↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女様は物理型でした。  作者: シマテル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/2

魔女なのに2

ドスッと、音を立て木に止まったそれは矢だった。

「全く、人の住処に無断で来るなんて、あまりに無礼がすぎるんじゃないかー」

森に響くように声をあげるも、かえってきたのは静寂。

ため息を吐きながらも、矢を木から引き抜く。

「魔術の残留がない。となると、ただの弓兵かもしくは───────」

次の瞬間、アルカの影に別の人影が重なる。

「もらっ───────」

「もしくは、冒険者のパーティか」

その人影の正体は剣士の赤髪の青年だった。

既に振りかざされた剣。

アルカはそれを矢先で軽く受け止めつつ、右に流した。

「なんの用かな」

「……話す必要は無い! この悪魔め!」

「悪魔……ねぇ…」

アルカは軽く頷くような仕草を見せながら、剣士から目を逸らす。

「お前を殺せば、俺(・)達(・)も一躍有名になれる」

「たかだか、その程度の理由? しょぼい」

「お前だって、富と名誉のために沢山殺してきただろうが」

「……何も知らないくせに」

アルカは走り出す。

向かう先は剣士の懐。

近づけば、致命傷になりかねないと、普通は考える。

「血迷ったか!」

パンッと、乾いた音が森に響く。

アルカは剣士の目の前に来た途端に猫騙しをしたのだ。

剣士が目を閉じ怯んだ瞬間、少し離れたところで光が反射した。

視界にそれが入った瞬間、一歩後ろへ下がる。

すると、目の前を矢が通過して行った。

「二人目見っけ」

「こっちに集中しやがれ!」

「なら、出てきなよ」

「何が!」

「君、一人で来てないでしょ」

「……」

「沈黙は肯定と受け取る」

剣士は息をつく間もなく、連撃を叩き込んでくる。

息を切らさないアルカに対し、剣士は既に虫の息。

武器を振り回しているというよりは、武器に振り回されている。

武器もあまり良いものではないし、防具も安い革製。

この剣士、金が無いか初心者だと、アルカは思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。