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異世界での出会いからはじまる最強剣士たちの物語  作者: 荒木政一郎


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岐路

今から6年前

黒川健志 当時 6歳

健志の父親は無職のアル中で、健志と健志の母親にいつも家庭内暴力を振るっていた。

健志「痛いよ。怖いよ」

泣く健志に対して

健志の母親「大丈夫だからね」

とよく言っていたが

そういう健志の母親も泣いていた

健志は父とは反対に優しい母が大好きだった

健志は大好きな母親がいてくれることでかろうじて精神を保っていた。しかし、ある日 母親が自分をおいて家を出て行ってしまった。

健志は泣きながら

健志「お母さんどこに行ったの、僕も一緒に連れていってよ、僕を一人にしないでよ」

健志の父親「うるせえなてめえは。あのクソアマはお前と俺をおいてこの家から逃げやがったんだ

あいつの分、お前を殴るから今日から覚悟しろよ。このクソガキが!」

健志「嫌だよ」

健志が恐怖により泣きわめく

健志の父親「うるせんだよ。クソガキこっちにこい」

健志の父親が健志を殴り、健志は部屋の壁に激突する

そこから父の暴力は激しくなる。

健志(そうだ、僕がお父さんより強くなればお父さんも僕に暴力を振えなくなるし、お母さんも戻ってきてくれるかもしれない)

強くなければ父には暴力を振るわれ、母には出ていかれる、そう考えた健志は強くなることを決意した。

健志「強くなって、絶対にあのクソ親父を倒してやる」

そこから健志は小学校に行きながらも腕立て伏せや腹筋、スクワットなどを毎日回数を増やして行った。その結果、12歳になると圧倒的な存在だったはずの父を喧嘩でねじ伏せるほどの力を身につけることができるようになった 

健志の父親「お前いつからそんなに強くなった?」

健志「もうお前は殴るどころかもう俺に触れることすら叶わない。」

健志の父親「健志、俺が悪かった頼むから許してくれ」

大の大人が子どもに必死に許しをこう

健志もその姿を見て、怒りよりも哀れみの気持ちのほうが強くなった。

健志「お前なんか殴る価値もない、とにかく俺の視界にだけは入るな。いいな」

健志の父親「わかった」

そんな健志だったが中学入学後さっそく不良たちに絡まれてしまった

不良「おい一年。金出せや」

健志「いやですよ。いま金欠なんです」

不良「うるせえ。いいからなけなしの金出せや」

だがその不良たちはもはや強くなった健志の敵ではなく軽く倒すことができた。

不良「覚えておけよ、クソガキが」

だが不良は地元で有名な暴走族の一員で彼は仲間を全員連れて仕返しにやってきた

その数は軽く150人を超えていた

不良「三池さん、こいつが俺たちをボコボコに

しやがった一年の坊主です」

金髪で背の高いボスらしき人物が現れる

三池総長「俺ら、龍虎連合を舐めてもらっちゃ困るんだわ」

健志「先にちょっかいかけてきたのあなたたちですよ」

三池総長「それでも俺たちは負けたらやり返さなきゃいけないんだ」

三池総長と健志のタイマンが始まる

さすがこれだけの数の不良を引き連れているだけあって三池は強い

体はデカく、パンチの一つ一つが重い

健志はそれらのパンチを回避したり、腕でガードするなどして捌き

強烈なカウンターのパンチを三池に放つ

三池「いいパンチだ。一年にしてはなかなか強いが俺はこの龍虎連合のトップだ!死んでも負けねえよ」

三池が総長としての意地を見せる

三池「俺だって先代の花田総長にこのチームを任されたんだ。このチームはいままで愛されてこなかった俺がひとりの人間として認めてもらえる唯一の場所なんだ」

健志「そんなの知りませんよ!俺はただ平和に暮らしたいだけ、邪魔をしないでください」

三池「仲間の仇を討たなきゃ、他のチームに舐められる!俺たちみたいな喧嘩しか取り柄がない人間は喧嘩に負けたら存在価値がなくなってしまうんだ」

その言葉を聞いた健志の口調が荒くなる

健志「中一相手にこんな人数引き連れてくるほうがみっともないだろう!」

三池のパンチを交わすと同時に健志が顎を蹴りあげ、腹に渾身のパンチを打ち込む。

三池「うるせえ!」

三池の家庭はネグレクトの家庭だった

三池「母ちゃん、お腹空いたよ」

三池の母親「自分で作ればいいじゃん」

三池「父ちゃん、遊んでよ」

三池の父親「外で一人で遊べばいいだろ。お前と違って暇じゃないんだよ」

彼は親の愛を知ることなく幼少期を過ごした

服はいつも薄汚れており、小学校ではいつもいじめられていた。

同級生「マジで汚いな。こっちにくんなよ」

三池「そんな、、、」

さらに他の同級生の陰口が聞こえる

同級生「三池が死んでも、誰も悲しまないよね」

同級生「そんなの当たり前だろ」

三池(なんで僕だけがこんな目に遭わなきゃいけないんだ。)

