろうか? しかし、形が一定じゃないな。最初はひし形だったのに今は球体になって浮いてるし、あっ、今度は四角に、落ち着きがねぇな、こいつは。それにこう姿が変わるなら見た目から名前を考えるのも難しい。じゃ、種族から考えるか。


 オリジンは無理だろう、多分だけど進化したら変わる気がするし、となればエレメンタルか。う~ん、そうだ、な。よし!


「君は今日からネイだ」

「~~♪」


 え~と音? 声? のトーンは変わらないけどクルクル回ってるし喜んでいる、んだよな? 感情表現の内容が全く分からん。と言っても、これは慣れていくしかないので、少しずつで良いから分かっていこう。うん。


 ちなみに名前はエレメンタルから精霊、精霊から自然、そんで自然はネイチャー、その頭文字2つでネイだ。


「ではネイ、早速だけど擬態を見せてくるかい?」

「~~♬」


 ネイは白い光を纏うと徐々に小さくなっていく、そして光が消えると黒い指輪が現れ、差し出した俺の手の上に落ちる。これは、凄いな完全に指輪だ。鑑定出来るのかな?


【指輪】

『なんの変哲もない指輪、装飾用』


 なるほど、これは凄い。完全にただの指輪だ、指に嵌めても特に違和感もない。伏兵向きのスキルだな。まぁ、今は必要無いけど。


「ネイ、ありがとう、戻っていいいよ」

「~~♫」


 指輪を外し手の上に置くと、指輪は光り今度は徐々に大きくなり元のひし形に戻った。さっきの逆だな。ひし形に戻ったと言うことは、一応ひし形が基本の形になると言うことかな。変化するときの光が少々目立つが目を開けていられる(これくらい)なら大きな問題はないだろう。

 よし! ここで確認出来る事は終わった。次は外でアーツの確認だ。


「グレイス、シロツキは1週間位ここに居たからな、リハビリも兼ねて俺と一緒にネイのレベル上げだ。セツナはゴウカ達空を飛べるメンバーで遠くの敵を俺達の所に追いたててくれ、ただし、他の異人(プレイヤー)NPC(ノルン)に迷惑はかけないようにな」


 俺のパーティーにはグレイス、シロツキ、ネイの名前が、ユニオンになっているセツナのパーティーにはゴウカ達4体の名前があるのを確認しマイルームを出る。目指すは王都の外の草原、さあ! レベル上げだ! 今の時刻はAM5:20、約12時間は戦える。さあ、やるぞ!

ネイのイメージは某ロボット作品、人造人間だったっけ? まぁ、そんな感じの作品に出てくる天使の名前を持つ奴をイメージすると分かりやすいいです。あんなに巨大化する予定は無いですが(笑)


それと、後れ馳せながらあらすじを書いてみました。短いけどちゃんとあらすじになっているだろうか?


それでは、また次回!

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