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好きと言うには近すぎた  作者: 桔梗鹿々
第五章 葉子の目に映る私
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第九章 私より先に

 葉子の家へ泊まった翌日から、私たちは手をつながなくなった。

 避けているわけではない。

 昼休みには今までどおり階段の踊り場へ集まり、放課後に時間が合えば一緒に帰る。肩が触れれば軽く押し返し、葉子が私の鞄に菓子の包み紙を忍ばせれば、翌日にはそれを葉子の筆箱の奥へ戻しておく。

 変わったことといえば、別れる前に少しだけ立ち止まるようになったことだった。

 駅の改札。

 郵便局の前。

 葉子の家へ続く曲がり角。

 以前なら「また明日」で終わっていた場所で、どちらもすぐには背を向けなくなった。

 何かを待っている。

 けれど、何をすればいいのか分からない。

 結局、くだらないことを一つ言い足してから別れる。

「明日、寝坊しないでね」

「葉子こそ」

「私は起きられる」

「この前、目覚まし三回止めてたでしょ」

「あれは日曜日だから」

「曜日で音は変わらないよ」

 そんなふうに笑い、今度こそ手を振る。

 手をつないだ夜については、話さなかった。

 ただ、なかったことにもしていない。

 葉子の手を見れば思い出す。葉子もときどき、私の指先へ視線を落とす。けれど次に触れるのは、私からでなければいけない気がしていた。

 葉子はもう、ただ待つだけではいられないと言った。

 私も、追いつくと答えた。

 だから次の一歩を、葉子に任せるのは違う。

 そう思うほど、簡単には手を伸ばせなくなった。


     *


 八月の終わり、市民会館の公募展が始まった。

 葉子の絵も、無事に出品されていた。

 作品名は『視線の先』。

 題を聞いたとき、私は少し恥ずかしくなった。画面のなかの私が何を見ているのか、葉子と私だけは知っている。

 以前は余白だった場所に、葉子自身の姿が描き加えられていた。

 観客席ではない。

 トラックの外側、白いフェンスのそばに立っている。顔ははっきり描かれておらず、手にスケッチブックを持っていることだけが分かる。

 走る私の視線は、そこを向いていた。

 その小さな姿があるだけで、絵のなかの私はどこへ向かうのか分かる。

 それが、知らない人たちの前に飾られると思うと、落ち着かなかった。

 私たちのあいだにあるものを、葉子が絵のなかへ隠してしまったようにも、反対に人目へさらしてしまったようにも思える。

 展示初日の土曜日、私は葉子と会場へ行く約束をしていた。

 午前の練習を終え、学校の更衣室で着替える。紺色のシャツに白いパンツ。服を選ぶのに時間をかけたつもりはなかったが、鏡の前で髪を結び直していると、真琴が隣から覗き込んできた。