中学生になると彼はみごとにグレた。

彼に突っかかってくるやつや陰口を言った人間は

容赦なくボコボコにされ、彼についた異名は

「修羅の三池」 彼の周りで彼にはむかえるものはいなくなっていた。

だが彼の周りには誰も集まらず、孤独だけが彼の心を支配していた。

そんなある日彼は地元では有名な暴走族 龍虎連合の総長 花田総長に勧誘された。

花田総長「お前が三池か!うわさには聞いているぜ。喧嘩が強いんだって?俺は花田。俺は喧嘩が強いやつが大好きだ。よかったら俺がトップを張ってる龍虎連合に入って、日本でトップを狙わないか?」

三池はその言葉に感動した。

三池(こんな俺を受け入れてくれる人がいるなんて)

「もちろん入らせていただきます。」

花田総長「いい返事だ。お前なら俺を超えて、すぐにでも総長になれるかもな。よろしくな三池」

三池「よろしくお願いします。花田総長!」

花田「おう」

龍虎連合は喧嘩さえ強ければどんどん上に上がれるシステム。もともと喧嘩が強かった三池は花田の言葉を原動力とし、さらに必死に鍛え、末端から龍虎連合の副総長つまり花田総長の右腕にまでのぼりつめた。

花田「やはり俺の目は間違っていなかった。

こんな短期間で末端から副総長にまで成り上がったのは初代龍虎連合結成から今日まででお前が初めてだ。胸を張れ。お前は本当にすごいやつだ」

三池「ありがとうございます」

(こんなに褒められたのは生まれてはじめてだ)

花田「俺は今日で引退する。今日から龍虎連合は三池、お前のチームだ。龍虎連合を日本一いや世界最強のチームにしてくれ」

三池「わかりました。花田さん、このチームを最強にしてみせます」

花田「その意気だ。あとは任せたぞ三池!」

三池「おまかせください」

そして現在に戻る

三池「龍虎連合は世界最強の暴走族になる

お前なんかに負けられないんだ」

ノーガードの戦いが始まる

お互いの拳を互いの顔面に打ち込み

怯んだところに強烈な蹴りを入れる

そこに技術はなく、身体能力任せの超暴力だ

健志と三池は殴り合いの末、互いにボロボロになっていた。両者は最後の力を振り絞り、鍛え抜かれた拳を互いに向けて放す。健志が横にずれて三池の拳を交わし、全力のパンチを三池の顔面にねじ込んだ

健志が三池を倒した


三池「なんだお前、途中からわざと回避せず俺の喧嘩に付き合ってくれていたのか」

健志「不良は嫌いだけどアンタは別に嫌いじゃないからな、途中から最後以外で交わすのはあまりに野望な行為だと思った。あんたは暑苦しいが確かな信念のある気持ちの良い男だったよ。あんたとの殴りあいとても楽しかった。」


三池(花田さんすみません、俺負けてしまいました。でも確かにとても気持ちのいい喧嘩だった。またこいつとリベンジしてえな。せめて名前を聞けばよかった)

三池はそのまま気絶した

不良「あの三池さんが一年にやられた!?」

副総長の風見が出てくる

風見副総長「お前らなに突っ立てるんだ!三池さんの仇を討て!このチキンどもが」

風見は三池に忠実な手下だった

彼はもともと一塊の不良だったが

三池に鍛えられ、暴走族のナンバーツーに

のぼりつめた、三池は自分を信じ、相棒にしてくれたのだ。そのため風見は三池を深く尊敬していた

彼の声で健志にびびっていた、不良たちが一斉に飛びかかる

健志は向かってくる殴り倒していったが

風見が出てきた

風見「もういい、俺がやる」

風見は三池と違って技巧派だった

フェイントのパンチからの腹への蹴りは強烈で

しかもボクシングの心得があるようで

打撃は素早く、的確にダメージのあるところを突いてくる

健志「総長もそうだがあんたらまじで強いな」

満身創痍の状態ではなかなかの強敵だ

だが健志も只者ではない、徐々に攻撃を見切りはじめ、強烈なカウンターの一撃

健志「技術はあるしフェイントからの蹴りも厄介だったが、パワーがお粗末だった。」

風見「なるほどあえて攻撃を受けることで俺の動きを分析し、カウンターを狙ったのか。三池さんを倒すだけはあるな一年坊主」

風見の復讐心は消えていたなぜなら三池と同じく

健志との戦いが楽しいと感じたことで冷静になり、周りを見渡したことにより、倒れている三池を見て満足そうな顔をしていることに気づいたからだ。三池が健志を恨んでいないなら復讐をする必要もない。そのまま戦いでの疲れに身を任せて目を閉じた



