第一話
今日は、日曜日。
カフェの、日差しの当たる一角で、「はぁー。」と、ため息をついた。
私の名前は、日向 桜。
しがない、会社のパートタイマーだ。
今年で、30になった私は、彼氏もいない、友達もいない、一人ぼっちの生活をしている。
唯一の趣味は、カフェでのんびり過ごしているこの瞬間。
それでも、ため息が出てしまうくらいには、つまらない思いをしている。
昼下がりのカフェで過ごしている、そんなある日、私は光に包まれた。
”キラキラ”とした光の空間に、私はいた。
先ほどまで座っていた椅子も、テーブルもなく、カフェ自体なくなっていた。
とにかく真っ白な、光の空間。
「ここはどこ?」と内心思った。
まずはスマホを確認する。
どうやら電波は入っていないようだ。
「助けを呼べない、どうしよう。。。」
私は焦るばかりだ。
そこへ、「”…サクラ。 ヒナタ サクラ。”」
誰かが、私の名前を読んでいる。
「誰!! 誰かいるの!?」、私は叫んだ。
「”ようこそ、私の空間へ。ヒナタ サクラ。”」
私は驚いた。
そこには、白い、本当に真っ白で純白な服を着た、何者かがいた。
「誰・・・なの?」、と私は聞いた。
「”貴女をずっと見守ってきた、しがない神だよ。”」
「かみ・・・さま!?」
私はびっくりした。
「”サクラ、時間がないから端的に言うね。
今から、私はあなたに一時的に力を与えるよ。
過去の自分にメッセージを送れて、送った内容の通りに過去の自分が行動するというものだよ。
行動した内容は頭の中に一気にグッと入ってくる。
そうさな、6回までなら使えるという制限はつくけども。
反動に気を付けるんだよ。”」
「え・・・どういうこと?」、と一方的すぎる話に、私は戸惑った。
「”サクラ。貴女は、後悔していることがあるはず。
このチカラを使って、より良い人生を送ってほしい。
チカラの合言葉は、リシュロード、だよ。
頑張ってね。
では、私は行くよ。”」
そして光の空間は弾けて、元居たカフェに戻っていた...。




