人を痛めるのはいつも誰かの為
審判「試合開始10分前です!
選手の方達は待機場でお待ちくださーい!」
審判の1つの合図で隆矢、千菜、ロイス、レストは動きだしていた
―隆矢&千菜の待機場―
隆矢「十手だけでどう戦うんだろうなぁ?」
不思議そうにシルビアを弄るかのような口調で千菜にそう問いかけると困った顔で千菜は
千菜「まぁ…そこは私が援護するから安心しな?」
そう言うと嘲笑うかのように隆矢がニヤつきながら話しだす
隆矢「後衛向きのあんたがぁ?
せめて武器を持って言いなさぁい。」
そう談笑しているとやや怒っているシルビアが現れた
シルビア「盗み聞きしていれば文句ばかり…
わかりましたよ!武器追加しますよ!
肉切り包丁でいいですね!
中華の四角いやつと…
ホラゲーでみる三角頭の武器です。
あと、もうこれ以上あげません!」
その事だけを伝えて怒っていたシルビアの声は1つも聞こえなくなった
隆矢「せめて…変える方法を…」
困り果てた声でシルビアに言ってみるがシルビアは1声も出さなかった
そうしたら千菜が疑問系で隆矢に提案をする
千菜「あれじゃない?
武器に能力解除を使うんじゃない?」
千菜の提案を聞き急に目が明るくなった隆矢は
それを実行したら十手から武器に変更された
隆矢「おぉ〜!ほんまに変わった!あんがと!」
そう言い千菜は少し笑っていた
その後もずっと隆矢と千菜は談笑していた
―ロイス&レストの待機場―
ロイス「何故だ?学園7位の俺が
お前と組まなきゃいけねぇんだ。」
不服な声が1つ待機場に響くが
そしてロイスを貶す声が響く
レスト「剣術第5位の俺がお前と組んでんだ。
大人しく三下は俺に従え。」
ロイスとレストは自身が強いと言う称号を持っているため自分と同等かそれ以上の人間を嫌っている
ロイス「お前は、たった1発で落ちた癖にな?
雑魚が粋がってんじゃねぇぞ?」
ロイスは腹が立っており
レストにセシルに負けた試合の事を話し出す
そうするとレスト怒ったように
レイに負けた事の試合を切り出す
レスト「ならお前は不意打ちじゃねぇか?
しかもー?防御に集中し過ぎて
背後をぐさっと。
三下すぎる負け方だな?」
ただ互いの事を貶し合い続けている
その場の空気はギスギスしており
まるで針で刺される様な空気であった
―闘技場―
審判「皆様!期待を膨らませたー!
突然の新入生!
川西隆矢&平松千菜対!
名家の2方!
ロイス・エルカディア&レスト・ラント!
試合…開始です!!」
会場内は観客の歓声の中現れたのは2人の名家と
2人の名も家柄も知らぬ人間
勿論、観客達は
ロイス、レスト達に歓声を浴びせている
レスト「ふ、俺の方が歓声が来ているな。」
自慢げに語っているレストにロイスが突っかかろうとしていると隆矢が困った口調で話しかける
隆矢「あのー…とっとと殺りましょう?」
その一言にレストが少しの無言をかけて
顰めっ面にしながら怒っていた
レスト「お前…誰にものを言ったか…
わかっているのか三下ァ!!!」
癇癪を起こしたレストは神器を取り出し
一直線に隆矢目掛けて殺しに行った
隆矢「千菜。飛ばして。」
冷静に隆矢は千菜へ合図を送り
隆矢はレストの攻撃を避けレストの背後を取った
隆矢「がら空き。死ね。」
そう言い隆矢はレストの後頭部を十手で力強く
殴りあげた
その直後レストはまるで時が止まったかの様に動きが止まっていた
隆矢(これが1秒停止ね。殴り放題)
隆矢は不気味に笑いレストの腕、背中、脊髄を十手で殴り続けた
10発程レストを殴った後
レストが突然隆矢の方を振り返り拳で殴ろうとしてきた
千菜「危ないって!!」
千菜が焦り咄嗟の判断で隆矢を千菜の隣に瞬間移動させた
