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宇宙の約束  作者:
第一部 現れる輪郭
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プロローグ


「愛に可能性があるんじゃない。

可能性が愛なんだ。」






世界は、今日も静かに続いている。


誰かが笑い、誰かが泣く。 誰かと出会い、誰かと別れる。


朝は訪れ、夜は更ける。


風は流れ、雨は地面を濡らし、季節は何も言わずに巡っていく。


人はその一つひとつに、偶然や運命という名前を与える。

けれど、名前が変わっても、世界は何ひとつ変わらない。

今日という一日は、誰にも気付かれないまま、静かに積み重なっていくだけなのかもしれない。


それでもその積み重ねが、いつか誰かの人生を変えることも知らずに。

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