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3話
大きな門の前に着いた頃には、西原は肩で息をしながら、うっすらと額に汗をかいていた。守衛に名乗るにも、息が上がっていてなかなかすんなりとは言えず、守衛に不審な顔をされた。だが、身分証を見せ、歩いてきたのだと伝えると笑いながらも部外者がつけるようの札を渡され中に入れて貰えた。
札を首から下げて、広い敷地をどこから見て回ろうかと考えた西原だったが、先ずはシスターが死んでいた場所からだなと思い教会の方に向かっていった。
広大すぎる敷地には、校舎に体育館に寮に食堂に教会に植物園などと色々な建物がある。それも、建物と建物の間隔は十分すぎる程に開いている。
西原はきょろきょろと見回して歩きながら、生徒が誰も居ない事に気付くと、今は授業中なんだなと思った。校舎の横を通りながら、西原はむつも今頃は勉強中なのかなと思うと、少し面白く思えた。どんな授業してるのかと気にもなるが、保護者でもないし見学するわけにはいかない。西原は真っ直ぐ前を見て、教会に向かって歩いて行く。




