③
さんさんと降り注ぐ日光の下、私はとあるテーマパークにいた。
私はこのテーマパークに初めて来る。
友達に「楽しいよ」と勧められ、今回来ていた。
しかし、入場口の前に見えるのは、沢山の人、人、人!
私は我先にと急ぐ人の波に恐怖を覚えながらも、入場口をくぐりパーク内に入場した。
その後、私はいくつかのアトラクションに乗った。
そのクオリティはどれも素晴らしく、それは私の人波からの恐怖心を和らげさせてくれていた。
しかし、それは突然起きた。
時は夕暮れ。私は薄暗い路地を人波を避けるように歩いていると、突然肩に感触を感じる。
私はびくりと驚きつつも後ろを見やると、そこには黒いネズミがいた。
その無表情で黒いネズミは、どこまでも真っ黒な目で私を見つめる。
ネズミに掴まれた肩を見ると、ネズミの指は5本ではなく4本だった。
ネズミは、その時ニタァと笑ったように見えた。
「ひっ!」
私は自然と小さな悲鳴を上げてしまった。
それから、毎晩私は夢を見る。
薄暗い路地で、走り寄る黒いネズミが突然私の肩を掴むと耳元で囁くのだ。
「ハハッ! 夢の国へようこそ!」
あいつのせいで私は毎日寝不足だ。
寝不足のせいで、何もかも効率が悪くなってしまう。
あいつが私の脳裏から離れない。
何もかも全てあいつのせいだ。
誰か、私を助けて。
なんか趣旨と違う気がしますが……。
思いついたので投稿です。