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30話 次の一歩へと段階を進め⑤

「結構いけるな。…ぶっちゃけパスタだからって侮ってた。」

 そのニメージュの言葉で、我に返り応答する。

「逆に攻めた見た目に気圧されてしまいましたが、反してこんなにもまろやかだとは。

 これもニメージュさんの選択の良さですね。」

「いや、一番最初に載ってるのが店の自慢メニューだろうから、それにしたってだけだ。」

「それだって根拠があっての事じゃないですか。たとえ些細な事だとしても、私には無かった経験則。」

「…それもそう、か?」

 合間に一口。その間にニメが続けて言う。

「ていうかそもそも店選びは騎士様じゃん。

 自分じゃ選ばないタイプの店だし、これもいい経験になるよ。」

「…無理に自分騙そうとしてません?」

 見せる感情と言葉の違和感。それに対する返答は、意外にもすぐだっった。

「かもな。けどそれが原動力にでもなりゃお得じゃん?」

 そうは言うものの、迷い思う所がある様子。だから、流れを変えにと少し声を張って。

「じゃあ次こそはニメージュさんの選択を仰ぎましょう!」

「えっ、私の?」

「慣れた雰囲気の所でも、知らないけど行ってみたい所でも構いません。」

 こちらから依頼する形、貴族財布なめないでください!」

 少し戸惑いながらも、ニメージュが答える。

「…分かった、探しとくよ。」

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