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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第2章 王都への旅路
55/193

17『情報共有』

「こっちの準備は出来た、出発してくれ」

「了解、ガガ、ココしゅっぱーつ! 少し急いでな」


 馬車に戻った俺達は各々のステータスを確認し、整備の終わった装備を受け取り出発した。装備の消耗は軽かったらしく、それほど苦労はしなかったそうだ。ちなみに、一番消耗が大きかったのは俺の鞭だってさ。

 人1人持ち上げて振り回すのは、負担が大きかったみたいだ、ギリギリだったから次からは止めるように言われた。これからの事を考えると、控えた方が良さそうだ。

 まあ、おかげで新しいアーツを覚えることに成功した、それがこいつだ。


【鞭術】

『鞭を装備出来るようになる』

『技アーツ:一本落とし

  砲弾投げ』


【砲弾投げ】創始者:ジン

『気力操作、魔力操作、魔力変換の複合技。

 捕らえた相手を回転させ、その遠心力で砲弾の様に投げ飛ばす


 効果:DM(ダメージ)率150%

    CT(クリティカル)率60%

 付加状態異常:眩暈80%

  気絶40%

        骨折12%』


 名前はあれか? 俺がそう叫んだからか? 鞭の消耗を考えると、あまり使う機会が無さそうだから、気にしなくてもいいか。

 後は【縄術】のレベルが上がった位で大きな変化はなかった。

 俺のステータスはだが、つまり、従魔達は別だ。

 グレイスのレベルが1、ゴウカとケンランは5も上がった。さすがに生まれたては成長が早いな。ステータスは、っと。


【グレイス】

 種族【ブラックウルフ】状態:【良好】

 Lv18 ↑1

 LP:650 ↑60

 MP:630 ↑30

 SP:700 ↑60

 攻撃:59 ↑3  魔攻:57 ↑2

 防御:47 ↑2  魔防:45 ↑1

 持久:52 ↑2  精神:40 ↑2

 器用:45 ↑1 素早さ:67 ↑2

 運:30

 土:19 ↑1 水:15 ↑ 火:17

 風:18 光:14 闇:22 ↑1


 スキル

【嗅覚Lv14】↑1【俊足Lv14】↑1【咆哮Lv5】↑2

【闇魔法Lv14】↑1【幻影Lv9】↑1【危機察知Lv13】↑1

【魔装Lv9】↑2

 称号

【双極の女神の加護】


【ゴウカ】

 種族【フライカープ】状態:【良好】

 Lv6 ↑5

 LP:230 ↑150

 MP:450 ↑300

 SP:350 ↑250

 攻撃:7 ↑5  魔攻:34 ↑21

 防御:5 ↑3  魔防:27 ↑17

 持久:13 ↑8  精神:22 ↑15

 器用:25 ↑20 素早さ:21 ↑11

 運:8 ↑5

 土:9 ↑7 水:6 ↑5 火:10 ↑8

 風:6 ↑5 光:6 ↑6 闇:4 ↑4


 スキル

【飛鯉の鱗Lv5】↑4【飛鯉の鰭Lv5】↑4【飛鯉の鰓Lv5】↑4

【水棲Lv6】↑5【浮遊Lv6】↑5

【土魔法Lv5】↑4【火魔法Lv6】↑5【平行詠唱Lv3】↑2【多重詠唱Lv3】↑2

【能力共有Lv☆】【魔法融合Lv☆】【金の鱗Lv☆】

 称号

【飛鯉の双子】


【ケンラン】

 種族【フライカープ】状態:【良好】

 Lv6 ↑5

 LP:230 ↑150

 MP:450 ↑300

 SP:350 ↑250

 攻撃:8 ↑6  魔攻:22 ↑12

 防御:9 ↑7  魔防:33 ↑20

 持久:14 ↑10 精神:26 ↑18

 器用:16 ↑11 素早さ:30 ↑20

 運:9 ↑6

 土:6 ↑5 水:10 ↑8 火:6 ↑5

 風:9 ↑7 光:4 ↑4 闇:6 ↑6


 スキル

【飛鯉の鱗Lv5】↑4【飛鯉の鰭Lv5】↑4【飛鯉の鰓Lv5】↑4

【水棲Lv6】↑5【浮遊Lv6】↑5

【水魔法Lv6】↑5【風魔法Lv5】↑4【平行詠唱Lv3】↑2【多重詠唱Lv3】↑2

【能力共有Lv☆】【魔法融合Lv☆】【銀の鱗Lv☆】

 称号

【飛鯉の双子】


 やはり魔力関係が上がり易い様だ、物理系のステータスは残念だが、そもそもあの子達は魔法特化、なんとかなるだろう。うん。


「ジン」

「どうした?」

「とりあえず、手に入れた情報を皆に共有しておきたいんだが、話していいか?」

「? むしろ話すべきなんじゃ」

「お前がやった事の方だ。ビウム達はあんな感じだし、知ったら何を言われるか」


 ふむ、少なくともネリネさん辺りはなにか言いそうな感じは、あるな。いや、いままでのイメージだと間違いなくひんしゅくをかうだろうな。う~ん。よし!


