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番外編 麒麟-12
「ふぅ……」
このレベルのケイム・エラーなら、十匹いてもボクひとりでやっつけられる。
なずなの方を見ると、いつの間にか知らない男の子が一緒にいた。
何か話してると思ったら、とある方向を向いて男の子が固まっている。
ボクもそちらを向くと、新たなケイム・エラーの群れが現れていた。すでになずな達にかなり近い。
「ボクが……守る」
ボクは走った。
ささっとケイム・エラーをやっつけ、二人のもとへと戻る。
「お疲れ、かなめ」
なずなの言葉に、ボクは頷きで返した。
男の子は、ボクと同い年か年下くらいかな。身長はボクより高いけど。
「この人が……スサノオ?」
「そうじゃ」
「え?いや、あの、僕の名前は……」
「さぁ、まずは帰ろうぞ!もう時間も遅いしのぅ」
なずなが、強引に男の子の背を押していく。
「ちょっ、ちょっと!」
うろたえながらも、なずなについていくスサノオ。
なんとなくだけど、優しそうな感じ。友達に……なれるかな……
そんなことを考えながら、ボクは二人の背中を見つめた。




