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神話物語 金のオリーブと銀の蜜  作者: 寵嬢 優樺
空白の円舞曲(ワルツ)~兄と妹の恋愛戦争【番外編】
20/23

海のかほり~謎かけ言葉は海へと消える。

「帰ってこれてよかったわねぇ。」

此処は海の宮殿、と言った場所だったとわたくしは記憶している。

「……助けに来てくれそうな方が来ませんでした。」

確かに言った。……『シルヴィ』と。

「……忘れたのでしょ。貴女が名前を呼んでいたのを確かに聞いたけれど。でも、忘れてしまったら言葉は蓮の根みたいに中はね、スッカスッカしているもの。」

それが原因よ、と祖母(タラッサ)は言う。形骸化した言葉に本当の意味などないのだと言っているのだ。

「思い出すには、方法はあるのでしょうか?」

「そんなもの無いわね。貴女は愛されていることを自覚なさいな。……それで充分よ。」

記憶を戻す方法がそれだと言うのか。



『貴女の傍で耐え忍ぶカナリアがいる。そのためよりも、好きに生きなさい。』


水が、わたくしをさらって行く。祖母の姿はもう、見えなくなっている。何故、此処に呼ばれていったのか。それはわからなかった。


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