☆26 ベータβの街
アルファーの街を出て10日後の昼頃無事にベータβの街に着いた。
道中、コンコンの村(とうもろこしが特産品)、そして、フラワンの村(きれいな花が特産品)を通りコンコンの村では、トウモロコシンを購入し、フラワンの村では花を購入した。
今回も、ミルミルの村と同様に塩払いしたあと、プロストレージ、アレンジストレージを使用しコーンスープ、焼きとうもろこし、花からは、はちみつに近い甘いものを作成した。
「護衛、ありがとうございました。明日のお昼ごろアルファーの街まで帰りますので、その際もよろしくお願いしますね」
ベータの街の領主館の前まで護衛をした僕らは、アウロラさんにそう言われ解散となった。
ジュリアさんは、今日から明日にかけて、暇だからモンスターを討伐しに行くらしい。
暇だからモンスターを討伐するって、ジュリアさんの考えがすごいよね。
もふもふガールズのメンバーは、ベータの街には来慣れているみたいで、各々好きな場所に行くみたいだ。
エリルさんは、教会。
リィサさん、カーナさんは、飲み屋。
ソーシルさんは、宿屋で昼寝。
ルンスさんは、食べ歩きするみたいだ。
僕とシャルは、青髪のルンスさんと一緒に出歩くことにした。
ルンスさんは、恥ずかしがり屋みたいで、僕への返答も素っ気無く目を合わせてはくれないけど、子供の面倒は好きなようで、シャルの面倒をベータの街までの道中1番見てくれていた。
シャルに、文字を教えてくれるので、感謝している。
ルンスさんは、暇なときには本を読んでいる女の子だ。
気になって聞いてみたのだが、もふもふガールズの女性陣は、みんな幼馴染で年齢は、18歳と僕と同い年だった。
「どのようにまわりますか?」
ルンスさんに質問する。
ルンスさんは、右手でシャルの左手を握り、僕は、左手でシャルの右手を繋いでいる。
シャルが真ん中にいる形で歩いている。
まるで親子みたいだなーっ。
「右から」
短い言葉で僕へと返答する、ルンスさん。
クールだなーっとルンスさんの性格を知らない人は感じることだろう。
ルンスさんは、僕に、返答すると耳まで真っ赤にしていた。
「ここ食べる」
少し歩くと、魚の塩焼きを売っている屋台で足を停めたルンスさん。
「何ていう魚なんですか?」
「アユユ」
多分、鮎だと思う。
この異世界の食べ物は、日本の食べ物に類似していることが多い。
じゃがいもとかジャガイモンだし。
「おじさん、アユユの塩焼き3本お願いします」
「はいよー!」
僕は、アユユの塩焼きの代金を屋台のおじさんに渡す。
ルンスさんが、僕にアユユの塩焼きのお金を渡そうとする。
「お金はいらないですよ、今日は僕が出します。シャルに文字を教えてくれているお礼です」
「でも。。。」
頑なにお金を渡そうとするルンスさん。
「男の甲斐性だと思ってください。可愛い子にはかっこ良いところ見せたいじゃないですか」
僕の言葉に、りんごのように顔を赤くするルンスさん。
黙々とアユユの塩焼きを食べ始めた。
隣にいる、シャルも美味しそうに食べている。
僕も食べようっと。
『もぐもぐ』
「ちょうど良い塩加減ですね、塩辛くもなく、薄くもないし、温かいです」
串にささったアユユの塩焼きは、あっという間に食べ終えた。
気に入ったかも、明日も食べたいな。
明日、寄って帰ろう。
次は『あげぱんぱん』と書かれた看板のあるお店。
多分、揚げパンだと思う。
並べられているパンには白色の砂糖がかけられているみたいだ。
「これ食べる」
ルンスさんは、あげぱんぱんを指差す。
「お姉さん、3つお願いします」
店員のお姉さんにあげぱんぱんの代金を支払う。
いろいろな店を見て分かったのだが、砂糖と塩を使っている食べ物は値段が高く商品は小さい。
多分大きくしたら、更に、値段を高くしないといけないからだろう。
まぁ、食べ歩きでたくさんお店を回る予定だから小さいのは助かるけどね。
正直僕は、一般的な男に比べて少食だ。
ステーキを食べにいっても、4オンスを頼むくらいの少食だ。
頑張っても6オンス。
成人男性の平均は、確か7オンスから8オンスだっはず。
1オンスは、28.349 523 125gとかだったと思う。
ステーキだけじゃなくて、スープやサラダ、ライスも食すけどね。
「ぱくっ、うん、冷えてるけど美味しいね」
シャルに、向かって感想を述べる。
「んっ」
シャルが口の周りに砂糖をつけていたのでハンカチでふく。
いくつかのお店を食べて周り、今日泊まる予定の宿屋に向かった。
高級宿屋みたいで、広い浴場があるらしい。
支払いは、アウロラさんたちがしてくれるようなので、気兼ねなく泊まれる。
お金は、たくさん持ってるけど、使わないに越したことはないし。
お読みいただきありがとうございます!




