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こんな風に地上の世界とらその国は見えないところで実は深く繋がっていたりする。
らその国では、どんなことをして過ごしているのかと言うと、らその国の学校へ行き光の神様の事や、らその世界の事を学んだり、一角獣のユニコーンと遊んだり、お城の探検をしたり、食べたいものを自由に食べたりして、楽しく過ごしている。
起きている時も寝ている時も動きっぱなしで疲れそうとか思われそうだけど、
らその国には疲れるっていう言葉がそもそもなくて、どんなに走ろうが全く疲れないし、昼間地上の世界で感じたストレスを預かってくれるように、らその世界に行くことで癒される感じなのだ。
他にも時間という概念もない、らその国に何時にそこに向かうとかではなくて、各自の自由にゆっくりと流れゆくような感じなのだ。
他にも、らその国だと自由に物が動かせたりする。でもこれは、一応らその国で魔法を勉強しなくてはならない。
勉強をしないと魔法を使ってはならないというのではなくて、勉強をしないと自由に動かせないのが魔法という感じ。
魔法があって自由があるのではなくて、
自由があってこその魔法なのだ。
らその国での服装は、大体ワンピースで私はいるけれど、自分が着たいのを自由に着てもいいことになっている。
らその国の箪笥を開けると、沢山ある種類のワンピースがあるのでまるで宝物箱にたくさん入った宝石みたいでその中から、選ぶのはとても楽しいのだ。
らその国では、物にも生命が宿っていて、コップなんかも、普通に話したり踊ったりしているので、とっても可愛い。
そういう姿を実際に見ているから、地上で生活している時に、使わせてもらっているものにもありがとうって御礼言ったりしている。
地上の母はそれを見て「偉いわねぇ」なんて、
褒めてくれるのだけれども、決して褒められたくてやっている訳ではじゃないからと言いたくなる時もあるけど、
母に褒められるとやはり嬉しいから、にこにこして「うんうん」頷きながら喜んでいる。