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まっとうな人生を  作者: トースター
第1.5章
46/51

Everlasting On-line 5

インターシップがつらい…

まず10km自転車こいで、6時間労働、最後にまた10kmサイクリング……

インドアを舐めないで頂きたい!

 どうにか時間ギリギリで再び東の広場に戻ると、クロガネたちは既についていたようで、こちらに向かってきた。


 「シフォンさん、心配したっす。さぁ早く、みんなの前に行きましょう!」


 クロガネに誘導されながら、先ほど上った同じ民家の屋根に上る。


 「みなさん、おまたせしたっす!」


 クロガネが大きな声を上げると、1回で皆が静かになり、こちらを向いた。やはり皆にも、クロガネの見た目とのギャップが効いているのだろうか。


 クロガネに向いていた視線がだんだんと横にいる私へと向けられる。


 「皆さん、お待たせしました。少しの間、私の話を聞いてください」


 ここから、若造である私を信頼させないといけない。


 「現在、私達はこの《EO》の世界に閉じ込められています。しかも死に戻りが出来ません。そんな中私は、いえ私たちは」


 早めに本題を話すことが重要だと聞いたことがあった。


 「物語を進め、《EO》を攻略します」


 皆がざわめきだつ。まだ予想通りだ。


 「具体的には、私達のギルドホームのある第17の都市『アルカンジュ・スィエル』に向かう。運営の言う通りならそこに行けば、β版の時のステータスや武器が戻ってくるはずだ」


 ざわめきは収まらない。


 「もちろん、死ぬ危険が無い訳ではない。しかし死なないためにも私たちは進まなければならない!なぜなら……」


 「なぜなら、この世界ではプレイヤーキル、PKが可能だからです」


 ―――――――――――――誰かが息をのんだ音が聞こえた


 「それを行う者たちが居るのは、皆さんご存知の通りです。彼らが居る限り、町の外では安全なところはありません。しかし、生きていくためのお金を手に入れる過程で、町の外にでなければいけません。その時、自分の身を守る力が無ければやられてしまいます」


 「私たちは自分たちの身を守るための力が必要なのです!」


 私には皆に隠し通せない事実をもっていて、その機会は今だと思った。


 「実は、既に私たちのメンバーの1人が消息不明…いえ、おそらく無くなりました」


 「彼は高レベルの敵が生息するエリアへ単独で進んでおり、私が向かったときには遅かったです」


 「この世界では力がものを言います。私は彼を救えなかった。だからせめて、彼が教えてくれたことを忘れません!1人では何も守れませんでした。ならば2人ならば、3人ならば、ここにいる全員ならばどうでしょうか。」


 「皆さん。どうか私に、力を貸していただけないでしょうか!!」


 頭を下げる。現実世界でここまでしたことがあっただろうか。


 またざわめきが起こり出す。そんな中、1人の男性が私に問う。


 「あんたの気持ちは分かった。だが力を貸すとして、具体的にはまず何をするつもりだ」


 私を品定めようとしている。家族にさえ相手にして貰えなかった私を。


 「まず、このまま第2の町へと向かいます」


 ざわめきが大きくなる。それはそうだろう。そこに向かうには


 「あんた、まさか廃鉱山のエリアとそのボスを忘れた訳ではないだろうな?」

 「はい、しっかり覚えています。Mobモンスターの最高LV8 最深部にいるオークジェネラル、Lv15」


 私がLv4。いや、ここに居るメンバーのLvの最高が4というべきか。


 「お前は俺らを殺す気か!!」「ふざけるな!」


 あちらこちらから異を唱える声がする。


 「心配ありません!!………むしろこの状況がチャンスなのです」

 「あんた、正気か?」

 「確かに廃鉱山のモンスターは私たちよりも強い。しかし彼らは最高でレベル8。たとえこちらがLv1だったとしても、こっちから仕掛けない限りは攻撃してきません」

 「確かにβ版ではそうだった。しかし現在もそうとは限」

 「私は!…先ほど1人で自身より高レベルのエリアへ向かいましたが、少なくともLv10を超えるモンスターからの攻撃はありませんでした」


 私は嘘に近い言葉をつかう。既にβ版とは、違う、更なる脅威(:化け物)を知っているのに。


 「……だがボスはどうする?」

 「オークジェネラルのいる廃鉱山最深部はただっ広い円形のフィールドになっています。そこで私が戦います!スタートダッシュ特典で5レベルまでは同じフィールド上の仲間全員が通常の2倍の経験値が貰えるはずです」


 「Lv4でLv15を?」「そんなの無茶だ」「やはり冷静ではないんじゃないか?」


 「私たち『天地雷鳴』は魔法系ギルドです。それを崩しては、これまで積み上げてきた有利に進められるものを無駄にしてしまいます。だからこそ、皆が安心して魔法を描ける盾があるのだと、この戦いで証明します。奴の戦闘パターンは熟知していて勝算が無い訳ではありませんが、もし私が駄目だったら逃げて貰っても構いません」


 「それでもこのギルドマスター、シフォンの力に不足ありとここで言うものは、今からで相手をしましょう!!」


 私は皆に問いかけた。


 「これまで私の負けた姿を見た者はこの中にいますか?」

はーい、作者と読者様が見ましたよ!

さきほど化け物にやられてましたよね?ww

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