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たまおの不幸な卒業文集  作者: 花南
29/34

01/29

 前期試験が終了して結果が発表された。

 僕は余裕で合格、山田も合格、篠宮さんも合格、そして英田が意外や意外……ぎりぎり合格していた。

「信じられない点数で合格してるな」

「理科の点数が8点ってすごいよね。これ絶対に内申点で合格したんだよ」

「山田、三芳! お前ら成績いいからって俺のこと馬鹿にしすぎだ!」

「三芳の点数のよさがすごすぎて笑えたよ! 私」

 僕の点数は50点満点のテストのうち4枚が50点、数学だけが42点だった。篠宮さんの数学のテストは偏差値70クラスの特別問題が出されたけれどもこれも普通に49点。初めて彼女が満点をとれなかったところを見た。

「これ三芳は首席演説入るかもしれないよね!」

「本当これだけの点数とる奴は滅多にいないというか……そういう点数とる奴はみんな相模第二に流れるはずだからな」

「もう三芳に嫉妬なんてしないし……」

 首席演説となると少し面倒なことになると僕は考えた。誰か242点以上点数をとってくれる奴がいてくれればいいのだけれども。

「いやーそれにしても、本当に受験が終わってすっきりしたね! 今からカラオケか何かにこのままいかないか?」

「英田が音痴そうだから私は嫌だ」

「でも三芳の歌は俺聞いてみたいけど?」

 うげ、英田が僕の歌を聞きたいとかすごい方向に持ってきた。篠宮さんがこっちを見つめてくる。

「私も三芳の歌は聴いてみたい!」

「篠宮さんの歌も聴いてみたいけど……でも、」

「何? 歌が歌えないわけじゃあないんでしょう?」

「歌ってる僕とか想像しづらくない?」

 山田がその瞬間爆笑した。

「お前だったらキャラソン出せるから! 女子がこぞって買うの見えてるし!」

「そんな恥ずかしいことできるわけないでしょう!」

「なーなー歌って三芳! 歌って三芳!」

 しかたなく近くのカラオケに全員で入って、英田は当たり前のようにドラゴンボールを熱唱して、山田がバンプオブチキンを歌って、僕が無難にポルノグラフィティあたりを歌おうとしたら篠宮さんがラルクのHONEYを入れて歌わされた。100点だった。今まで99点までしかいったことがなかったのに。

 篠宮さんの歌声は柴咲コウを歌うのにすごく向いている、鬼束ちひろを歌うのも上手。だけどアンジェラアキは下手くそだ。

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