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隣人ふたり
「ふふっ、結局私たちは、望みの相手に出逢えなかったみたいですね」
「そういうことになるね」
「けど、あなたがその相手じゃなくて良かったとも思うんです」
「奇遇だね。私もだよ」
「もしこの冬が終わったら、私の故郷に来てくれますか? 開発予定地の担当者としてじゃなくて、偶然知り合えた『お隣さん』として」
「ただの隣人がここから北の大陸まで出向くかな……? でもいいよ。そのときは案内をよろしく」
「約束ですよ」
「あぁ、やくそ、く」
「お隣さん……?」
「……」
「あぁ、もう眠くなっちゃったんですね。私はこの寒さでもちょっとだけは平気だから、気付きませんでした。大丈夫です。最後まで傍にいますよ」
「……」
「あ―――私も、意識が、薄れて。やっと、一緒に、凍れ、」
「……」
「じゃあ おやすみなさい ―――大好きなお隣さん」
リーヴとスラシルの結末はお気に召しましたでしょうか?
中央の異様な技術力や、世界を終焉に導いた冬の原因。そしてリーヴのもつその冬への耐性。
謎の残る終わり方となりましたが、その真相やふたりの"その後"は別作品で補完していけたらと思います。
宜しければフォローなどして、気長にお待ちいただければ幸いです。