「今日、どこか行くの?」

「市民会館」

「葉子ちゃんの絵?」

「そう」

「デートだ」

「違う」

 答えたあと、春休みのことを思い出した。

 あのときも、私はすぐに否定した。

 葉子は笑っていたけれど、あとで傷つけたかもしれないと気づいた。

「……たぶん」

 言い直すと、真琴が目を丸くした。

「何が?」

「デートかどうか」

「そこ、本人たちで決まってないの?」

「決まってない」

「面倒くさいね」

「うるさい」

 真琴は笑いながら、自分の荷物を持った。

「葉子ちゃん、ずっと待ってるよね」

「何が」

「桜を待つ時間」

 私は鏡越しに真琴を見る。

 からかっている表情ではなかった。

「知ってたの?」

「見てれば何となく。二年のときから、葉子ちゃんが桜を見る顔だけ違ったから」

「そんなに分かりやすかった?」

「桜以外には、ね」

 胸の奥が重くなる。

 私だけが知らなかった。

 葉子が特別な目で私を見ていた時間も、友達のふりをしながら言葉を選んでいたことも。

 告白されてからは知ろうとしてきたつもりだった。

 それでも私は、葉子の気持ちを受け取るだけで、自分が何を返しているのか考え切れていない。

「待たせすぎると、ほかの人に取られるよ」

 真琴は冗談めかして言った。

「物じゃないんだから、取るとかないでしょ」

「そうだね。葉子ちゃんが自分で選ぶんだもんね」

 その言い方のほうが、ずっと嫌だった。

 葉子が選ぶ。

 私ではない誰かを。

 あり得ないとは言えなかった。


     *


 市民会館の前に着くと、葉子は入口の柱にもたれていた。

 薄い青のワンピースを着ている。

 髪はいつもより低い位置でまとめられ、耳元には小さな銀色の飾りが光っていた。学校では見たことのないものだった。

 私は少し離れた場所で足を止めた。

 葉子が顔を上げる。

「遅い」

「約束の五分前だけど」

「私は十五分前からいた」

「それは葉子が早いの」

「知ってる」

 葉子は柱から身体を起こした。

 私の服を上から下まで見る。その視線を意識してしまい、落ち着かない。

「なに」

「別に」

「何か変?」

「変じゃない。ちゃんとしてるから、どうしたのかと思った」

「普段はちゃんとしてないみたいに言わないで」

「部活帰りの桜は、だいたい髪が半分ほどけてる」

「今日は結び直した」

「うん。きれい」

 さらりと言われ、返事に困った。

 葉子のほうが、いつもよりずっときれいに見える。

 そう言えばいいだけなのに、言葉が喉へ引っかかった。

「葉子も」

「私も、なに?」

 泊まった夜と同じように、葉子は返事を急がせず待った。

 困らせて楽しんでいるだけかもしれない。それでも、逃げたくなかった。

「……きれいだと思った。今日の葉子」

 声が小さくなる。

 葉子の頬が少し赤くなった。私も恥ずかしいのに、その変化を見て少しだけ息がしやすくなった。

「ありがとう」

 葉子はそう言い、会館の扉を開けた。

 先に入っていく背中を見ながら、私はやっと息を吐いた。

 入口には、公募展の案内板が立っていた。

 一般の部と高校生の部に分かれ、油彩、水彩、版画が並んでいる。受付のそばには美術部の顧問がいて、葉子を見つけると、作品の横に感想ノートが置かれていると教えてくれた。

