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第四話 -8
「はああああっ!」
かなめが大剣を振り回す。
五行で障壁を作り出し、それを防御するオロチ。
「やはり神器を持つ者と戦うのは悪くないな。一撃一撃に重みがある」
そう言いながらも、オロチは先程の位置からまったく動いていない。
「ふん……」
「ぐっ!」
オロチが風を起こし、かなめを吹き飛ばした。
「そろそろ終わりにするか」
オロチが五行で、武器を作り出す。
「なっ……!」
「それは……!」
大剣。それは、かなめの持つ『界斬刀 囲』にどことなく似たデザインだった。
「『界斬刀 戒』。これがオレの神器だ」
オロチが構え、
「知ってるか?神器はそれを使う者の
精神と繋がっているらしい。つまり、神器の破壊は――」
フッ――と、一瞬でかなめの目の前に移動。
「精神を破壊することに等しい」
響く金属音。ぶつかる二本の界斬刀。
その一本に、ひびが入り……
「ああああああっ――!!」
かなめの絶叫がこだました。




