【Prologue.1】はじまりとであい?
はじめに。
本小説は長編小説です。定期的に更新していく予定ですので、見ていただけると嬉しいです♪
本小説を書くにあたり、参考にさせて頂いた素晴らしいゲームがございます。
それは私が、幼少時(と言っても中学生ぐらいですが…)に凄く感銘を受けたゲームで、大人となった今、改めて原作への敬意を込めつつ、自分なりの作品を作りたい!…という思いから書き出しました。
原作の要素を一部参考にしつつも、大きくアレンジしたオリジナルストーリーです。
原作という素晴らしいゲームがあったから今、こうして執筆できていることに私自身、大変嬉しく思います。
コメントについてですが、原作との過度な比較や、原作のネタバレを含むコメントは、これから作品を楽しむ方のためにもご遠慮いただけますと幸いです。
また、誤字脱字、アドバイス、考察は大歓迎です。気軽にコメントしていってください♪
煌姫も大変喜びます!
改めてですが、本作品は更新を重ねるごとに少しずつ世界観が広がっていきます。
気長にお付き合いいただければ嬉しいです。
長々としたご挨拶になってしまいましたが、是非とも本編をお楽しみいただけますと幸いです。
【Prologue.1】はじまりとであい?
…くん!
…嬉しい…!私も…ずっと…ずっと好きだったの…!
あっ!…くん!また…会ったね。今日は検査?お互い頑張ろうね!
…くん…助け…
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はっ!…今のはなんだ…?夢…?
時刻は朝の6時。起きるのにはやや早い時間だが、変な夢のせいで起きてしまった。
タクミ「うっ、最近頭が痛むなぁ…。またこの夢か…?そして、今の女の子…誰だ…?」
知らない顔なのに知ってる女の子…知ってる名前なのに知らない女の子の名前。
…なんなんだ一体。
なぜ知っている女の子かと言うと、毎年この時期に見る夢だからだ。
だからこの夢は初めてではない。
とはいったけど、去年は顔もわからなかったし、ぼやけた感じで言葉もほとんど聞こえなかった。
だが、今回はやけに鮮明で、いやによく聞こえた。
毎年、4月になったら、こんな夢を見る…。一昨年は白昼夢だった時もあった。
理由はわからないし、夢に出てくる女の子の事も知らない。
…最近ヌイてないから溜まってるのか…?
まぁ、去年もそんな夢は自然に減っていったし、そのうち治まるだろう。。。
まぁ、夢の事はおいておいて、今日は新学期だ。
俺が通っているのは「紅葉高等学校」と言い、どこにでもあるような普通の公立高校だ。
そして、俺は烏丸 タクミ。この紅葉高校に通う新3年だ。
部活こそしていないが、最高学年として、後輩を引っ張っていかないといけない立場だ。
さて、まだ時間もあるし、準備をして出るまで、ソシャゲでもするか…。
俺の朝の日課で、ゲームを起動しかけたけど…
……眠すぎてやめた。
いつもは通学中とかたまに朝早くに起きてデイリーをするのだが、やはりなんと言っても眠い!!!!
新入生は入学式があって早くいかないといけないけど、俺達在校生はいつも通り、8時50分にHRだ。
7時半に起きてパンでもかじりながら8時に出れば学校には間に合うし、二度寝するか…!
そうして俺は再び夢の中へと戻っていった。
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…ここ、どこだ?
そうか、俺は夢を見ているのか。
それにしては妙にリアルだ…。風が吹いているのを体で感じ取る事ができる…。
俺は辺りを見渡した。見た事が無い景色だ。
空気は澄んでおり、まるで雲の上に居るような感覚だ。
…一言で表すと雲の上の楽園のような?
そして目の前には小綺麗なコテージの様な建物が建っている。
コテージ?家?…いや、家にしちゃ小さすぎる。
見渡す限り、建物はそれだけだ。
俺、どうしてこんな所にいるんだろ…?
何なんだ?この夢…?
俺は楽園にでも憧れているのか…!?
しかし、何が何だか分からない割には不思議と不安は感じない…何故だろう?
…いや、寧ろなんなら妙に気分が良い。
陽光は燦々と降り注ぎ、時折、涼しい微風が頬を撫でる。
髪が靡く気がする、穏やかな良い天気だ。
まぁ、こんな夢は望んでないが、来てしまったものは仕方ない。
どうせ夢の世界だしな。
……どうせなら大人のお姉様が沢山いる様な海辺とかの夢がよかったなぁ。
まぁそんな事を言っていても仕方がない。
折角だし、ちょっと散策でもしてみるかな?とそう思った時だった。
ふわり……
気持ちの良い風に乗って、仄かに甘い香りがした。
何故か懐かしく、俺がとても好きなにおいだ…。
あれ?この香り…どこかで嗅いだ事がある様な…。いや、気のせいか?
よく分からないまま、俺は花に誘われる蜜蜂の様にフラフラとその香りを追った。
前進すると何故だか視界がフワフワする。まるで地に足がついていない感覚だ…。
だけどそれがまた心地が良い。
少し前に進んで、目の前のコテージまで来た。
そして色々見ていく、窓には鉄格子があり、どう頑張っても入れそうにない…。
裏側に回ってみる。
…あ、窓だ。
裏側には窓があり、こちらは鉄格子はない。
そして、窓も空いていた。
俺はコテージの窓からするりと入った。
思えばこの時、俺の体は異変が…いや、「俺の身体」という存在そのものが無かった事に気づく。
!?
…人だ…!
…って言うか…女だ!
…しかも…裸!?!?
うわ、ヤッベ!
