●キャラクター解説 剛力の魔将 ドゥンガリ●
※ネタバレを含みます。
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ザンツ親衛隊六選将の一人にして、唯一現代での出番がなかった魔将。
ジロム直々に返魂術を行使していた最中にルクトたち5人に奇襲され、
体が現世に戻ってくる前にアルメダの光の矢で黒返魂玉が砕かれ消滅。
活躍もへったくれもないまま、物語からフェードアウトした魔将です。
あまりに雑なこの顛末は、もちろん設定時から意図していたものです。
6人も書くの面倒臭いとか、細かい設定が思いつかなかった…とかでは
決してありません。「剛力の魔将」はこういう役どころでした。
イメージ的には、バルセイユと並ぶザンツの忠臣という感じでした。
いわゆる脳筋というか、自分自身は細かい事を考えず、ザンツの命令に
粛々と従う系です。その別名の通り無双の怪力の持ち主で、現代ならば
たとえ相手がトッピナーでもビザレでもひねり潰せたくらいの実力者。
ザンツに忠実という点からも、戦力不足に悩むジロムたちには得がたい
存在だったと思われます。
とは言え、仮に無事返魂術で復活を遂げていたとしても、最終的に辿る
末路は同じだったんじゃないかとも想像できます。いくら剛力無双でも
体内に黒返魂玉という物理的な弱点がある限り、光の矢の使い手である
アルメダは絶対の天敵なので。
アルメダの矢の攻略法は3つ。
1:圧倒的な魔力で全身を包み込む事により、黒返魂玉の探知を妨げる
2:貴力を込めた衝撃波で光の矢を吹き散らし、無力化する
3:矢を凌駕する機動力でひたすら逃げ回り、消滅するのを待つ
1はザンツが無意識に行使していた対処法であり、強者ならではです。
2はマルレーンが見せた対処法で、同じ人間、そして同じ弓使いの達人
ならではの方法です。他者にはまず真似できない神業。
3を実際にやってのけたキャラは、劇中には登場しませんでした。別に
難しかったからではなく、ただ単に機会がなかっただけです。もし仮に
六選将が実際に3をやるとしたら、可能なのはグレモローサ・ヨーク・
ウルログあたりかな、と思います。
ただしアルメダの光の矢は典型的な「初見殺し」なので、事前の情報が
ないと危険です。回避でなく防御を選んだ時点で、前述3人はアウト。
装甲の硬さは問題にならないので、避け切れないバルセイユもアウト。
ゴソンビは実際に食らってアウト。
そしてもちろん、機動力という点で言えばドゥンガリも同様にアウト。
どんなシチュエーションになったとしても、そんな末路だったかなと。
…あらためて考えると、アルメダの光の矢ってかなりチート級かも。
ラキアノン脱出時は余裕がなかったものの、もしもう一本撃っていれば
ウルログもついでに撃破できていた可能性もあります。結果論ですが、
これで戦いがワンサイド系ばかりにならなかったのは幸いだったなと。
ドゥンガリ紹介のはずが、アルメダの能力検証になってしまいました。
まあ語る事のない魔将なので…。
ちなみに「ドゥンガリ」という名前は、最初期設定でのビザレの仮名を
そのまま流用したものでした。
…名前さえもお下がり…。