隆矢は申し訳なさそうに
隆矢「すまん。油断してた。
次はもっと上手くやるわ。」
そう言ってロイスの背後を指差し
千菜にそこまで飛ばす様に指示した
隆矢「もし、危険になったらこっちを何が何でも
飛ばせ。いいな?」
千菜はそれに頷いた後
隆矢をロイスの背後に飛ばした
隆矢「はーい。殺しに来たよ?」
また隆矢はニヤつきロイスに殴り掛かったがロイスは自身の周りの空気を鉱物に変化させ
攻撃を防ごうとした
ロイス「これでは…攻撃できまい!」
ロイスが煽る様に隆矢に言うが
隆矢は迷う事なく笑いながらその鉱物を十手で
思いっきり叩き壊した
隆矢「くだらねぇって!壊したらええんだよ!」
砕いた鉱物をロイスの顔面にぶち当てた後
隆矢は十手でロイスの腕を重点的に殴り続けた
隆矢「ガタイがいいんだ!まずは!腕を!壊す!」
何発も殴り続けていたが突然
隆矢は千菜の隣に瞬間移動した
隆矢「折角楽しかったが…どうした?」
そう聞くと疲れ果てた声で隆矢に伝える
千菜「あの人…追っかけて…くるから…
どうにかして…マジ死ぬ…」
息が上がりつつも隆矢にそう伝えると
隆矢は十手から肉切り包丁に変化させたが
ハズレの様で自分より少しに小さい大鉈が出現した
隆矢「……ッ!?おっも!?」
隆矢はそれを持ち上げる事ができずに戸惑っていたがそれを良しとしたのか隆矢ではなく千菜を殺そうと千菜目掛けて走っていく
隆矢「おい!飛ばせ!」
千菜はそれに従い焦りつつも正確に隆矢を飛ばす
そうすると隆矢がレストの攻撃を受ける体制で大鉈を構えていた
レスト「死ね!!三下!!」
勢いよく振り上げられた神器は大鉈に大きく触れ
武器が破壊された
その宙を舞う武器の破片はレストの神器であり
粉々に砕け散っていた
レスト「はぁ!?」
あまりの驚愕にレストはそれ以上の声は出なかったが隆矢がコツを掴んだのではなく力任せに大鉈を
振り上げた
重低音の風切りを経て
大きく遅い振りかぶりでレストは避けてしまった
隆矢「流石にキツすぎる!!」
そう言い地面に大きくドンッ!音を立て置くと逆に隆矢はそれを使いこなす事にした
千菜「あれ…使えんの?」
千菜が小声でそう言うと隆矢は呆れた様子で
隆矢「ははっ…いけると思うか?」
そう聞き返すと千菜も呆れた様子で
千菜「うん…無理だな。」
そう答えた
話し終えた事を確認したレストは嘲笑うかのように
レスト「第二戦しようじゃないか。」
そう言い隆矢に真っ直ぐ斬りかかり血飛沫が飛散る
千菜「ハッ!?」
会場全員が驚き目を擦り現実かどうかを確認する
隆矢「タイミングあわりゃあ…切れるんだわ!」
あの大振りの一撃をレストの胸を切り裂いたのだ
致命傷にはならなかったレストは2度目の敗北を前にただ怒る事しかできなかった
レスト「俺が…お前らみたいな雑魚共に…
負ける訳ないだろうがー!!!」
感情が昂りアドレナリンが多量に出ているレストは斬られた時の痛みを感じてはおらず
隆矢ではなく千菜を殺しに殺意のある10撃をゲートでの武器さの射出を合わせて行った
隆矢「ふざけんなや。それは反則やろ。なぁ?」
隆矢は若干怒った口調で虚空を素手で握りつぶしてゲートにある武器をゲートそのものを閉じてみせた
レスト「はぁ!?なんじゃそりゃあ!?」
レストは見た事もない技に驚愕し
目が見開いていた
隆矢「あぁ…二戦目…だよな?
次はぶち殺してやるから…待ってろよ。
そこで木偶の坊になってる…お前もだ。
まとめて斬り殺してやるよ。」
怒った事により昂った感情はただ隆矢を極端な選択しかさせていた
その事に千菜は
千菜(流石に…本当に殺さんよね?
殺りそうになったら…流石に止めるか。)
そう考え両者は第二戦目を開始した




