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番外編 麒麟-11
「やつらはここで何をしていたのじゃ?クシナダ……と言っておったな……」
なずなが周囲をうろつく。
いつまでも寝転がってるわけにはいかない。ボクも起き上がって何かないかときょろきょろしていると……
「……ん?」
「どうした?何かあったか、かなめ?」
「あれは……?」
うまく説明できない。蜃気楼のような……ある一部の空間が、景色を歪ませながらゆらゆらと揺れていた。
「時空の歪み……?」
なずながそれに近づく。
「初めて見るのう。平行世界など空想の産物と思っておったが……まさかやつら、別世界に干渉を……?」
なずなの話についていけない。何の話?
「……!」
突然、なずなが時空の歪みとかいうものに手をかざした。
「スサノオが……向こう側の世界にスサノオがおる!」
「え?」
「もし力を借りることができれば……。かなめよ!わしはこれから平行世界に干渉する!すまぬが護衛を頼む!」
「あ、うん」
状況がよく理解できていないまま、とりあえずなずなを守るために辺りを見渡す。
「……来てる」
気配を感じる。
数は……十匹近く。群れで行動してるから、おそらく犬(?)型のケイム・エラー。
なにか呪文のようなものを唱えてるなずなから離れ、ボクはケイム・エラーの方へ向かった。




