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第四十六章:佐藤家の嫁面接、あるいは「氷の微笑」

プロンプト

吹雪の面接…うふふ私の快晴くんタブらかした娘は貴女?うふふ♪凍る?


サトシ母&吹雪母…あらあら曾孫かしら~♪


さと美、雪花…快晴頑張れ~♪


サトシ…良い娘っぽいな。俺は快晴が選んだ女性だ尊重する。

えっ?

さと美と雪花?……………………………俺の怒気に耐えれたら考える………


爺さん2人…サトシ~酒とツマミ足りんぞ~

第四十六章:佐藤家の嫁面接、あるいは「氷の微笑」


北海道・サトシの城:謁見のリビング


沖縄の太陽を連れて、快晴が「嫁候補」を連れて帰還した。

そこには、十五層の「オリハルコン・ソファ」に鎮座し、扇子を片手に微笑む吹雪の姿があった。


「うふふ……。私の大事な快晴をたぶらかした、泥棒猫さんは貴女かしら? うふふ♪ ……凍る?」


ピキピキッ、とリビングの床が凍りつく。

【クォーターハーフゴッド】に進化したとはいえ、真の女神・吹雪の「姑オーラ」に、悠里巴の顔は青ざめる。


「い、いえ! 快晴様……あ、快晴くんの、お、お役に立ちたくて! 私、根性だけはあるんですっ!」


「根性? うふふ、いいわねぇ。私の『絶対零度の結界』の中で、三日三晩耐えられたら認めてあげてもいいわよ?」


「母さん、やめてくれ! 悠里巴さんは本気なんだ!」

快晴が必死に悠里巴を庇うが、吹雪の微笑みは崩れない。


外野の盛り上がり:ハイヒューマンの曾祖母たち


その様子を、別室でモニター(十五層産の水晶玉)越しに眺めるトミ子(サトシ母)と雪江(吹雪母)。


「あらあら、雪江さん。あの子、快晴にベタ惚れね。曾孫ひまごの顔が見られるのも、意外とすぐかしら?」


「うふふ、トミ子さん。お祝いのベビー服、十七階層の『燕の巣』の糸で編み始めましょうか?」


「あら素敵! ついでに安産祈願の『黄金の鰻』も獲りにいかなきゃね!」


曾孫への期待に胸を膨らませる「最強のハイヒューマン」たちは、既に次の収穫祭の計画を立てていた。


サトシの葛藤と「娘たちの防衛線」


一方、サトシは複雑な表情で快晴を見つめていた。


「……快晴。俺は、お前が選んだ女性なら尊重するよ。良い娘そうじゃないか」


「本当!? ありがとう、父さん!」


「……だが。……さと美、雪花。お前たちの場合は別だ。……俺の『殺意(本気)』に耐えられないような軟弱な男を連れてきたら、その場で二十四層のマグマに放流するからな」


「「……お父さん、もう一回『浄化クリーン』されてきた方がいいんじゃない?」」


さと美と雪花の冷ややかな視線がサトシに刺さるが、サトシの「娘ガード」は概念レベルで強化されており、隙がなかった。


爺さんたちの日常


「おいサトシ! 酒とツマミが足りんぞ! 快晴の祝い酒だ、もっと持ってこい!」

「そうだそうだ! 十六層の『スラヒカリ改』の純米大吟醸だ!」


鉄造(サトシ父)と巌(吹雪父)は、もはや宴会モード全開である。

彼らにとって、嫁面接は「美味しい酒を飲むための口実」に過ぎなかった。


【現在のステータス:佐藤家・面接中】


キャラクター/状態/備考


悠里巴:【耐氷訓練中】

吹雪の冷気に震えながらも、快晴の手を離さない


快晴:【必死】

母親と恋人の間で板挟み


吹雪:【姑の愉悦】

怖いけれど、実は悠里巴の「根性」を気に入り始めている


サトシ:【娘への殺気】

未来の婿候補(未定)への先制攻撃準備完了


爺さんズ:【泥酔】

宴会継続中


「……はぁ。やっぱり、俺、孤独死する予定で良かったんじゃねぇかな……」


サトシの小さな独り言は、幸せな喧騒の中にかき消されていった。

北海道のプレハブ(跡地)は、今日も世界で一番騒がしく、そして温かい。

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