 葉子は落ち着かない様子で会場へ入る。

 絵を見に来たはずなのに、足が少し速い。

「緊張してる?」

「してない」

「嘘」

「桜だって大会前に訊くと、同じこと言うでしょ」

「私は本当にしてないときもある」

「私は今、本当にしてない」

「じゃあ、手が冷たいのは?」

 葉子の指先に触れた。つかんでから、自分が何をしたのか気づく。

 葉子も足を止めた。

 周りには人がいる。

「桜」

「なに」

「人がいるよ」

「知ってる」

「見られるかも」

「手を温めてるだけ」

「葉子が嫌なら離す」

 葉子は首を振った。

「このままでいい」

 私は、その言葉を聞いても、手のひらまでは握れなかった。指先だけをそっと重ねたまま、会場の奥へ進んだ。

 春の私ならできなかった。

 知らない人の前で、葉子へ触れる。

 何と思われるかより、葉子が緊張していることのほうが気になった。

 その変化を、私は少しだけ嬉しく思った。

 葉子の絵は、高校生の部の中央近くに飾られていた。

 美術室で見たときより大きく見える。

 白い壁の上で、トラックの赤と夏の空の青が強く浮かび上がっていた。

 そして、視線の先にいる葉子。

 画面のなかの葉子は小さい。

 けれど、その人がいなければ絵の意味が変わってしまう。

 私はしばらく絵を見つめた。

「変じゃない?」

 隣で葉子が訊く。

「変じゃない」

「本物が見ても?」

「本物より足長く描いてない?」

「気のせい」

「少し格好よすぎる」

「私にはそう見えたの」

 葉子は絵のなかの私を見ている。

 横顔は穏やかだった。

 私が走る姿を、葉子は何度も見た。

 練習の日も、大会の日も、息を切らして駆けつけてくれた日も。

 その時間が一枚の絵になっている。

「好き」

 思わず、口から出た。

 葉子がこちらを向く。私はその目を見返せず、絵へ視線を逃がした。

「……この絵。好きだと思う」

 言い直したとたん、葉子の口もとの笑みが薄くなった。

「そう」

 葉子は私の指先から自分の手を抜き、感想ノートのほうへ歩いていく。

 怒っているわけではないのだろう。

 でも、今の言い方で葉子を傷つけたことだけは分かった。

 私はその場に残り、絵を見上げた。

 好き。

 たった二文字なのに、口にするだけで身体が固まる。

 葉子に対して言えないことを、絵にだけ言った。

 その違いが、自分でも分からなかった。

 感想ノートには、すでに何人かの言葉が書かれていた。

 躍動感がある。

 視線の先が気になる。

 走る人を見守る温かさを感じた。

 葉子は一行ずつ読み、落ち着かないようにページの端へ触れている。

「私が誰を見ているか、誰も気づかないね」

「気づかなくていいの」

「どうして」

「見る人が、それぞれ自分の知ってる誰かを置けばいいから」

「私の視線の先なのに?」

「絵になったら、桜だけのものじゃないよ」

「じゃあ、絵のなかの私は、知らない誰かを見てることになるの?」

 葉子は呆れたように私を見た。

「そこ、気にする?」

「少し」

「心が狭い」

「葉子が私を描いた絵なんだから、葉子を見ててほしい」

 最後まで言い切って、私は葉子を見た。

 葉子はすぐに答えなかった。感想ノートを閉じ、そのあとでもう一度だけ私の指先へ触れた。


     *


 会場を一周し、昼を過ぎたころ、一階の喫茶室へ入った。

 休日なので席は混んでいた。

 窓際の二人席を見つけ、私はアイスコーヒー、葉子はクリームソーダを頼む。葉子は毎回、見た目だけで飲み物を選ぶ。最後には甘すぎると言うくせに、次も似たものを頼む。

「一口いる?」

 葉子がグラスを少し持ち上げる。

「甘いからいい」

「まだ飲んでないのに」

「見れば分かる」

「食べ物を見た目で判断しちゃ駄目なんだよ」

「さっきトマトを押しつけた人が言わないで」

「あれは助け合い」

「都合のいい言葉だね」

 私たちは笑った。

 展示を見終えた安心からか、葉子の表情は会場へ入る前より柔らかい。

 そのとき、背後から名前を呼ばれた。

「葉子」

 小夜だった。

 白いブラウスに長いスカートをはき、手には展示の目録を持っている。一人ではなく、少し離れたところに小夜の母親らしい女性が立っていた。

 葉子は驚いたあと、席から立ち上がった。

「来てくれたの?」

「うん。お母さんが近くに用事あったから」

 教室や廊下で何度か見かけた程度の私にも、小夜は会釈をして、「桜さん」と名前で呼んだ。

「葉子の絵、見ました」

「どうだった?」

 私が訊くと、小夜は少し考えてから答えた。

「葉子らしいと思いました」

 上手だった、きれいだった、ではない。

 葉子らしい。

 私はその言葉を使えなかった。

「どこが?」

 葉子が尋ねる。

「走ってる人と、その先にいる人とのあいだまで描いてる。葉子、前より人を描くのが好きになったんだね」

 葉子は少し驚いた顔をした。

「分かる?」

「文化祭の背景を描いてたころは、人を入れたがらなかったから」

「よく覚えてるね」

「覚えてるよ」

 小夜は自然に笑った。

 二人だけが知っている時間だった。

 同じ教室で過ごし、進路の資料を見て、文化祭の作業をしてきた。私はそのどこにもいない。

 葉子の絵を見ても、私は自分がどう描かれているかばかり気にしていた。

 小夜は、葉子がどう変わったかを見ている。

 胸の奥に、小さな焦りが生まれた。

「その絵の人、桜さんですよね」

 小夜が言った。

「分かるの?」

 私が訊くと、小夜は頷いた。

「葉子がよく話してるから」

「何を?」

「それは葉子に訊いてください」

 葉子が小夜の腕を軽く叩く。

「余計なこと言わないで」

「悪いことは言ってないよ」

「桜はすぐ調子に乗るから」

「もう乗ってる」

 私が言うと、葉子は露骨に嫌そうな顔をした。

 小夜が笑う。

 二人のあいだに入ろうとする気配はなかった。葉子が私を特別に思っていることを、小夜も薄々は知っているように見えた。

 だからこそ、私は落ち着かなかった。

 小夜の母親がこちらを呼んだ。

「じゃあ、また学校で」

