5-4
「すみませーん」
と言って扉を開けた。ギィィと錆びついた音がする。
中には人だかりが出来ていた。人がいきなり倒れたらしい。
「おい!なんでいきなり倒れたんだよ!」
「起きろよ!」
その男は心臓麻痺らしい。少しやり過ぎたか。
「時よ巻き戻れ。」
と言って、心臓部分だけ時を遡らせ、蘇生した奴の首を掴み、
「借りるぞ。」
とだけ言って去った。
その後、シルフの元へ連れて行き事情聴取と言う名の拷問をした。
当然耐えられるわけもなく、あっさり喋った。
あそこのブラックギルドのマスターが指示した
マスターは自分の魔法を相手に譲渡する事が出来るらしい。
「んで、マスターはどこへ?」
「俺は幹部でもなんでもねぇただの下っ端なんだよわかるわけねぇだろ!」
「じゃあなぜお前だけ個別で依頼があったんだ?」
「知らねぇよ…マスターにそう言われたんだよ…」
「ではこれが最後の質問だ。真実の目。お前は何を知ってる?自主的に話さないなら死んでもらう。」
「ひぃぃ!話すから!話す…」
そう言った瞬間、相手の頭が膨らみ「ペギャッ」と言う声と共に破裂した。
ふむ、機密情報があってそれを話そうとすると自爆する感じか。
恐らく魔法を譲渡された時に一緒に付けられたんだな。
…今回の奴は強いな。後頭が回る。
一般的なのは天使化、魔王化、精霊化の3つ。
つまり、相手は精霊化する者がいると考えてこうしてきた訳だ。
そして少なからず俺達の実力を多少は知っている。
こいつは完全下っ端って訳か。そうだとしても強すぎないか?
シルフを掴み、叩きつけたあと一方的にボコボコにするなんて下っ端レベルのやつが出来るのか?
…これも魔法譲渡か。
興味が湧いてきた…中々面白いなこいつは…
マスターを探し出し、何を知っているか、魔法譲渡がお前のスキルなのかetc..
聞きたいことが沢山増えた。
必ず見つけ出してやる。
ブックマーク、感想お願いします!




