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無価値なモノ

だれもがふと思ったことだろう。こんな力があったらなと。

過去に戻りたい、女を侍らせたい、カッコイイ力を手に入れたい、王様になる力が欲しい、これらは在り来りな願いだがどれも素晴らしいものと言えるだろう。


でも、僕はそう思えなかった。いや正確に言えば思ったことはあった、しかし、ある日を境に思うことは無くなったのである。


そんな僕は、普通の高校生!人畜無害でテストも平均くらいで青春を謳歌しているものだ。


しかし、まるでこんな事では満足が出来ないと思っている自分がいる。でも楽しい、不思議な感性だ。


こんな時間が一生続けばいいのになと思ったある日...


「ここ、どこだよ...」


ふと目を覚ましたその瞬間、現代とは思えないほど美しく、壮大で、狂ったような世界がそこにはあった...


なにを言っているのか分からないだろうが、この景色を形容するならば、歪みまくっていて背景も混沌としている、しかし、そこには儚くも散っていくような可憐な花の形をした美しい森のような姿なのだ。


「ようやく、来ましたか...」


目の前の美人?いや、美魔女と言うべきだろうか、しかし、どこからどう見ても人間には見えず、人型だが、天使と悪魔の翼が繋ぎ繋ぎに広がっていて網のようなモザイクのようなものがかかっているが、頭では、その体型、その体、顔が認識できてしまう。


気持ち悪い


【なんだお前、ここはどこなんだ?そもそもお前何者だよ】


そうまるでテンプレのような用意された言葉が口走ったと思ったら、言葉にはでず、脳内で耳鳴りのするように自分に聞こえてきたのだ。


「あぁ、耳が、脳内が痛てぇ!」


吐き気を感じているが、いざ意識すると感じても出てこない気持ち悪い感覚を100倍にしたような気持ちとなり、不愉快極まりない!


彼女はこう言った


「あなたは、昔を覚えているでしょうか?」


「自分は経験した事が無いはずなのに、あたかも自分はこの事を知っていて、デジャブのようなものを感じることを」


なぜだか、そう言われて頷いてしまう。

しかも、こんな現実でも、夢でも、二次創作でもありえないような景色を見ても、内心では、「こんな事もあったな」と思う自分がいる。


「それが、なんだって言うんだよ!!!」


そう怒鳴りつけるように言うと彼女は快楽を包んだような声で語る。


「今日を持って、あなたの人生は始まりを迎え、終わりを迎えるための旅とかすだろう。」


「汝が思いしその心、我が捧げしその体、しかと目に焼き付け、そして、永劫をもたらす鍵となるだろう...」


その言葉を口にした刹那、身体から精神へと、吹き出すように「力」が感じられ、ダムが決壊したような鳥肌が立つ。

一種の快楽だろうか、思わず気分が高揚し、ダンスを踊りたくなるような、さっきと比べて実に愉快な気分と言える。


すると、僕の脳内に大量の情報?のようなものが流れ出た。

このままウイルスに侵食されるのではという勢いで貪り尽くされ、そのまま意識は堕ちて逝った...


時間が経って目が覚めた...

しかし、その時には...


「あぁ、そうか、そういうことか」


目が覚めた時には、彼女の記憶があった、彼女の目的も、なにをしたかったかも、全てを理解した、いや、理解してしまった。私は、「最強で最凶で最狂」に成ってしまったのだと。


彼女の心は、紅涙に支配されたかのような、悲壮の子と言える。


「さて、どのようにすれば良いか?」


今、自分には人間には無い力がこの中にある。

正直、手放したい力だ、今把握できる力だけで、「次元操作」「輪廻転生」「修羅道」「支配」「完全耐性」「身体操作」「ステータス変化」「種族変更」「不可能支配」「法則支配」「全知全能」「情報操作」「生成」「災害支配」「混沌支配」「人心掌握」「運命共同体」「破滅天」「創世」「永劫回帰」「机上の空論」「無限の加護」「剣ノ天」「風神雷神」「オーバーロード」などがある。


まだ、名前しか分からないが、大体は予想がつく。

どうせ、能力も増え続けるのだろう。

ひとまず、今いるこの世界について知るため、「情報操作」を使ってみることにしよう。


「なるほど、この世界は、魔法の世界か」


【魔法の世界】世の中に魔法と呼ばれる力が蔓延り、自由に行使する世界らしい


「今使った、「情報操作」と、パッと見た能力達についてまとめてみるか...」


【情報操作】

能力・・・対象としたモノの情報を知り、知っている情報を操作できる。

使い方 例

1.戦闘中に敵に対して本物と嘘の情報を与え続けてショートさせ廃人にする。

2.嘘の情報を植え付ける


【次元操作】

能力・・・あるゆる世界に干渉、歪みを与え、意のままに司る、この世のあらゆる「前提」を無駄にする力。

使い方 例

1.次元界を歪め、相手を閉じ込め、藻屑にする

2.他者を別次元に閉じ込める

3.空間を斬り、防御貫通の絶対不可避の攻撃を与える


【法則支配】

能力・・・現状ある法則に対して、新しい法則を作り出す。

ただし、デメリットとしてオーラを大量に使い、自分に有利過ぎると消費が増え、相手と自分に対してお互いに有利ならば消費が少なくなる、面倒くさい能力だ。

使い方 例

1.契約の無視

2.物理法則を捻じ曲げて無力にする

3.誤作動を起こす


【修羅道】

能力・・・戦えば戦うほど強くなる。殺すことだけを考えたような力


【生成】

能力・・・この世にある物質・元素などを使ってできるものや理論上でもありえない物を生成できる。

使い方 例

1.この世にはない、毒を生成する

2.性質が真逆な物質をつくる


【オーバーロード】

能力・・・セカイの完全なる上書き

使い方

1.そんな人間はいなかった!