 小夜は葉子へそう言い、私にも会釈をして離れていく。

 背中を見送っていると、葉子が席へ戻った。

「小夜、来るって言ってたの?」

「聞いてない。今週は家の用事があるって言ってたから」

「ふうん」

「なに」

「別に」

 私はアイスコーヒーの氷をストローで押した。

 真琴の言葉が頭へ戻る。

 葉子が自分で選ぶ。

 小夜は葉子の絵を理解している。

 同じ教室にいる。

 進路の話もできる。

 私より先に、葉子の変化へ気づく。

「小夜と、仲いいんだね」

「三年になってからは、よく話すよ」

「どれくらい?」

「どれくらいって?」

「昼を一緒に食べるとか、休日に出かけるとか」

「昼はたまに。出かけたのは画材を買いに行ったときくらい」

「二人で?」

「紬もいたよ」

 質問するたび、自分が嫌な人になっていく気がした。

 葉子もそれに気づいたらしい。

「気になる?」

「少し」

「どうして」

「葉子のこと、よく見てるから」

「桜も見てるでしょ」

「私より分かってるみたいだった」

「そんなことないよ」

「でも、絵が変わったってすぐ分かった」

「小夜は、文化祭のころから手伝ってくれてたから」

 慰めになっていない。

 私の知らない葉子を知っている理由が増えただけだった。

「桜」

 葉子はテーブルの上へ手を置いた。

 指先が、私の手の近くにある。

「小夜は友達だよ」

 葉子は言った。

 その言葉に安心しそうになり、思いとどまる。

 私だって、葉子の友達だ。

 友達という名前の内側に、どんな気持ちが隠れているか知っている。

「葉子にとっては、そうでも」

 小夜がどう思っているかは分からない。

 最後までは言えなかった。

「何?」

「何でもない」

 葉子の指先に触れようとして、やめた。

 さっきまでならできた。

 小夜と話す葉子を見たあとでは、触れることが自分の場所を主張する行為のように思えた。

 私はまだ、葉子の恋人ではない。

 それなのに、ほかの誰かが近づくことだけを嫌がっている。

 そんな自分を、葉子に見抜かれたくなかった。


     *


 夏休みが終わり、二学期が始まった。

 葉子の絵は公募展で奨励賞を取った。

 大きな賞ではないと本人は言ったが、校内の掲示板には名前が載り、美術部の顧問も職員室で何度も葉子のことを褒めていたらしい。

 私は嬉しかった。

 誰かに葉子の絵を褒められるたび、自分のことのように誇らしくなる。

 同時に、少し寂しかった。

 絵が評価されるほど、葉子の行く場所が遠くなるように感じる。

 美術系の大学や専門学校の資料が増え、放課後には顧問と面談をしている。小夜も同じように進路を考え始めていて、二人で説明会の日程を比べることがあった。

 私は秋の県大会を目指し、放課後のほとんどをグラウンドで過ごしていた。

 夏休み前よりも帰る時間が合わない。

 それでも、昼休みだけは会うようにしていた。

 階段の踊り場。

 唐揚げと卵焼き。

 離れた教室にいる私たちが、同じ一日のなかへ戻るための時間だった。

 九月の半ば、その昼休みに葉子は来なかった。

 携帯電話にも連絡はない。

 急な用事なら、あとで連絡が来るだろうと思った。私は一人で弁当を食べ、予鈴が鳴る前に教室へ戻る。

 放課後、グラウンドへ向かう途中で葉子を見つけた。

 特別棟へ続く渡り廊下の手前に立っている。

 向かいには小夜がいた。

 二人は話していたが、私の位置から声は聞こえない。

 通り過ぎるつもりだった。

 練習に遅れるわけにはいかない。葉子が誰と何を話していても、私が立ち止まる理由はない。

 そう思ったのに、小夜が葉子の手を取った。

 足が止まった。

 指先だけではない。

 小夜は葉子の手を両手で包むように握っていた。

 葉子は振りほどかなかった。

 何かを言われ、驚いた顔をしている。

 胸の奥が大きく揺れた。

 私は渡り廊下の手前の壁際へ身を寄せた。

 見てはいけない気がした。

 けれど、離れることもできない。

 風が廊下を抜け、小夜の声が聞こえた。

「急に言って、ごめん」

 葉子は黙っている。

「困らせたいわけじゃない。でも、卒業してから、あのとき言えばよかったって思うのは嫌だから」

 握られた葉子の手ばかりが目に入る。

 夏祭りの夜、私が触れた手。

 泊まった夜、朝までつないでいた手。

 いまは、小夜が握っている。

「私、葉子のことが好き」

 小夜は言った。

「友達としてじゃなくて」

 聞き間違える余地はなかった。

 胸の奥に、冷たいものが落ちた。

 真琴に言われたときは、想像の話だった。

 ほかの誰かが葉子を選ぶ。

 葉子が、その人を選ぶかもしれない。

 いま、それが目の前で起きている。

 葉子はまだ答えない。

 横顔からは、何を考えているのか分からなかった。

 私は、自分の右手を握りしめた。

 あの夜の温度は、もう手のひらには残っていない。思い出せるだけだった。

 それなのに私は、葉子が同じ場所で待っていてくれると思っていた。

 答えが出るまで。

 私が走り着くまで。

 誰の手も取らず、私だけを見ていてくれると。

 そんな約束は、どこにもなかった。

 小夜の告白を聞いた瞬間、最初に浮かんだのは、葉子を取られたくない、という気持ちだった。

 次に浮かんだのは、葉子が何と答えるのか、聞きたくないという気持ちだった。

 私はその場から離れた。

 振り返らず、グラウンドへ向かう。

 走れば何も考えずに済むと思った。

 けれど、練習が始まっても呼吸はうまく整わなかった。

 足を前へ出すたび、葉子の手を握る小夜の指が浮かぶ。

 私がためらっているあいだに、小夜は言葉にした。

 好きだと伝えた。

 葉子の答えを受け取る覚悟を決めた。

 私より先に。

 最後の一本で、私は設定タイムから大きく遅れた。

 ゴールしたあとも顔を上げられず、膝に手をつく。

 絵のなかの私は、視線の先に葉子を置いて走っている。

 けれど現実の葉子は、いつまでも同じ場所に立っているわけではなかった。

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