↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽り聖女と悪役令嬢  作者: ユキア
公爵との関係

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/29

浄化


「来たのね!」


「当たり前だ!」

リヒトがそう答える。

「あら、この間のおチビちゃんも一緒なの?」


「誰がおチビちゃんだ!」


公爵は怒り心頭で怒る。


「グラスはどこだ!」


「ここよ?」


グラスは括られいる。眠っているようだった。


「「グラスを離せ!」」


公爵とリヒトが、そういうとマリーはイラついた。


「なによ、こんな小娘、一人どうなろうとべつにいいでしょ?」


「そう言う訳にはいかない!」

「どうでもよくなどない!」

リヒトも公爵も引かない。



「な、なによ!この女が、そんなに大切なの?!」



「当たり前だ!」

「そうだ!」

公爵の後にリヒトも対抗する。

「わかった!殺してあげる!」


「「?!」」


マリーはグラスへとナイフを突き立てようとした。それをルークが止めようとする。だが、それは

「気づいてないとでも?!あんたが移動済みなことぐらいしってるわよ!」


ナイフはルークへと向かう。だが、ルークの方が上手だったらしい。マリーのナイフは吹き飛ばされる。


「!?」


その隙にルークはグラスを助け出した。



「許せない!許さない!許さない!!」


「諦めろ!マリー!」


「リヒト、あんたも死ねばいい!!」


マリーは今度は禍々しい光を放とうとする。


「!」


当たれば即死である。


「皆!逃げろ!」


リヒトがそう叫ぶとルークは公爵をリヒトはグラスを抱えて走った。


「まずはあんたからよ!リヒト!!」


そうして闇の光が解き放たれる。


「!?」


「うっ」


リヒトが気がつくとグラスが、それをバリアーで防いでいた。


「くそっ!!死ねぇ!!」


闇の光の威力が強くなる。だが、グラスは引かない。


「グラス!もういい!逃げろ!」


リヒトがそういうがグラスは聞かなかった。


「大丈夫です!!」


バリアーが割れてゆく。


「グラス!」


バリアーが割れて、今度はグラスが光を放つ。その蒼い光は闇の光を押し返した。マリーは逆に光を浴びる。そして、跡形もなく消えた。


「グラス!大丈夫か?!」


「はい。」


「マリーはどうなったんだ?」


「浄化の光を浴びせただけなのですが……私、やってしまったんでしょうか?!」

グラスは自分のしてしまった事に震える。

「大丈夫だ。」


「え?」


「マリーは消えた。死んでない。」


「えと、つまり、あの身体は作り物だったと?そして、浄化の力で魂が浄化されて肉体とともに消えた、ということでしょうか?」


「お前がそう思うならそうだ。」


「……」


「グラス!怪我はないか?!」


「アルト様!アルト様こそお怪我は?」


「大丈夫だ。」



こうして、魔女マリーは消えた。それから公爵は王都へと戻る。マリーの恐怖のない、平凡な日々が訪れたのである。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。