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好きな子を落とすために拾った黒ギャルに恋愛コンサルしてもらったら、なぜか俺にだけ激重で困っている件  作者: ちくわ食べます


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第57話 好きな子を落とすために拾った黒ギャルに恋愛コンサルしてもらったら、なぜか俺にだけ激重で困っている

「お風呂出たけど……それで、今からセックスする? それともお風呂でする?」


 バスタオルを素肌に巻き付けた黒豹が、蠱惑的な笑みを浮かべて俺の前に立っている。


 俺のクラスメートで、カースト上位に君臨するスーパー陽キャの黒ギャル。


 最も俺と接点のなさそうな黒ギャルだが……今は俺の彼女だ。


「まずは風呂入って綺麗にしてからだ。そして、風呂から出てゆっくりしたらもう一度する」


「ヤバっwさすがに朝までとかは無しね。明日学校だし……ね?」


「そんなの関係ない。いいから行くぞ」


 俺はこれでも緊張しているんだからな。


 なにせ初めてのことだし。


 ◆


「ねえ、真地」


 ベッドでスマホをいじっていた黒豹がニヤニヤしながら声をかけてきた。


 あの後、結局朝まですることになった。


 自分で「朝までは無し」とか言っていたくせに、途中からお前のほうが積極的だったのはどういうわけだ?


「なんだ黒豹?」


 まさか、もう1回とか言わないだろうな?


 さすがの俺も、もう無理なんだが。時間もないしな。


「アタシ、もう彼女なんだからさあ。名字じゃなくて、名前で呼んでよ」


 あぁ、そっちの話か。


「お前は黒豹であってるだろ。なにも間違ってないはずだが」


「頭かたいな~! アタシはアゲハなんだっつーの。一回だけ呼んでみようよ!」


 こら、ツンツンとほっぺをつつくな……


 ……いや、しつこいなオイっ!


「やめろ、アゲハ」


「ひゃああっ!?」


 突然名前を呼ばれた黒豹――いや、アゲハが驚いてベッドから転げ落ちそうになっている。


 何してんだお前……コントか?


「いきなり呼び捨てとかヤバっ!? え、ちょっと待って、テンション上がりすぎて心臓もたないんだけど! ちょ、もう一回! もう一回言って!」


「うるさい。無駄に呼んでどうするんだ。そろそろ朝飯作らないと遅刻するぞ」


「はーい。アタシ、真地のために美味しいオムライス作っちゃうね!」


「お前に任せたら、とんでもない量になるだろ。一緒に作るぞ」


「ヤバw共同作業じゃん。テンション上がる~!!」


 今までもやってたことだと思うのだが、なんでそんなに盛り上がってるんだ。


 よく分からんが、アゲハが楽しそうでなによりだ。


 ◆


 朝食を食べ終わった俺たちは学校に行く準備を始めていた。


 まさか朝までセックスしていて遅刻しました、とか言えないしな。


「ねえ、真地」


「ん?」


「呼び方なんだけど、やっぱ『真地くん』にしちゃう?」


「なんで急にくん付けなんだ?」


 付き合ったら瞬間から呼び捨てにしてたくせに、どういう風の吹き回しだ。


「だってアタシの彼氏だし、大切にしたいじゃん?」


「そういうものか……?」


「そうだよ! 他の女に近づけさせたくないし、触るなんてもってのほかだし、

家から出したくないくらいなんだけど」


「いや、それはさすがに窮屈だろっ!」


 急にどうしたんだよ!?


「へーきへーき! だってアタシのこと、誰よりも愛してるでしょ?」


「そ、それとこれは話が別だ! それに家に閉じこもってたら、学校に行けないだろ」


「じゃあ、学校行ってる間は他の女子と話さないでね?」


「……星城院さんならいいだろ?」


「はあ? あの女と話したらコ◯スよ……」


「いや、怖えよ!」


 おい、目が座ってるんだが。


 冗談だよな? 冗談だって信じてるからな!?


「星城院さんは俺たちの恩人なんだぞ? 彼女のお陰で俺たちは付き合えたんだ。お礼くらい言わないとまずいだろ」


「そっかぁ。じゃあ、許すけど……他はだめだからね。アタシ以外と話しちゃダメ!」


「それじゃ、コミュニケーションがとれないだろうが!」


「いーじゃん! どうせ真地くんボッチだしww」


「うるせえ! ボッチ言うな!」


「だって本当じゃん! でもアタシが居ればボッチじゃないよね?」


「まあ、そう、だな……」


「じゃあ、真地くんはアタシの事一番に愛してよね?」


「そりゃ、もちろんだが……お前、彼氏にはいつもこんな感じだったのか?」


「そんなわけ無いじゃん! 真地くんだからだよ~。アタシ、真実の愛に目覚めたの♡」


「なんだそりゃ……」


 つまり……こういうことか?


 好きな子を落とすために拾った黒ギャルに恋愛コンサルしてもらったら、なぜか俺にだけ激重で困っている


【あとがき】

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

拙いところもあったと思いますが最後まで読んで頂けて感無量でございます

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