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祈り
「聞こえますか、イリス様、イリア様」
「その声……アドリアね」
暗い扉の向こうから知った声が聞こえてきました。
彼女はイリアのガードです。
「今から開けます、急いで出ましょう」
「待って、ラビは、地上にいた騎士達は」
「今は誰もいません。誰かが戦った跡、そして巨大な穴が開けていましたが今は安全かと」
「戦った跡、ライトねきっと」
少し笑顔でイリアは答えます。
「他のみんなは」
「大丈夫、既にルイド付近の集落へと避難しています」
「しかしここがよくわかったわね」
「実は道中でリズ隊長にお会いしまして、その時にお力を」
「そう、リズは無事だったのね」
「もうすぐで扉を開きます、離れてください」
金属がこすれるような音がなっていましたが、次第に叩く音へと変わります。
ドアが弾けるように開き、その向こう側には男顔負けの蹴りをした後のアドリアがいます。
「しかしライト達はどこへ」
「わからない、きっと無事よ」
二人はライトとルールの無事を祈ります。