「オブラートに包んでくれると助かる」

「難しい事を言うな、一応やってみるが」

「失敗しても文句は言わないよ、その時は素直に説教でも受けるさ」

「分かった、だったら任せてくれ」


 イアンは馬車の中に体を戻すと、皆を集めて先程得た情報を話し出した。クロウがそれに補足と予想を加え、アンク君が書ける範囲で掲示板に書き出していく。情報をまとめると、


 ・彼等はギルドで絡んできた攻略組(自称)をリーダーとした集団で、俺達が遭遇したのは副リーダーの部隊、捕まえた女はその補佐

 ・基本は数でプレイヤーを脅し、道具や装備を奪う追い剥ぎ。脅して駄目な場合は、袋叩きにしてプレイヤーを倒して、ドロップしたアイテムを売り飛ばしていた

 ・俺が苦戦しなかった理由は、ただの動物や魔物相手にも同じように戦っていたため、ステータスが高くなかったから。戦術も、取り押さえた相手に一方的にダメージを与える、という単純なものばかりだったために、予想外の先制攻撃をされて動けなくなった

 ・俺達は待ち伏せされていたらしく、襲撃は計画的なもの。攻略組(自称)が俺に言うことを聞かせられなかった時の一応の保険

 ・ノルンに危害を加えると、牢屋に収監され一定期間そこから出られなくなるため、狙うのはプレイヤーだけ


 以上が襲撃犯の情報の全てだ。

 本当に自称だったよ、それどころか犯罪者だな。ノルン達に被害がないためギルドに情報が来なかったのだろう。異人なら掲示板にでも報告するだろうし、相手が同じ異人ならわざわざギルドに報告するとも思えない。アンク君の話だと、被害者が集まり討伐隊を結成して報復をしようとしているそうだ。まあ、数を揃えたら簡単に討伐出来るだろう。まあ、頑張ってくれ。


「以上が得られた情報になる」

「あいつら、思ってた以上に面倒だったのね」

「危なかったですね、もし一緒に行動してたらどうなってたか」

「さすがに8対25じゃ勝てねぇッス」

「既に掲示板にも書き込みました、ギルドの騒ぎが書かれていたスレに書いたので、すぐ拡散するでしょう」

「あの場にいた連中なら顔もわかるから、すぐ特定されるわね」

「とりあえずは~、一段落ですかね~」

「そうね、魔物除けも効いてるみたいだから、暫くは馬車に揺られながらのんびり行きましょう」


 アヤメさんの言葉に馬車の中が穏やかな雰囲気が流れ始めた。予定では分かれ道までさっさと行くつもりなので、だいたい2時間はのんびり出来るはずだ。俺は御者なので無理だけど。そう思っていたときだ。ネリネさんが一言、


「ところで、どうやって聞き出したんですか? 素直に話すような方ではなかったと思ったのですが」


 来た、出来れば来ないで欲しかった質問がこのタイミングで。頼むぞイアン!


「えーとだな、簡単に言えば説得をしたんだよ、なっ、なあ」


 イアンの振りに男性陣がうんうんと頷いて答える、どうやら根回しは出来てるみたいだな。いやでも、この感じは、関わりたくないだけか?


「説得、ですか。具体的にどのような?」

「「「えっ!? 」」」


 揃いも揃ってなにやってんだ! そんなリアクションとったら勘繰られるだろうが! ちょっとイアンなんとかしてくれ。


「えーっ、とだな」

「ふむ、言い淀むような事をした、という事ですか?」


 イアンそこで黙ったら肯定するも同然だから! 何か喋ってお願いだから! そう思っていたら背後に気配がする、そして、


「さて、先程から一言も話してないジンさん、貴方が主犯ですか?」

「えっと、なんのことですか?」

「皆さん言い淀みながらチラチラ貴方を見るんですよ、素直ですよね」


 あー、これは駄目だ、既に手遅れだ。経験上こういう人は認めるまでグチグチ言い続けるぞ、対処法は、ない。素直に認めて少しでも早く解放されることを願おう。


「はい、すいません、俺がイアンに頼みました」

「あら、認めるのが早いですね、それでは彼女にした説得の内容を教えてくれますよね? 」

「怒りません? 」

「内容次第です。まあ、隠した以上やましいことでしょうけど」

「その、ですね、戦いが始まってすぐあのおん、女性が気になる事を言いまして、それで……」


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 俺は今回疑問に思った事と判明した事、そして判明した経緯を語った。最初の方は興味深く聞いていた女性陣だったが、やはり、女性に鞭を振った辺りで怪訝そうな顔をされた。シャロンはそうでもなかったが。そして、


