第4話
昔、月の女神フィーリの一人娘の黒豹の獣神クローラという女神が居る。
今は、行方不明となっているが獣神クローラはとある事情があり、クロの中に封印されている。
その影響で、身体が成長せず拾われる前の記憶も無くなっているのだ。
そして、獣化スキルがあるのも封印された影響だ。
さて、何故クロとクローラがそんなことになっているのか?
それは、クローラが行方不明になる前の事。
あの日、クローラは神界からクロ達が暮らして居る人界へ視察(息抜きに遊びに来ているだけ)に来ていた。
その時本来であれば、クローラとクロは出会うはずがなかったのだが…。
何の因果か、出会ってしまったのだ。
丁度その時、クロもクローラの近くに居た。
6才のクロは、一人ぼっちで倒れていたのだ。
そんな、死にかけていたクロの前に偶然通りかかったのがクローラだった。
クロは、親に捨てられた捨て子で死にかけるまで親を探していたのだ。
その事を知ってしまったクローラは、クロを助ける事にした。
しかし、普通に助けるには少し遅すぎた。
魂が弱りきっているせいで普通の方法では回復出来なかった。
そのため、クローラは自らをクロの中に封印という形で時間をかけて、クロの魂を回復して行く事にしたのである。
その変わりクロは、回復し終えたらクローラの巫子になる事になった。
クローラは、クロを気に入ったから助けて巫子にする事にしたのである。
それにクローラは、クロが回復して封印が解け神界へ帰るまで、ゆっくり出来ると喜んでいる。
そして現在クローラは、クロの中から旅の様子をのんびり見ているのであった。
ちなみに、神界でクローラが行方不明という事態になっているのはたんに、クローラが伝え忘れただけである。
クロが、全てを思い出す日は近かった。