不良「風見さんまで!だがあいつは相当弱ってるみたいだ。イッキに畳み掛けるぞ」

ツートップを倒しても不良たちがぞろぞろ襲いかかってきた

だが健志は強い。襲いかかってくる不良を次々に殴り倒していく

不良「この化け物が!一斉に畳み掛けるぞ」

健志そろそろキツくなってきたな

健志は半分くらいを倒せたものの途中で力つき、ボコボコにされた

ボコボコにされ気絶した健志が目を覚ますと

もう暴走族は去っていた

健志「やっぱり俺に味方はいない、喧嘩の腕だけじゃダメだ。素手じゃ大人数には勝てない。なにか武器を持たないといけない」

そして健志は数多くある武芸の中から剣の道を歩むことにした。

近くの道場に行き、剣術を学んだ

健志が教えを乞うたのは

森川流の森川龍二

森川は学生時代、剣道で日本一をとった男で

卒業後しばらくしてから自分の道場を建てた



そこで道場の仲間とともに健志は剣の腕を磨いた。

森川「いいぞ健志!お前は飲み込みが早い。

その若さでその領域にたどり着けるとは」

健志「ありがとうございます師匠」

森川「ところで一つ聞きたいことがあるが

過去に何があった。確かにお前は優秀だが、どこか剣筋に迷いがある。もちろん無理に話せとは言わない。だが健志がいいというなら私とお前だけの秘密にしておくから教えてくれないか」

健志「わかりました。幼少期のころから私は父に虐待され、母も家を出て行ってしまいました。私はその絶望を糧に必死に鍛えて

圧倒的な存在なはずだった父をねじ伏せるほどの

力を得ました。しかしある日、私は不良との揉め事がきっかけでその不良が所属する暴走族にコテンパンにやられ、私はさらに強くなりたいと思いここに来たのです。しかし、ここに集まっているのは誰かを守りたいという強い信念を持つ人ばかり。私のような利己的な人間がいていいのかと悩んでいます」

森川「今は守りたい人がいなくても、これからつくっていけばいいじゃないか。何も迷うことはない」

健志「はい。ありがとうございます。おかげで迷いがなくなりました。」

素振りから実践までを何度もこなし、健志は着実に技術を高めていった。

大会では年上相手にも負けることなく、森川と同じように優勝し、ついに日本一になった。

森川龍二の教えは「剣を復讐や喧嘩のために使うのではなく、人を守るための盾とせよ」だった。その教えを胸に日本一の剣豪になった健志が剣の腕をさらに磨くこと一年

弟子A「健志マジで強いよ。」

弟子B「いつまで経っても勝てる気がしない」

健志の剣の腕に拍車がかかり、もう他の弟子たちではまったく相手にならない程の強さを手に入れていた。森川流の技をすべて習得し、技を編み出した森川以上のクオリティーで使用することができ、さらに自分用に改良を加えていった。


森川(この子はいままでに類を見ないほどの剣術の天才だ。すでに私の全盛期を超えている)

「健志、ここで学んだことを糧に自分の信じる道を進みなさい健志、お前は私の自慢の息子だ」

健志から健志の過去を聞いていた森川は健志を息子のように大切にしていた

健志は不良への復讐のために使うのではなく、大切な人たちを守るために使おう、改めてそう誓った。

健志「いままでありがとうございました。

あなたから受け継いだ教えを守ることを誓います」


森川「よく言った」

(我ながらとんでもない大物を育ててしまったかもしれないな)

「最後に

敵を圧倒している時こそ油断するな。

人間はうまくいっている時ほど油断する

だがそこで隙をつかれて逆転されるというのはよくある話だ

だから最後まで油断するな

そして逆もまた然り

ピンチの時こそ、チャンスだ。

圧倒されているなら敵の予想外を作れ」

健志「ありがとうございます。」

森川「ああ。この教えを忘れるなよ」

健志「はい」

その日から剣の修行に加え

合気道や柔道などの相手を傷つけずに制圧する武術や多対一での戦闘に特化した軍隊式格闘術を独学で学び、着実に吸収していった。

次話 黒井健志の人生を大きく変える戦いが始まる! 


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― 新着の感想 ―
小説なのにまるで漫画やアニメのように戦闘の様子が浮かんできた
とても面白かったです。これからも執筆活動を頑張ってください。応援しています
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