「以上、です」

「はー、鞭にそんな隠し効果があったのね」

「プレイヤー相手じゃないと効果が分からないってのは、厄介ね」

「痛みがないから怖くない~、と思っている人ほど効果が有りそうですね~」

「それでも、女性を鞭で打つと言うのは、気に入りませんね」

「別に良いわよそんな事! 敵だったしね! さあ! 休みましょう!」

「しかしですね」

「はいは~い、この話はここまで~、ネリネちゃんも戻りますよ~」


 カンナさんがネリネさんを引っ張って中に戻した、どうやら説教は回避出来たようだ。どうやらネリネさんだけがその辺りに厳しいみたいだ、注意しとこう。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ふ~、ようやく今日の予定の半分か」


 あの後、特にこれといった変化も無く無事分かれ道に到着した。今はガガとココ、それに従魔達に食事と水を与えて休憩中、他の皆も馬車から出て自由に過ごしている。これから山道に入る訳だし、しっかり休んで貰いたい所だが、


「そろそろリアルだと7時だけど飯はどうする?」


 現在【CWO】内では12:36、一旦ログアウトするべきだと俺は考える。皆の答えは、


「魔物除けもあるし、全員でログアウトしても大丈夫じゃないか? 」

「それは構いませんが、寝るところはどうするんですか? テントでも張ります? 」

「2階にベッドがあったから、馬車内でも大丈夫な気はしますけど」

「明確になってないのはこまりものですね~」

「そもそもログアウトする時、アバターはどうなってるんだ? 消えるのか? それとも残るのか? 」

「クロウ、何か知らないか? 」

「一応アバターはその場に残るはずッス、ただ、立ったままログアウトするとその場で崩れ落ちる様に倒れるそうッス」

「ログイン位置はアバターの筈だから」

「問題は無い気がするな」

「それじゃあ女性陣は交代で2階のベッドを使いましょう」

「俺達は一応テント張ってから、ログアウトしよう」

「僕は一階でログアウトします、問題なければテントの必要は無いですから」

「だったら僕もお付き合いします」

「分かった、ただ、もし街に戻っても」

「その時はゆっくり後を追います」

「【乗馬】スキルを取って馬で追い付く手もありますから」

「そうか悪いな」


 どうやら話はまとまったようだ、俺もテントを張ってログアウトしよう。おっとその前に、


「皆、ガガとココの事を守ってくれ」

「ワン! 」「キュ! 」「「コォコォ! 」」


 従魔達に後の事を頼みテントを張る、そして、


「よし! 食事を終えたらまたここに戻ってくれ、それじゃあ解散! 」


 イアンの合図で皆がそれぞれのログアウト場所に向かっていく。俺もテントの中に入り、寝転がる。さて、ログアウトっと。何を食べようかな。

【ジン】 冒険者rank:E

 種族【常人種】 状態:【良好】

 職業【捕縛師Lv17】【調教師Lv17】

 TLv34

 LP :700

 MP :790 ↑40

 SP :840 ↑30

 攻撃:55(73)↑1 魔攻:62(93)↑1

 防御:51(103)↑1 魔防:27(30)↑2

 持久:74(78)↑2 精神:56(60)↑2

 器用:73(88)↑3 素早さ:66(73)↑2

 運:35

 土:10 水:7 火:6

 風:9 光:10 闇:14

 JP:21


 ジョブスキル

【鞭術Lv14】↑1【調教術Lv16】↑2【縄術Lv3】↑2

【調理術Lv4】↑2【片手剣Lv4】↑1

 スキル

【俊足Lv10】【気配察知Lv14】↑1【魔力操作Lv17】↑1

【魔力変換Lv16】↑1【気力操作Lv14】↑2

【鑑定Lv11】↑1【識別Lv11】↑2【魔具生成Lv7】↑2

 称号

【親愛の女神の加護】


話の都合上、従魔達のステータスは作中に書き込みました

書き終えてからステータスを加えたので、量としてはいつもとそれほど変わりません


今月の更新は週一です

よろしくお願いします



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