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第二十章:静かなる怒りと、偽勇者の失禁

プロンプト

おい!人ん家に勝手に入って不法侵入だぞ

勝手に土地を奪う権利なんて政府にも無い!とっとと帰れ

強めの威圧

第二十章:静かなる怒りと、偽勇者の失禁


聖域を侵す足音


プレハブの周囲を囲む、三台の黒塗りの軍用車両。

中から降りてきたのは、最新のタクティカルウェアに身を包んだ「英雄」たちだ。彼らは周囲をまるで自分の領土のように見渡し、下卑た笑い声を上げている。


「おい、ここが例の『宝の山』か? 随分としけたプレハブだな」

勇者の欲暴愚直が、愛剣を肩に担いで玄関へと近づく。


「中にはいい女もいるって話だ。佐藤とかいうオッサンを追い出したら、そこは俺たちの『勇者ギルド・道東支部』にするか」

賢者の性欲孕夢が、怪しい緑色の煙が漂う試験管を手にニヤついた。


その時、プレハブのドアが静かに、しかし重々しく開いた。


本物の「威圧」


「……おい。人ん家に勝手に踏み込んで、不法侵入だぞ」


現れたのは、32歳ほどに見える、鋭い眼光を宿した男――サトシだ。

彼の背後には、同じく毅然とした態度の光宗吹雪が控えている。


「あぁん? なんだこのオッサン。俺たちは政府公認の『英雄チーム』だぞ。この土地もダンジョンも、今日から国の管理、つまり俺たちの所有物だ」

欲暴愚直が鼻を鳴らし、サトシの胸元を指差そうとした。


「勝手に土地を奪う権利なんて政府にも無い。……とっとと帰れ。これは警告だ」


サトシの言葉と共に、大気がピりりと震えた。

【剛力】と【脚力強化】、そして何より【魔眼】から溢れ出す極限の「威圧」が放たれる。


「……ッ!? な、なんだ、このプレッシャーは……!」

聖女の裏表アリナが、完璧な笑顔を崩して一歩後退した。

普通の「威圧」ではない。何百体もの魔物を喰らい、その魂さえも血肉に変えてきた「捕食者」としての重圧だ。


「ヒィッ……!?」

先程まで威勢の良かった欲暴愚直の足が、ガタガタと震え出す。

彼のLV.1(補正込みのステータス)では、サトシのLV.38、腕輪込みの力2844が放つ威圧に耐えられるはずもなかった。


「……聞こえなかったか? 三秒以内にその足を俺の土地から出せ」


サトシが一歩踏み出す。

ドォォォォン!!

物理的な衝撃波が地面を走り、軍用車両のガラスがビリビリと鳴った。


「あ、あわわわ……っ!」

欲暴愚直は、情けない声を上げてその場に尻餅をついた。股の間からは、じわりと温かい液体が染み出している。


「(……勇者が、威圧だけで漏らした?)」

光宗さんが呆れたように呟く。


「……二。……三」


サトシの瞳が、黄金色に輝いた。


【∞収納】中身詳細(臨戦態勢)


カテゴリ/アイテム名/個数/備考


切り札

金スラゼリー / 銀スラゼリー

1 / 2 即時使用可能


エリクサー 1


肉(ブースト用)

ラムホゲットマトンボア肉 8

食えばさらに加速


特上サーロイン 2


武器

愛用のバール 1

金スラの腕輪で強化中


スキル

魔眼(威圧モード)-現在出力50%


「……待てっ、待てよ! 俺たちは勇者だぞ! こんなことが許されると思って……!」

欲暴愚直が泣きそうな顔で叫ぶが、サトシの冷徹な視線は変わらない。


「勇者? ……知らんな。俺にとっては、ただの『ゴミ』だ」


サトシがバールをゆっくりと持ち上げた瞬間、英雄チームの周囲の魔力が、サトシの放つ「浄化クリーン」の波動によって掻き消され始めた。


現在のステータス

名前:サトシ(44→見た目32)

LV:38

力:2844

運:540

フェロモン:150

スキル:【魔眼・極】(鑑定・威圧・催眠・破壊)


【対峙中:英雄チーム】

欲暴愚直:状態【恐怖】【失禁】【戦意喪失】

性欲孕夢:状態【混乱】【魔力逆流】

裏表アリナ:状態【化けの皮剥がれ】

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