毒
口に毒を塗って俺の部屋にきただろう?
なにもかもがめちゃくちゃになって、そばにあるものが当たり前に感じて。
手放したくなくなって、人を縛り付けるお前とこの感情は何なのだろうか。
宙ぶらりんな夢、嘘。
汚れた魂を取り除けないならどっちに歩けばいいのか分からない。
どっちに歩けばお前と同じ道を歩いていけるのかと真剣に考えていた。
今更そんなこといったってお前は鼻で笑うかもしれないけど。
俺は本気だったんだ。
大事な過去も、真剣だった日々も。
すべてが無になって消えてしまうのだろうか。
この想いは、消してしまいたいけど消したくない。
分からない気持ちが矛盾する。
何もかもがぐちゃぐちゃになって消えてしまえばいい。
でも、消えないでここに、心に残っていてほしい。
幸せとか言うものを消したくはない。
矛盾が矛盾を呼んでいく。
今まで知らなかったことも。
昨日までの口付けも。
おかしくなるくらいだ。
もうどこにも逃げたりしない。
逃げたりしないから伝わってほしい。
気持ちはちゃんと伝わっていくとお前は言った。
ならお前に届けとそればかり。
ふざけるなよ。
ちゃんと届くか?
本当に今更ながらに届くのかがわからねぇよ。
でも、まぁそれはそれとして、
俺は生きてるよ。
俺は今日も生きている。
答えなんか誰も知らないけど。
お前がいた日々すべてを抱えて、俺は今日も生きてるよ。
ないはずの答えを探しながらね。




