表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
49/718

2話

どんな顔して会えば良いのか分からず、だらだらとシャワーを浴びていたむつだったが、だんだん暑くなり出た。バスタオルをキツく巻いて、ドライヤーで髪の毛を乾かした。髪の毛を乾かしながら鏡を見ると、目の下に隈が出来ていた。寝起きで、素っぴんで隈がある顔を見られたのかと思うとそれは単に恥ずかしかった。


髪の毛が乾くとむつは部屋に戻った。西原はベッドに横になっていた。起き上がらないのを見ると、もしかしたら寝ちゃったのかと思い、むつはそっと顔を覗きこんだ。


「先輩?」


「起きてる…早く服を着ないと、また襲うぞ?あそこにあるから」


西原の指差した方、ベッドの隅に軽く畳まれた服が置いてあった。むつは頷くと、そそくさと下着を身に付けた。


シャツのボタンを止めながら立ち上がり、振り返ると西原と目が合った。


「良い眺めだな。ってか、お前ダイエットしたってわりにシャツがキツそうじゃ…あぁ、おっぱいデカくなったんだな」


「見ないでーっ‼ばかっ」


むつはバスタオルを投げたが、西原はめげなかった。むつが着替えている様子をにこにこと見ていた。


「もぅ‼先輩も着替えなよ‼置いてくよ‼」


「お前より着替えるの早いと思うけどな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