コテージの中には色々な物があり、ベッドには髪の長い少女?がうつ伏せになって寝ているのか…?
俺はドキドキしながらその姿を凝視した。
…決して胸が見えないかなーとか言って近くで見てたわけではない。断じて。
その人はうつ伏せたまま動かない。
だけど華奢な肩は規則正しく上下しているから、どうやら眠っているらしい。
食い入る様に見つめながら、俺は思った。
…くそぅ!!惜しい!実に惜しい!!
え?何がおしいって?そりゃ男性紳士の諸君ならわかるだろう!
…「うつ伏せだって事が」、だ!
ここまで聞いてもわからない?バカヤロウ、華奢な女の子の体だぞ!
ひょっとして……声の一つでもかけてみたら、寝返りの一つもうってくれるんじゃ…?
そうしたら……見える…よな…?
———いやいやいや!!!と、俺は心の中で首と片手をブンブンと振る。
見えるって、ほ、ほら…勿論、顔の事だし!!
自分自身で心の中で凄く自問自答をしている。
…そ、それにほら、彼女は具合が悪くて倒れているのかもしれないしな!
…だから俺は「念の為」に声をかけてみようと思ったわけで…!
うん、他意はないぞ!…決して。
…と言うか、普通に顔を見てみたいしな!
…うん、顔を見たいだけだし!……。
他に誰がいる訳でもないのに咄嗟に脳内で言い訳やら自問自答を並べ立ててしまう所が、俺って小市民だなぁとつくづく思う。
だけど、やる時はやるぞ!!
大きく息を吸い込み、なるべく普通に聞こえる声で——
タクミ「おーい!!大丈夫ですかー?」
って言ってみた。……つもりだった。いや、確かに言った…。はず…
あれ?俺、声が出てない。何故だ?
無意識に自分の喉を撫でた。
……つもりだったが、これも何故だか触った感じがしない。
諦めの悪い俺はそれでも、もう一度叫んでみた。
タクミ「おーい!!!おねーーさーーん!!大丈夫ですかー!?」
…んん??うーん?やっぱり声が出てない様な…。
だがその時、女の子の肩がぴくっと震えた。
…あれ?なーんだ、やっぱり聞こえているのか?
俺はもうなんだか意地になってきた。
これは何が何でも彼女を起こしておっぱ…いやいや!起こしてお話ししなきゃな!!!
その女の子を注視し、再度、「おきろー!」と短文だが言ってみた。
自分の感覚ではかなり声は張ったんだが…。
女の子は起きるどころか、反応すらなかった。
…なんでだ?何故伝わってないんだ?
おれは色々考えた末に近くにある物や、女の子の特徴など、色々な単語を言ってみる事にした。
「かみ」「女の子」「美少女」「裸」「ベッド」「布団」「パジャマ」「可愛い」…
…だめだ、反応すらしてくれない。
そして俺はある事に気づく。女の子が寝てる枕、異常にデカく無いか?特注品かな…?なんて思いながら試しに「枕」と呟いてみた。
だめだ反応しない…。そう思った直後、いや?微かに動いた?
でもこれまでか…。
…いや、どうやら言葉は通じている。
名詞しか通じないのか?と思いながら…俺はふと、女の子が寝ているベッドの横にある花瓶が置いてある机を見ると、時計が置いてある。
タクミ「今何時なのか…ん?これは…生徒手帳?ウチの学校の生徒手帳だな。」
名前の欄には可愛らしい字で「大空 かすみ」とかかれてある。
かすみちゃんって言うのかな?名前が知れただけでもまずはオッケーだ。呼んでみよう。
「かすみー!!!」と自分でも少し声を大きくして言ってみた。
…声が若干裏返ったのは気にしないでくれ。
その言葉を彼女に伝えた時、ふと、彼女の髪がフワッと揺れて微かな香りが届いた。
ああ、さっきも感じた良い香りだ。この香り、俺は知っていた。…ような気がする。
…すると女の子が動いた!!
謎の女の子「ん……ふ。」
吐息が漏れる様な声と共に、彼女は小さく伸びをした。
そしてゆらりと…起き上がった。
か、可愛い…!!!!!!もっのすんごく可愛い!!!!
女優やアイドル、うちの学校でもこんなかわいい子はいないぞっ…!?
見た感じ、歳は俺と同じくらいだ。
しかし…こんな子、うちの学校にいたっけ…?
まぁ、いい。起きてくれた事で、問題は解決だ!女の子を観察するとしよう。
すると彼女と目が合った。
その可愛い彼女が、裸の胸元を隠す様にシーツを手繰り寄せながらこっちを見ている。
…少し俯き加減で不安そうな視線だったが…。
揺らぐ様に潤んだ瞳はまるで何かの宝石の様にとても綺麗だった。
…………。
少しの間、沈黙が流れる。
はっ!いかん!!ちょー見惚れてた、俺。やばいやばい。
なんか話してあげないと事案になっちゃうじゃねーか。
そんな事を考えた時、ふと、不思議な感覚を覚えた。
…俺、この子を知っている…?
———何と無く、そんな気がした。
だけどそんな感覚は一瞬の事で、次の瞬間にはやっぱりこんな可愛い女の子は初めて見た。
…と思っている俺。
…なんだ?この感覚———
その時、彼女の桜色の小さな唇がおののいて、小さく動いた。
女の子「誰?…飛んでる…?エルフさん?」
次回へ続く。
ご閲覧頂き、ありがとうございます。
次回更新は…なんと、Prologue.2も同時に見れちゃいます!!
よろしければ見て行ってください♪




