ユライザー中途半端な思い
又海岸に夢で来ていたが、今回はただの夢ではない。体の検査をやりながらの逃避行となっていたので、進は痛みをこらえての逃避行となって行ったが、医者にこう言う人、進の弱みを握ってもらい、逃避行となった。用は体の検査だったが、これだけいじめられて、よく進は進が嫌がらないかと言うと、その後には必ず、進の好きな飲み物が出される。進は牛乳が特に好きであった。
「はい、そこで息を吸って下さい。はい止めて。終われば美味しい牛乳が待ってます」
とよく釣って、餌にもした物だった。この医者にはかなわなかったが、もっとかなわないのが、CDを売ってる、お店で余計なお金があると、直にCDにお金がいってしまうので、余計なお金は渡さないようにもして又、ユライザーにそのような音楽を入れておいてあげていたから、CDを、買わなくても生きて行けるように、工夫されてユライザーの音楽を作ってあげていた。
海岸に来てて、その夢では不思議な夢を見させた。美味しく無い魚釣りをさせたりその後、分けの分からない抽象的な夢を見させたり、精神構造を思いっきり覗かせた夢で、逃避行が出されて、進は次第に頭が狂って来るような感じに襲われ始めていた。
薫先生が優しく検査を手伝ってくれた。唯一の見方だった。
「牛乳飲みますか?」
と手渡されて、進は
「毎回の事ながら精神チェックだけ耐えられないよ」
と愚痴をこぼした。
「もう嫌だよ」
そう言って断る日も、出て来るとユライザーで楽しいお使いを禁止したりもした。飴を与えるか、鞭を振るうかは、薫先生のいう事通りになってしまい、進はセレムと薫先生の言う事を聞くようになって行ったが、そこでも、またしても、いう事を聞くようにと、会議に牛乳が出されるようになってしまい、今度は逆に牛乳が出されると
「又会議か?」
と身構えるようになってしまった為に、この作戦も失敗に終わったと言う事になった。どうしたらいう事を聞いてくれるだろうかの研究も行われた為に、もう実験は嫌いだよと、進は逃げていた。




