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3話
「おかしいんですよね。全裸の女の子がベッドにいたのに、こう…むらっと来なかったというか…理性が勝ったんですよ」
「いや、お前。寝てる女の子襲ったら、それは問題あるからな…仕事柄余計にな」
西原が笑いながら言うと、呆れたように山上が言った。冬四郎は少しだけ、耳を赤くしてうんうんと頷いていた。
「まぁそうなんですけどね」
はぁーっと長い溜め息をついた西原は、焼酎を呑み干して新たにお湯割りを作っている。少し自分でも、ペースが早いかなと思ってはいたが、呑まずにはいられない気がしていた。
「そんなに…呑んでたのか?」
ずっと黙って呑み食いしていた冬四郎が、ようやく口を開いた。血の繋がりはなくとも、妹のそういう話はあまり聞きたくはないのかもしれない。
「そんなには…体調悪かったってよりたぶん、疲れですね。あっちこっち回ってたみたいで長距離運転したりしてたみたいなんで」
「で、どっちが誘ってどういう事があったのか報告して貰おうか」
冬四郎が露骨に嫌そうな顔をしたが、山上は少し酔ってきたのか楽しそうな顔をしていた。