2.生物創世

3.合成


こんな感じでいいだろう。

1つ1つが強力だが、リスクもある【法則支配】知識が必要な【生成】など、最強とは言っても一筋縄には行かないものだ

一見するとチート能力でも知識がないと使えないとはこの事である。


「さて、ステータスについて見てみようか」


【ステータス】 【通常形態:出力0.000000001%以下】


名前 【不明】

性別 【男】

身長 【166cm】

体型 【普通体型】


攻撃力【計測不能領域】

防御力 【計測不能領域】

素早さ 【計測不能領域】

知識 【100】

器量 【計測不能領域】

運 【\(^o^)/】変更不可


魔力 【計測不能領域】

オーラ 【計測不能領域】適正率 【0%】


総合戦闘力 【計測不能LEVEL ZELO】


・・・ぶっちゃけ理解できねぇ

運のステータスとかふざけてるだろ

計測不能ってなんだよ

オーラって分からねぇしな〜


・・・ふと頭に知識がよぎった。

オーラ・・・生物が持つ当たり前の力、火事場の馬鹿力とも言われることもあるが、使いこなせるものはかなり強い

適正率というものがあり、修行によって上げる事が可能

全てに対しての合計で100%まである

ポケ〇ンの努力値のような感じ


例 火 20% 水 30% 雷 50% 合計100%

まれに、もとから↑のような適正率を持つものがいるが、それを才能と呼ぶ

ステータスに適正率と書かれているが、あれは、あとどのくらいまで適正値を上げれるかの値


例 0ならあと100%が残っている

100%ならもう限界


「なるほど、大体分かった」


「しかし、名前が無いな、頭から抜け落ちたような感じだ」


しょうがないしあの悲壮の子の名前でも使うか...


「今日から、私は、雫」

姫神(ひめがみ (しずくと名乗ろう!」


〈ステータスに変更がありました、これより個体名を姫神 雫と登録致します〉


頭に流れてきたが、この際どうだっていい。

これから私は旅をしないといけないらしい、あの悲壮な子の目的を果たすには...


ボケ〜っとしていると制服を来た白髪の女の子が来た。


「ちょっと〜、こんな所で貴方何をしているの?」


こう聞かれるとなんと答えるべきか、陰キャにはわからないが適当に答えよう...


「私は、ここで旅をしていてね、いつの間にかこんな所まで来てしまったのだよ。」


そういうと


「ここは、危ないことを知らないの!?早く学園都市に来なさい!もうすぐ夜になるわ!」


そう言ってから、直ぐに大型のようなバイク?が魔法陣から出てきて、それに乗らされた、まだ、名前も知らないと言うのにだ。

物凄いスピードを出している、ざっと時速2000km程か?


「ところで、あなたの名前は?」


そう、私は聞いてみた、もしかしたら自分の彼女の世界観の違いのせいで差別されるかもと思い、変な名前を名乗らないようにするためだ。


「まだ、自己紹介をしてなかったわね...」

「私の名前は、アル・ティマリア、ティマリア家の貴族で、魔法学院 ヴァスカヴィレの生徒よ!」

「私が、名乗ったんだし、あなたの名前も名乗って頂戴!」


「失礼、私の名前は シズク・ヒメガミ、旅をしているもので、一応男だ」


・・・へ?

ちょっとまって、この子男!?

どう見ても、私よりも、肌が綺麗で白く、顔も13歳のような女の子なのに男なの!?

まって、もしかして、ショタ!?はぁ〜可愛いじゃな...


「一応私は、17歳なので、対応にはそのような対応をしてもらえると有難い」


・・・なんか、危機感が...

【人心掌握】の能力を使わなくても感じたあの

犯罪者特有の危険な感じが身に染みたぞ...

こいつもしや、いや言わないで置こうか...


「あ、あらそうなのね、ごめんなさい、少し驚いて」


「あっ!もう少しで学院に着くわ!」


そういうと、彼女のバイクの速度は3倍以上に跳ね上がり、そして、空を飛んだ!


飛んだだと!!

まるで、男のロマンを詰め込んだような見た目なのに、速度も高ければ、空も飛べるだと!!

最っ高じゃないか!!


そして、重い音を発しながら到着した。


すると彼女は門の目の前に立って...


てか、門デッッッッカッ!!

現実離れしすぎて、天空まで続いているのではと錯覚を起こすくらいデカイぞ!


「ようこそ、魔法学院 ヴァスカヴィレ へ!」

「ここは、世界で最も有名で、最高峰の学院よ!!未来永劫あなたを歓迎するわ!!!」


そう言われたので、私は足を踏み入れた...


この最初の旅で、このくだらない力を放棄出来るならばいいのだが、だが、この世界が今は楽しみで仕方がない!!

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