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5話

「んん~よく寝た~」


目を覚ますと体を伸ばして昨日の疲れが残っていないことを確認する。


「それじゃ、いただきます!」


【癒しの宿】では一泊のお金で朝と夜の二食分のご飯を出してもらえるのだ。これは他の宿では出ても一食分だと言うことを考えると、とても良心的な宿屋なのである。


「行ってきます!」


「行ってらっしゃい!」


朝ごはんを食べるとカナに見送られて宿を出た。


「今日も薬草採取の依頼を受けるか」


今日も昨日に引き続き薬草採取の依頼を受けることにした。だが今日は冒険者ギルドに寄らずに直接薬草が生えている森へと向かうことにした。薬草採取の依頼はFランクなので事前に依頼を受ける必要はなく事後報告で大丈夫なのだ。


「それじゃ気をつけろよな」


門兵に冒険者カードを渡し街の外に出る許可をもらった。


「今日は昨日と違うとこに行こうかな」


僕は薬草を採取する場所を昨日採取した場合とは反対側のところに向かうことにした。


「そろそろいいかな?《採取》」


辺りを見渡して程よく街から離れていることを確認すると《採取》の呪文を唱えることにした。今回は昨日と違い薬草だけに反応するのではなく魔力を持つ草に反応するようにして発動させたのだ。


「《採取魔法》って便利だよな~」


実は昨日夜ご飯を食べた後に《採取魔法》を試していたのだ。その結果《採取》では一つに限定しなくてもある程度なら大丈夫なことに気がついたのだ。後《保管》の呪文にも気がついたことがあり、物しか入れることが出来ないことと入れた物は時間が止まることなんてことはなかったけど《保管》の中は時間の進みがゆっくりなことがわかったのだ。


「うわぁ、たくさん反応がある!頑張って採取するか!」


《採取》の範囲が魔力のある草にしていたので昨日よりも一段と多くの反応があった。それはもう数えるのが嫌になるほどだ。


「ふぅ~腰が痛い~」


薬草を採取する時は腰を曲げてじゃないと取ることはできない。そのためずうっと腰を曲げていないとダメなので痛いのだ。一つ一つ取るたびに体を伸ばしてもそれでも少しずつ蓄積していった。


「これぐらいでいいかな?」


まだまだ《採取》には反応があったけど今日はもう切り上げることにした。日が暮れそうという理由もあるけどやっぱり何よりも腰が痛いと言うのが大きかった。


「それじゃ帰ろう!」


取った物は《保管》の中に入れていて帰ろに荷物を持たなくていいと言うのはとてもありがたかった。改めて《採取魔法》が便利だと思った。


「今日も採取して来ました!」


「はい!それじゃこのトレーの上に乗せてください!」


無事に街へと帰ることができそのまま採取した物を納品しに冒険者ギルドへと向かった。そして昨日と同じくトレーを渡されたのだが今日は昨日と違って…


「すいません、もう2つトレーを用意してもらっていいですか?」


「へ?か、かしこまりました!」


昨日でトレーは一杯一杯だったのに昨日よりもたくさん採取して来た今日はトレー1つでは足りないのでもう2つほどトレーを用意してもらうことにした。トレーを用意して欲しいと受付嬢さんにお願いした時は「へ?何言ってんの?」見たいな顔をされたけど一瞬でいつも通りニコニコした笑顔にを浮かべながらトレーを用意してくれた。

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