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Come back to the moon water  作者: 白古賀
Chapter4 <See you goodbye,>
40/45

4-5

 短くも濃い、色鮮やかな時間だった。

 そしてそれは、過ぎてみれば一瞬だった。

 その一瞬で、キラナのあらゆるものが変わった。


 彼から受け取ったものは、少しずつ、しかし確実にキラナに変化を与えた。

 それらを全て自覚し、全てが繋がったのは――皮肉にも、彼にさよならを言った後だった。


 だが――あの日々に戻ることは、二度とできない。

 今できることは、ただ――終わらせることだけ。

 

 暗い水底に何があるのか、キラナにはわからない――きっと、誰にもわからないに違いない。


(ああ……刻が終わる……)


 水底に深く潜るにつれて、キラナの身体は少しずつなくなっていく。

 湖の深い闇色の水に溶かされて、身体の輪郭が曖昧になっていく。

 そして彼女の体は湖に沈み――すべてが泡となって弾けて消えた。

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