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プロローグ
「愛に可能性があるんじゃない。
可能性が愛なんだ。」
世界は、今日も静かに続いている。
誰かが笑い、誰かが泣く。 誰かと出会い、誰かと別れる。
朝は訪れ、夜は更ける。
風は流れ、雨は地面を濡らし、季節は何も言わずに巡っていく。
人はその一つひとつに、偶然や運命という名前を与える。
けれど、名前が変わっても、世界は何ひとつ変わらない。
今日という一日は、誰にも気付かれないまま、静かに積み重なっていくだけなのかもしれない。
それでもその積み重ねが、いつか誰かの人生を変えることも知らずに。




