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牛丼屋での出会い
抒情文芸2019年春季号入選作品
初めての入選作です。ギャルとリーマンがギャルの友達の恋人を探して探偵ごっこする,年の差恋愛の物語です。ギャル風の絵をつけていますが、難しかったです。選者は直木賞作家出久根達郎氏でした。
「牛丼並、たまご、みそ汁。」
金がない時の強い味方、牛丼。そうでもないか、普通に肉が好きなだけか。僕は、単語でほぼ会話している。
瑠璃と会ったのもこの店だった。こうした店には、めずらしいと言っては何だが、若くてかわいい子だった。
「大学生なんだ。」
「そうだよ。」
「どうして牛丼屋で働こうと思ったの?コンビニとかカフエとか、ファミレスが定番だよね?」
「うーん、なんて言うかなあ、大した理由無いんだ。子どものころは、牛丼が御馳走だったからかもね。」
瑠璃とは家が近い、それも偶然だった。偶然が多い、考えてみれば自分の人生も偶然が多かったかも。
大人の世界を扱っていますが、性描写はありません。




